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河口湖、本栖湖釣行記 2000.12.30


 
お待ちかねの河口湖は...
 
 釣行日   2000.12.30  時間  6:00−17:00
 場所  河口湖、本栖湖  天気  晴れ時々曇り
 気温  −8〜2℃  水温  6℃くらい
 水況  河口湖は増水、本栖湖は平水  対象魚  ニジマス                
 ロッド  Precision PR−907  リール  LOCHMOR−X 300、COTAC CR78
 ライン  WF7F、ST8S Type I  ティペット  5X、6X、7X
 フライ  マラブーニンフ、マラブーリーチなど      釣果  見事に”ボ”    

● 最低気温−8度、でもそこは別世界

大晦日を明日に控えた30日に河口湖に行く事になった。まだ年賀状も出してないし、仕事も家に持って帰っているのに何もこんな日に行かなくてもと言われそうだ。でもみなさんの誘いを断ってまで家で仕事をする勇気(?)は私にはない(笑)というわけで、いつもよりずいぶんと早い4時に駐車場からペリカンさんと出発。横浜でもこの寒さだと河口湖はどんなもんだろうと、ちょっと心配になるが、まあなんとかなるさッ。

東名は帰省ラッシュが始まっているのか、この時間から車で一杯だったが、渋滞は無くすんなり御殿場に到着。そこから先も心配していた凍結も無く河口湖までは以外とすんなり着くことが出来た。ただ途中の温度計の表示が−8だったことを除けば。待ち合わせ場所の漁協の駐車場に入り、いしいちさんの車が見えたので挨拶しに車から出ると... 顔が痛い!以前スキーをやっていたころでも滅多に無かった寒さだ。いしいちさんが車の中で寝ているのを見るとなぜかホッとした(苦笑)が、それもつかの間、近くに停まっていたあきもえさんの車に人影が無い。「もうやってるみたいだね」「...(寒いのに)」「...やりますか」ということで、仕度にかかる。すでにハイテク下着を2枚重ねしていたので、あとはフリースを着込んでネオプレーンのウェーダーを履くだけだ。はっきりいってかなり着膨れしていて、できれば写真には取られたくない姿だ(笑)。実は覆面っぽい帽子も買っていたがさすがにまだかぶる気にはならない。

この日のために新調しコイ釣りで試した#7のロッドとシューティングヘッドを巻いたリールもセットし、いざハワイ前に。すでにあきもえさん、おおたさん、やまさんの3人は、朝もやの中湖水に立ち込んでいた。「ライズがありますよ」の声に俄然やる気が出てくる。6人並ぶとちょっと狭いが、私はなんとか端っこに入れてもらいキャストを始める。フライは先週うらたんで大当たりだった白のマラブー。右手の方にライズが見える。2回、3回とキャスト、リトリーブを繰り返すうちにガイドが凍りつく。おおっ、これがそうかと妙に感心しながらキャストを繰り返す。聞こえるのは凍ったガイドをラインがこする「シュッ、シュッ」という音とラインの風切り音だけ。目の前には朝もやに浮かぶ富士山。ここはフライマンだけの別世界だ。

が、あたりが無い。結局2時間ほどライズを探しながらハワイ前で粘ったが、やまさんに1度あたりがあったのとおおたさんがフライと同じサイズのチビをヒットしただけ。どうも気温が急に下がって食いが悪くなったようだ。ライズも虫を食べていたのではなく、跳ねていただけかもしれない。

ところで本当ならここでWindKnotさんが登場するはずだがまだ来ない。あきもえさんが携帯の番号をメールしておいたからということで、別の場所に移動しようと言う事になった。

というわけで、太田さんの案内で浅川に移動。人が少なくて立ち込めるところというわがままな希望どおりの場所だ。今度は6人がゆっくり並んでキャストできる。キャストの下手な私はまだバックを気にしながらフローティングのフルラインを最初使っていたが、底を引いた方が良いかとタイプ1のシューティングに変える。横であきもえさんがキャストしている。シューティングが綺麗に飛んでターンオーバーしている。湯川や忍野で足元を狙っていた姿からは意外な気がするといっては失礼なくらいだ。その向こうではおおたさんも綺麗に飛ばしている。私はと言うと綺麗に飛ぶのは4回に1回くらいだ。しかも飛距離も出ていない。まあ今までは芦ノ湖でボートからの釣りばかりだったから、今はこんなものかな。などと思うと休憩したくなってくる。日も高くなってきて湖岸に座っていると気持ち良い。昼寝が出来そうだ。ペリカンさん、いしいちさん、あきもえさんも上がってきて、ライズがなくなっちゃいましたね、などと話し始めた。

その後しばらくキャスト&リトリーブを繰り返したが、ときどき誰も届かないような沖合いで魚が跳ねるだけで、周りを見ると左手の方にいたダブルハンド軍団もボート釣りの人も全く釣れてる様子が無い。そろそろお腹も空いてきた。またまた相談して、どうせなら本栖湖に行きましょうということになり、昼飯は途中の道の駅でということになった。

太田さんの車を先頭に139号線を走り、道の駅に到着。軽く食べたあと、ペリカンさんからアメリカでガイドからもらったというウーリーバガーを見せてもらう。定番の黒以外に紫など微妙な色合いのがあって、海外通販のカタログに載ってるのと同じだなどと考えていた。案外こういうのが効くのかもしれない。

本栖湖では最初に竜神と言うポイントに入る。竜神をかたどった遊覧船の発着場だ。しばらくやるがヒット無し。次に湖沿いに左回りに少し車で走って、スポーツセンター前に入った。ついてすぐ、目の前の餌釣り師が小さいながらもニジマスをヒット。俄然やる気が出てくる。単純なものだ。

しばらくやってもあたりが無いので、ペリカンさん、いしいちさんと対岸の方に様子を見に行く。いくつかよさそうなポイントがあったが、ダブルハンド軍団がバーベキューをやっていたりで入れない。本栖湖はそれにしてもダブハンが多い。モータボートの研修所のあたりから引き返そうとしたところで、
向かい風の濁りが入った良い感じのワンドがあった。10分だけやりましょうかと湖岸に降りて行き
キャストしていると、目の前で結構なサイズのライズが。十分に届く距離だ。3人とも一気にヒートアップしてキャストを繰り返す。結局暗くなるまでフライをあれこれ変えながらやってみたが、全くあたりなし。ゾンカーも投げて見たが、ウェイと無しだと風に煽られて投げにくい。本栖湖みたいにシャーローが少ないところでは、ウェイと入りも用意した方が良さそうだ。

ところで、駐車場で帰る準備をしていると、すっかり暗くなった道路に白い物が動いていた。ついに出たかと思って「何かいるよ」と叫んでライトをつけると、どうやら猫のようだった。本栖湖はモンスターがいそうな雰囲気も十分にあるが、別の物も出そうな雰囲気もあって一人きりだとちょっと恐いかもしれない。

スポーツセンター前に戻ると、ちょうどあきもえさん達も変える準備をしていた。着替え終わって6人でしばし歓談。おおたさんといしいちさんは年が明けてからすぐにまた来るらしい。はまってますね〜(笑)。私はとりあえずマスの顔が見たかったので、東山湖に行くことにする。皆さん年末年始は釣り三昧ですね。

みなさん、お疲れ様でした。思いがけず本栖湖まで行く事が出来、雰囲気は十分に味わう事が出来ました。おおたさん、いろいろと案内して頂いてありがとうございました。やまさん、小菅に行ったときはよろしくです。WindKnotさん、今回はお会いできませんでしたがまたご一緒しましょう。あきもえさん、いしいちさん、ペリカンさん、忍野の解禁までにはもう一度くらいは行きたいですね。