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忍野釣行記 1999.08.16


 
初めての忍野
 
 釣行日   1999.08.16  時間  13:00−17:00
 場所  金田一、温泉裏  天気  曇りときどき雨のち晴れ
 気温  25℃くらい  水温  15℃くらい
 水況  増水、やや濁りあり  対象魚  ニジマス、ヤマメ、イワナ、ブラウンなど
 ロッド  Purist 7’06  リール  Purist 1934
 ライン  DT4F  ティペット  7X、9X
 フライ  ミッジP、MEHCなど           釣果  ニジマス(1) 

● 忍野のマスは噂どおり

12:00ごろ到着し、雑誌やインターネットで有名な忍野で早く釣りたいと気があせるのだが、釣り券を買う場所が分からずしばらくうろうろしてしまう。持っていたポイントガイドを見ると「魚屋」で買えるらしい。地図のとおりに走ると確かに「魚屋」と言う看板が見えてきた。でも肉も売っている。こんな店で(失礼)釣り券が買えるのだろうかと思いながら、店の人に声をかけると普通の釣り券が出てきた。

気を取りなおして、車に戻りふと裏の流れを見るとマスがライズしている。おおっ、忍野のライズを発見。でも人が多くてロッドを振れそうにない。なにより釣れなかったら恥ずかしい。また車でうろうろし富士急ホテルの手前に駐車スペースを発見。車を停めて早速タックルをセットしながら、通りかかった鯉釣りの帰りと言うオジさんから、増水していて危ないから川に入るのはやめた方がいいと言う話を聞き、ブーツにベストと言う軽装で始めることにする。ロッドは子供のために買ったPurist 7’06。軽い気持ちでこれを選んだのがラッキーだった。

駐車スペースの横から流れに向かうと赤い壊れかけた橋が見えた。もしかしてこれが写真で良く見るあの金田一の橋か、と感動してしまう。向こうから歩いてくる2人組のフライマンが妙に釣りがうまそうに見える。うーん、忍野のプレッシャーを感じてるようだ。流れを見るとそこここの木陰のちょっとした反転流で小さなライズがいくつかある。どうしようか考えていると、アーミールックで決めたルアーマンもどきのフライマンが通りかかり、「こいつは取れないよ」と一言。そう言われるとやってみたくなる性格の私は、すぐにHENを結びロッドの先だけ木陰に入れるようにしてフライを流そうとした。が、うまく流れない。第一仮にヒットしても取りこみも出来そうにない。早々にあきらめて移動。金田一から温泉裏では、下流に向かって左岸でライズがかなり見られたが、ほとんどが先ほどと同じようなロケーションばかり。唯一温泉裏の護岸の先に5mほど流せるところで4、5匹のライズを発見。見ると30cm近い山魚女が一回り小さいのを従えている。先の岸からダウンクロスで流せそうだったので、やってみる。バックの木の枝をかわしながら(ここで短いロッドがいかに便利かを発見!!)、まずブラックモア#18から流したが、最初から見切られた。次はパラシュートアントの#19、#20を使うが、これも見切られてヒットしない。パラシュートニンフ#18、フローティングPT#20、PT#20など、すべてだめ。良く見ると、鼻先だけを出すようなライズで、何を食べているか見えない。これはミッジしかないと思い、車にミッジボックスをとりに戻る。

まずはマイクロEHC#22、24。が、反応が悪い。次はピューパ#22をちょっと沈めるが、当たりがとりづらい。ペースト状のフロータントをリーダーに塗るが、べたついてしまいかえって扱いづらくなってしまう。管理釣り場ではあまり良くなかったパラシュートミッジを使ってみる。1、2m流すとすぐにドラッグがかかるが、インジケータのウィングにだけフロータントを塗っておくと、なかなか浮きが良い。クイルボディにはあまり反応がなかったので、Pボディに変えて3投目下から黒い影が寄ってきて反転した。すかさず軽くあわせるとかかっている!!自然河川で始めてのヒット。ロッドも始めてなので慎重に慎重に寄せ、L.L.Beanのネットでキャッチ(これもお初!)。やった!!あれっ、パーマークがない。山魚女だと思っていたのはニジマスだった。23cmくらいのちょっとひれは丸いが、きれいな魚体だ。

このポイントだけに2時間くらいかけたが、ときどき雨がぱらついてライズが活発になったタイミングでフライにマスが出るのだが、なかなかのらない。ドラッグがかかっているのか、合わせのタイミングがよくないのか... 噂どおりの気難しいマスたちだ。

その後鐘ヶ淵堰堤、うすくぼ橋と見て回ったが、堰堤下では落ち込みの白あわの中から山魚女(?)をキャッチしている人がいた。多分PTの小さいのを沈めてゲットしたのだろう。堰堤上のプールでは、ニジマスらしいのが4、5匹ライズしていたが、人が多くて入れなかった。うすくぼ橋下流でライズしている山魚女を見つけたが、前後に1、2m移動しながらで、タイミングを計っているうちに、対岸(右岸)に人が入り、でかいフライ(#16のパラシュート?)で水面を叩き始めたので、狙うのを止めた。でも、頭を叩かれてもライズは続けていたのがすごい。慣れてるのかな?ライズのタイミングも良く分からなかったが、食べてる虫が見えなかったので、やはりミッジと思われる。Pボディで釣れそうだったのに!!

その後、S字、富士急ホテル下などを見て回るが、あまり反応は良くなさそうだった。でも今日はとりあえず、あの忍野で1匹のマスをゲットできただけで上出来だ。