日 常 な 日 々
〜飫肥城下祭り〜
(おびじょうかまつり)

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今月に入って初めての休みを使って今日は飫肥城下祭りへ行ってきました。

なぜ飫肥城下祭りに行ったかというと何となくそういう気分だったからです。

かなり忘れっぽい僕でも飫肥城下祭りを覚えていました。

こんな僕でもとりあえず祭りはバッチリです。

 

そういう中で自分の住んでいるところから約一時間四十分、

車で走ったところに、その町はあります。

 

この町に行った僕の印象は、やっぱり城下町という名前だけあって「城下町」というところです。

どういうところが、その「城下町」かというと、当時、城のあった時代の町並みが、

そのまま保存されているから「城下町」という意味で呼ばれていると思います。

実際に行ってそう思いました。

 

僕がこの町で気に入っているのは道の脇にある水路に鯉が飼われている事です。

「この町は水がきれいです。」というのを主張するのに、ふさわしい演出です。

一体、これは誰が考えたのだろうと思うと感動させられました。

「人間の生活には水は切り離せない物で一番大切なもの」

これはいつも忘れないように覚えています。だから、なおさら感動させられました。

 

さて肝心の祭りはどうかというと「色々な祭りを見ることができて楽しかった。」

というのが、かなり率直な気持ちです。特に印象に残ったのが、

 

確かはっきりとは覚えていませんが間違えていたらすみません。

愛知県の犬山からいらしてくれた、からくり人形のがとても印象的でした。

鳥居と何か小屋みたいなのに変わるのが面白かったです。

これは説明を読むよりも、

実際の目で見たほうが良いでしょう・・・・・くどいようですが目で見ましょう。

 

そのあと、それを見終えた後には、

踊りとかわいい子供たちのブラスバンドという流れでした。

 

祭りのパレードを一通り見終えた時には2時はとっくに過ぎていました。

その時にどうしようかと思ってウロウロしていましたが、

この時に表情の柔らかそうな先輩が抱いている白い犬に見とれてしまいました。

するとそれを察したのか、抱いている方が犬を降ろしてくれて触らせてくれました。

とっても嬉しかったです。あの時に、その犬を抱きしめようかと思いましたが、

それもちょっと恥ずかしいので、それはでいませんでしたが触れました。

毛がふさふさしてて気持ちよかったです。

このページを借りて欠かせていただきますが本当にありがとうございました!

 

さて話が横に飛んでしまいましたが、本編に戻ります。

この時まだ食事はとっていませんでした。そこで、食事をとることになりましたが、

食事をするにしても近くのコンビニへ行ってカロリーメイトを食べておしまい、

という方法もあります。時間が無いときはいつもソレですけど、

せっかくここまでのに、それではそっけない。

時間もあることだし近くのお店に行って食事をすることにしました。

 

そのお店は東口と南口にのれんがあります。

今午後2時ごろなので太陽は南南西ぐらいに位置しています。

僕がそのお店の東口に入るときには当然、影になっていました。

僕は、ここの現実の世界も、僕の世界もリアルタイムで動いているのを書くのが好きです。

 

店内の照明はというと、ちょっと薄暗い感じです。

この時刻のせいなのか、西側にある窓の光が丁度良い具合に差し込んでいて、

僕はそのテーブルを選びました。そこは一般のテーブルなので、お花は置かれていません。

なんの変哲の無い、ただの木目調のテーブルです。

 

そこでメニューを渡されたのですが大まかに書くと、うどん、そば、天ぷら、です。

父さんがいたらsimple is best!と言いそうだと一瞬思いました。

僕がその中で注文したのが「飫肥天定食(=おびてんていしょく)」で松と竹が用意されていて、

松竹という二種類の名がつくだけあって値段もそれらしいものでした。

そのお店では、定食でなくても大抵、飫肥の天ぷらがついてきます。

 

このメニューで特に注目して欲しいのが、

天ぷらは「飫肥天」と呼ばれる、ここの地域名である「飫肥」の天ぷらで、これがとても美味しい。

食べたときに驚いてしまうのですが普段食べている普通の天ぷらの場合、

特有の歯ざわりと口の中に広がる天ぷらネタの風味が広がるのが常ですが、

これは違います。

 

ふっくらとした歯ざわりと、この飫肥天_特有の香りが口の中で広がります。

癖はそれほどありません。ただ何度も、もしゃもしゃと食べていると味が出てくるというもので

普段食べている天ぷらとは違う触感が楽しめます。

天ぷらを食べる時にあるネタの歯ごたえも違います。

 

あとは僕の選らんだメニューでは味噌汁があるのですが、これがまた違う。

ただの味噌が広がっているわけではなく、

なんとなく、こう・・・・・浮いているというか・・・・・なんというか。

見た目は、おすましの中に、解けていない味噌が浮いているような感じで、

食すると、どういう感じかというと味噌特有の香りみたいな感じがします。

正直言わせてもらうと僕の舌では良く分かりませんでしたが、そういう印象を受けました。

これはひょっとすると、この、おすまし専用に作った味噌なのかも知れないと思いましたが、

どうでしょう?間違っていませんか?すみません、この点ははっきりしていません。

これに関しては、もう少しお店の人に聞けば良かったと思うと後悔しています。

 

食事を終わらせると、当然ながら清算をすませようとしました。そこで気づきました。

普通どこのお店でもレストランとか一部のコンビニでも、

カウンターの付近にちょっとしたお菓子とかが置かれていますが、

このお店の場合、揚げたての飫肥天を売っています。

しかも憎いことに、それが美味しそうで、あらゆる種類の飫肥天が売られています。

 

そんな中で卵の飫肥天がありました。

食べてみて分かると思いますが、これは人によって個人差があると思います。

これは納豆のような感じで病み付きになる人と、、、そうでない人があると思います。

まだ食べていない方は試してみては如何でしょうか?

 

一応そんな感じで、今日昼食を摂ったところのお店の印象はそんな感じです。

その後は、近くにある資料館を通り、石畳の坂を上って駐車場に停めてある車に向かう時に、

あの時の白い犬を飼っているおじさんが目の前を通り過ぎました。

声をかけようと思いましたが、恥ずかしいので止めました。そして車に乗って帰りました。

 

 

今日行った飫肥の町と祭りを見て、そして食べて、受けた僕の印象はこうでした。

それにしても今日の西日が暑かったです。だから良かった。

寒かったらどうしようと内心思っていましたが今日は天気と人が共に良好な日でした。

 

 

おわり

 

書き始め(日付:平成12年10月22日月曜日)

 

製作:都城市 原田

 

 

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