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忍野釣行記 2000.08.15


 
忍野の水は冷たかった!
 
 釣行日   2000.08.15  時間  8:00−19:00
 場所  ホテル前からS字  天気  雨のち曇り
 気温  21−18℃  水温  13℃くらい
 水況  平水  対象魚  ニジマス、ヤマメ、イワナ、ブラウンなど   
 ロッド  Free Stone FV833P  リール  MARRYAT MR7A
 ライン  DT3F  ティペット  6X、7X
 フライ  MSC、ヒゲナガラーバ、EHC、アントなど  釣果  なし 

● 雨の忍野でダイビング?

朝6時ちょうどに駐車場に降りて行くと、pelicancreekさんが愛車ランチアで待っていた。一見普通の車だが落ち着いた雰囲気がある。早速荷物を積み込み忍野に向かうことにする。東名は早朝にもかかわらず車が多い。帰りはまた渋滞かもしれない。まあでもこの前ほどひどくは無いだろう。と... 御殿場の近くで雨がぱらついてきた。忍野の方にも雲が広がっているように見える。

8時に忍野に到着。自衛隊橋から見ると人が少ない。7月から朝は人が少なめで、おまけに今日は雨までぱらついているせいかよけいに少ないようだ。フィッシャーマンズテラスに車を止めすぐに仕度してホテル前に入る。pelicancreekさんは流れ出しに、私はプールの方にそれぞれ向かう。プールの一番奥を除くといつもより見えているマスの姿が少ないようだ。流芯から向こうにしか見えない。

いつものMSCを流すがマスが寄ってこない。前回反応が良かった新作のニンフにも今日は反応がいまいちだ。このニンフは場所によって反応が違うようだ。あたりがないうちにそれは起こった。フライをピックアップしラインを回収しているうちに、足がちょっとすべり体が前に傾いた。足を踏み変えてバランスを取ろうとしたが遅かった。体が一瞬浮き... ドボンッ... えっ??落ちちゃった... 水の冷たさに自分がおちたことがようやくわかった。どうもマスの反応が良くないのに熱くなって、Cabela'sのシューズが滑りやすく立って岩も雨で滑りやすいのを忘れていたようだ(苦笑)いっそのこと忍野のマスに私の華麗な背泳ぎを見せてやろうかと思ったが、すぐ横にフライマンがいたのを思い出して止めた。

水は胸まであり以外と深いと言う印象だが、早く上がらないとポケットの財布から何からびしょ濡れになる。ロッドは... 反射的に手放したようで岩のところに引っかかっている。その岩に手をかけて体を引き上げて登ると、さすがにちょっと気持ち悪かったがそう寒いほどでもなかったので、そのまましばらく釣りつづけていた。が、今日のマスは水よりも冷たくて振り向いてもくれない。仕方なくpelicancreekさんに車のキーを借りてフィッシャーマンズテラスに戻り、旧ホテルの玄関の軒先で濡れたレインウェア、ベストを脱いでいると、レストランのオバさんがやってきたので事情を話し近くの洋品店の場所をとりあえず聞いた。が、pelicancreekさんの車のシートを濡らす訳にもいかないと思ってるうちに、友人のO君が登場。川に落ちたことを話すと自分の買ったばかりのレインパーカをシートにひいて車に乗せてくれた。感謝、感謝だ!O君の車で買ってきた下着、とジャージに着替えてそのまま釣り場に復帰。O君と一緒にまたホテル前から釣りあがる。

● こんな日はドライ?

金田一の先でpelicancreekさんと合流し、紹介をすませたあと思い思いに釣り始める。が、やはり反応が良くない。pelicancreekさんはすでに何匹かゲットしていたようだ。今日はドライがいいのかな。良く見るとアカマダラらしいのがちらほらとハッチしている。

O君はと見ると、金田一の浅瀬でヒットしたがランディングに手間取っている内にばらしたという。前回もそうだったけど、彼はいいところまで行くのにつめが甘い。忍野ネットが無いのが一番痛いところか。横についてアドバイスしてあげたいが、今日はその余裕が無い。pelicancreekさんが先に行ったようなのでO君と二人で釣りあがるがドライに出るもののヒットまで持ち込めない。いや一度はヒットしたが狙ってたマスのしたから別のマスがフライをくわえたので、大合わせになり切れてしまった。修行が足りんなぁ。

S時の手前でpelicancreekさんに追いつき、聞くとすでに数匹ゲットしたと言う。さすがだ。時間は2時。そろそろお腹が空いてきたので3人で駐車場に戻るといしいちさんが待っていた。彼も何匹かゲットしていたようで、ストマックを見せてもらう。コカゲのニンフとミドリカワゲラモドキのアダルトに混じって、大きなニンフが入っていた。何だろう、フタマタマダラかなという話になったが、家に戻って水生昆虫フィールドノートを見るとそれらしい色をしていた。いしいちさんの採取するストマックハイツも参考になる。

コンビニで買ったお昼を食べた後、いしいちさんとpelicancreekさんは上流に直行、私とO君はまたホテル前から釣りあがることにする。雨は何とか上がっている。O君に1匹釣らせてあげたいが、何せ自分がまだノーヒットなので余裕が無い。今日はやはりドライかなと思い、金田一の先でフライをアカマダラパターンに変えるとそこそこ反応が良い。でもフッキングしない。水に落ちてツキまで落ちてしまったかな。いやいや集中力が足りないだけだ。

その後テニスコート裏まで釣りあがるがいつものように魚の姿が見えない。でもあとからいしいちさんに聞くと、いつもより多いのではといわれ、やはり集中力が無いのだと反省した。が、なんだか釣れる気がしない。ぶらぶらと流れの様子を見ながら戻ると、雨が上がって水が澄んできたようだ。が、マスの反応はその分落ちてしまっている。

自衛隊橋上流でsammyさんがいつものようにスペシャルフライでマスを狙っていた。話を聞くとすでにブルーギルも含めて数種類を釣っていると言う。彼の話を聞いているうちにやる気が出てきた。そろそろ時間も良いころあいだ。S時でpelicancreekさんの隣に入れてもらい、張り出した枝の下に定位するヤマメらしき魚影を狙う。フライはモドキアダルトだ。1投目から出た。またヒットしない。何が足りないのだろう。ここのマスたちはフライに出ても気に入らないとくわえてくれない。僅かにドラッグがかかっているのか。

● イブニングのハッチの正体は??

イブニングはその先の木の間、いしいちさんの隣に入っらせてもらった。前回と同じく木の下ではもじるようなライズで、多分ケニス。先の流芯の方ではちょっとはで目のライズ。正体は不明。暗くなる前にEHCに1回だけ出たがまたヒットしない。これで何回目だ!pelicancreekさんに様子を聞くとクシゲパターンには反応が無いとのこと。いしいちさんも苦労しているようだ。私もスペントカディス、カディスピューパなど試すが、反応無し。今日はイブニングも惨敗だった。駐車場に戻る途中自販機をチェックしたが、羽蟻#18〜24が沢山ついていて、例のクシゲらしいのが一匹だけいた。結局今日のライズの正体は分からずじまいだ。

帰り際sammyさんから、前回の釣行時のビデオを頂いた。帰ってみてみると彼の釣り方がとても良く分かる。なるほど私はまだまだ辛抱が足りないようだ。また、帰りの車の中でpelicancreekさんから、雑誌にも出ていない裏技を幾つか教えていただいた。うん、確かに釣果に差が出るはずだ。

pelicancreekさん、いしいちさん、sammyさん、どうもお疲れ様でした。私は17日に湯川でのんびりとリハビリしてきます。

O君、いろいろとありがとう。1匹あげるまでもうちょっとだから、これにこりずにまた行きましょう。忍野ネットを持ってね。

今日は雨が降っていたのと完全な「ボ」だったので、写真はなしです。

それにしても、今までに崖から滑り落ちたり、増水した川で流されそうになったりはありましたが、水に落ちたのは初めてです。それも忍野で落ちるとは思いませんでした。皆さん、雨の日は気をつけましょう。