● 最初は好調

３月は休みが取れないかもしれないといっていた友人Ｏ君からメールがあり、一番天気が良さそうな土曜日に行くことに。彼はここがすっかりお気に入りのようだ。１０時に迎えに来てもらい、途中渋滞もあったが１２時には駐車場に着いていた。ちなみに連休のためか駐車料金を取られた。釣り場を見ると、２月よりは人が少なくなっていて釣りやすそうだ。スタッフの方の話だと、２月よりも活性が上がっていて＃１６、１８のカディスやメイフライにも反応が良いとのこと。

最初はとりあえず１匹ゲットしたかったので、スカッドをつけて受け付け下を流す。すぐにニジマスがヒット。今日は前回と違って調子がいい。下流の落ち込みの下でライズが見えたのでＥＨＣ＃１８を流すと、またニジマスがヒット。もう１度ちょっと違う筋を流すとまたヒット。魚は下に潜っていく。もしかして... 上げてみると白の中に赤い斑点が混じったきれいな岩魚だった。１月に続いて２匹目。しかもドライに出るとはなかなか気分が良い。

さらに下流に移動し、忍野もどきのシビアなライズのあるプールが空いていたので、去年の暮れ巻いておいたフローティングミッジピューパを試してみる。が、大き目のフォームを付けたのもすぐに沈んでしまう。うーん、これは失敗か。マーカーを付けてみる。これはいいかも。マーカーごと沈み波に入ったところで空合わせをしてみると、ヒット。淵尻でフォームをカットして流すとマーカーを消しこんでヒット。どちらもニジマスだが、忍野攻略の糸口が見えてきたかもしれない。ここで昼飯タイム。

●下流は不調？ でも今日２匹目の岩魚も

１４：３０ごろ昼飯を終えて、今度は下流のほうに足を伸ばしてみる。日が翳ってライズがあまり見られなくなったので、沈めることにする。まずはＨＥＮ＃１６を流す。渋いあたりが数回あるが反応が悪い。次は２月に良かったＭＳＣ。これも反応が悪い。やはりＭＳＣは流芯を流すだけでは良くないようだ。ピンクスカッドも良くない。うーん。ビーズヘッドなしでショットをかましてみる。ちょっと反応が良くなったような気がするがヒットしない。最初からビーズヘッドなしの方が良かったかもしれない。

上の方に戻り、プールの下の落ち込みからピンクスカッドを流すとマーカーが止まった。軽く合わせるとヒット。おっ、また下に潜っていく、もしかして... あげてみるとやはり岩魚だった。さっきゲットしたのに良く似てきれいだ。今日はほぼ満足だけど、まだプールの山魚女を攻略できていない。見えない何かにもじるようにライズしているから、ミッジピューパあたりだと思うが、Ｐボディ、ライトスルー、マイクロカディスにも反応しない。そうこうしているうちに暗くなってきた。今日は見逃してやろう。

それにしても、昼飯前と後とで落差の大きい一日だった。日が差しているうちは岩魚でさえドライに出るほど活性が高かったのに、日が翳ってからは沈めてもむちゃくちゃ反応が悪かった。また下流のほうは増水と濁りの影響もあったのかもしれない。やはりここでは日が翳って気温が下がり始めてからの釣り方が課題だ。

● エッグフライって

同行したＯ君は、最初調子がいまいちだったようだが、途中エッグフライでコンスタントにあげていた。彼もなかなか管理釣り場のスタイルが出来てきたようだ。

それにしてもエッグフライはどうしていいのだろう？今日は日が翳ってからはＯ君のエッグフライが一番のヒットフライのようだった。マス類は自分たちの卵（つまりイクラ）が大好きのようだが、養殖魚が卵を食べていたはずが無いし、第一よく見るエッグフライはイクラよりも全然大きい。カラーが良いのかもしれない。オレンジ、ピンクなど目立つ色が多い。材質にも関係しているかもしれない。よく使われるヤーンは水中でふわふわとマスを誘いそうだ。でも納得がいかない。普段食べているはずのメイフライのニンフに反応しないで、エッグフライに反応するとは。でも釣れるものは釣れる、と潔く認めておこう。

Ｏ君、他の人が睨んだのはエッグフライを使っていたからではなく、一つのステータスシンボルのようなものだよ。あそこでは入れこんでいる人が多いから、ついつい釣れてる人を見てしまうんだよ。

最後に、Ｏ君の奥さん、ほったらかしにしてすみません。夢中になると他のことが目に入らなくて。次回はキャスティングと流し方を教えましょう。