日 常 な 日 々
〜サボテン天国、本場イタリアのトマトピューレ〜

 

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以前に話にあがってたことで、本当にサボテンは食べれるのかという話題がありました。これをサボテンと言ったら実際にどういった商品があるのか、それを観光、おみやげ、食材として実際に販売しているところに行きました。私が行くときは事前に連絡しません。いつも抜き打ちです。

宮崎県にある鬼の洗濯岩に囲まれている青島から20分ぐらい走ったところに、ドライブインがあります。私は最初そこがサボテン園だと勘違いしていました。

もう潰れたんだなあと勝手に思いつつ丘の方を見るとススキと草が生えていて、あれ放題です。でも駐車場と、ドライブインの施設は綺麗にしてあります。

このまま帰るのもなんだから、売店でソフトクリームでも買って帰ろうかと思い、売店でそれを買って、ちょっとだけ聞いてみることにしました。

「サボテン園は、ここじゃないですよね?」

「ええっ・・・・・。はい、ここから車で40分行ったところにあります。
そこがサボテンハーブ園になります。」と丁寧に教えてくれました。

「潰れたんですか?」なんて聞かないで良かったです。ボンネットにもたれかかってソフトクリームを食べ終わった後、すぐさまサボテンハーブ園に向かいました。

途中で釣りを楽しむ人達も案外多くいらしていましたが潰れた旅館が車内からでも、
はっきり見える残骸が見えました。
そこの看板には確か『南国旅館』とか書かれていたと思います。
そこは、かなり荒れていました。成長期を脱した不況という言い方をするなら、その状態からの観光となると、なかなか経営が巧くいかないのでしょう。
「えーっ!よだきー!てげてげで いいっちゃが!」という言葉が安易に出ないことを祈りつつサボテンハーブ園に到着しました。

なんだか白いのが沢山見えるから、あれはなんだろうと最初は思いましたが、
あれはサボテンの面が太陽に当たって、そう見えているだけです。
白いのが沢山見えるということは、それだけサボテンが多いということですね。
そして丘の上の方に、ちょっとした家みたいのが見えますが、あれはハーブの植えてあるところです。

この場所が「サボテンハーブ園」と呼ばれている理由が、なんとなく分かりました。
中に入ろうとする前に、早速サボテンのが出てきました。
『サボテンジュース』と書かれてます。
なんか生という文字が強調されているだけど気にしていいのか?
そちらにしてもサボテンを絞った感じだから、ひょっとしたら青汁っぽい感じかなあと思いました。

せっかくここに来たのです。ここは飲んでレポートするしかないでしょう。
「頑張れ原田。お前しかいない。」と思いつつ注文。

おばちゃんが生ジュースを出す前に想像してしまいました。苦々しくドロっとしている感じかなあと。
「これを飲む人はいますか?」と思わず聞いてみると「います」という分かりやすい返事が。
なんて分かりやすい返事だと思ったが、それ以上は聞かない事にして、
おばちゃんがカウンターに、レイの生ジュースを置くまで待ちました。
そして待望の(?)生ジュースが目の前に出されました。
それは透明の薄いプラスチックみたいなのに注がれており案の定、緑色で、上には氷が3つ程浮かんでいます。

青汁も飲んだことのない人の大冒険だと思いつつ、それを手にとって、ちょっとだけ飲んでみました。
ちょっと酸っぱくてサボテン特有の香りがします。これがサボテンの香りかあって、この時思いました。

でもさらっとしているので、ひょっとしたら青汁よりは飲みやすくなっているかも知れないとおもいつつ、ちょっと難易度高いかもと感じていたら、
二人の仲の良さそうな女の子が、いつのまにか隣にいました。
彼女達の話を耳にしていると

「色々あるね。」
「アイスがあるー。」
「ほらほら見てー。生ジュースだって。どんなのかな?」
「・・・・・」

ここらにいる、おばちゃんは親切です。またもや説明し始めました。
そこで私もすかさず会話に割り込んで言いました。
「ほらっ。こんな感じ」と言いつつ、手に持っているジュースを見せると、

「アイスとジュースをひとつずつ下さい。」

と彼女らが注文し、二人がレイのブツをもって奧に行って見えなくなると、

 「うわー!!」

という、大きく高いクオリティある声が(?)辺りに響きました。
気のせいか、もう一人の方の笑い声も同時だったような気がします。

そうかそうか。そんなに美味しいか。お前もじっくり味わって飲めと思いつつ、
手に持っているジュースをまた飲みました。
僕はグレープフルーツを常飲してるんで平気のようです。
思えばグレープフルーツっていう飲み物は変わっていて以前苦手だった食べ物が
すんなり受け入れられるようになってました。舌と口が成長したのでしょうか。

その後、サボテンアイスというのがありました。
これはどういうのか、おばちゃんに聞いてみると緑はサボテンの葉で、
ピンクのはサボテンの実のエキスから取ったとか。
食べてみようと思いましたが、さっきのジュースもあることだし、
ここら辺でと思いましたが、ここがネット供給側のつらいところ。
やるしかないでしょう・・・・・ということで「頑張れ原田モード」で食べることになりました。

緑っぽいのは、さっきので懲りたんだから、よせばいいのに、
またもや緑っぽいアイスを注文しました。
こっちは先ほどよりも早くできました。
アイスだから大丈夫だろうと思いつつ食べてみると、

おいしっい〜(^○^=)」~ goooooooooood !!!!!  

さいっこうです!これは、僕からのお薦めリストに入るぐらいのものです。どういう感じかというと、いろんなアイスがあるけれど、こんなにサッパリしたアイスを食べたのは初めてです。


 

かといって、シャーベットみたいな、サッパリ感じゃありません。
色からして抹茶っぽい粉っぽさでもなく青臭さと苦みもなく、
甘さも丁度良い。控えめな感じもでもなく、あまーい感じでもない。

 

もしあなたが、ここ、サボテンハーブ園に来たら僕からのお勧めとして提案します。この配分はここでしか出せないだろうから、是非ここで食べて欲しいです。
あと、そのアイスを食べ終えた後、弥五郎という名のある店がありました。弥五郎というお店は他にも3店舗あるとか、なんとか叔母さんが言ってました。

さて、ここのお店で目についたのがサボテンプリンと、ジャンボサボテンシューです。
そこでシュークリームの方を買ってみました。
生地がちょっと厚め。あと中のクリームは、サボテンシューという名前だけあってか、緑色です。

味は、抹茶が薄くなったような、そんな感じがしました。普通のシュークリームとして違和感無く食べられることでしょう。

あと、おみやげ屋さんに入ってびっくりしたのが、サボテン焼酎です。
これの面白いところは、サボテンの形をした、とっくりになっていることです。
最初にこれを見たときは驚きました。サボテンの焼酎?

他にも、これを一回り小さくした瓶詰めのサボテン焼酎ミニチェア版もありました。こっちは値段がお手軽です。そして決め手はワインなんてものまであります。

 

 

  

ここは、びっくりすることばっかりです。サボテンのコロンまであります。

  

左からコロン、もなか、チョコレート。
 

他にも、サボテンカステラとか、サボテンガム、サボテンせんべいもあります。
もちろん、プリクラと、はがきもあります。つづいて、小物販売とかは、どうかと言うと・・・・・

 

小物記念品販売のコーナー全体。

  

左から、さぼてんギャル。さぼてんベイビーS。サボテンベイビーズ。
サボテンギャルが細いのは、女性のボディを意識してのことでしょうか。

この売店から2階にあがると、すぐ正面のところに見本が飾られてます。
左側にカウンターがあります。食券を買って食事をするようになってました。
その食券を買うところが、階段を登り切った、料理見本の左側にあります。
ここのレストランの営業時間はどうか聞いてみると、

平日午前10時〜午後3時まで。
土日祝日は午前10時〜午後4時までだそうです。(2000/12/17現在)
行く前に、サボテンハーブ園に連絡しておいたほうが良いと思います。


見本を写真に収めたのはサボテンステーキの見本とサボテンフライの二つです。

このサボテンフライの方は今回食べませんでした。
中央に乗っているホワイトソースっぽいのが気になります。

そして、これが現物です。
米、サラダ、スープ、あとは、メインのサボテンステーキ。

サボテンスープの方は、飲むと胡椒とかの調味料の香りがします。その中に入っているサボテンはどうかというと、臭みや苦みを感じさせないものになっていて、ぷるるとした歯触りがします。歯ごたえはどうかというと、こんにゃくとゼリーの中間みたいかな感じです。サラダの方は、案外、くせのないもので、普通に食べられるように感じます。

さて、肝心のサボテンステーキはどんな味がするかと思いつつナイフを取り出してみました。
ナイフで切れやすいです。なんだか大きな葉を切ってる感じがします。当たり前か、サボテンだからね(笑)。
口に入れてみると、これがサボテンかあと、思えるものになっています。あくまでサボテンの持ち味を生かしたように調理したのかも知れないと思いました。

歯ごたえは、弾力性のないコンニャクみたいな感じです。
ここで思ったのは、ステーキと言っても、ステーキ風の形をしたメニューであって、今まで抱いていたステーキ&肉のステーキとしての価値として考えていると、ちょっと違う印象を抱かれるかもかも知れません。

これは、サボテンのステーキだという事をあらかじめ、頭に描いておいた方がいいと思いましたし
同時に、同じサボテンにも関わらず、調理の仕方で、スープ、サラダ、ステーキといった風に、
こんなに変わるものだと実感させられたのが、今回、サボテンステーキを初めて食べた私からの感想でした。

それから、その日の夕方にシーガイヤに向かうことにしました。
理由は、その内にあるパラダイスガーデン横にある食事をする建物内に、ITALIAN TOMATOというお店があるからです。

     

私がシーガイヤ内で食事をするときは大抵がここです。ここで使われる、さりげないトマトの使い方が面白いです。私自身、トマトが好きな方でもなく嫌いな方でもないタイプで、食べ物として普通に食べられる者です。そういう中で最近思っているのがイタリアのトマトピューレなるものを試してみたいと思っています。

これはケチャップの元祖になるものだとか、そういうのを他の人から聞いたような気がします。それならという事で、その本場のイタリアにあるトマトピューレを試してみたい。確かトマトピューレの種類はとても多いと聞いてますが、どうなのでしょうか。

今度、大きなスーパーに行く機会があったら探してみようと思ってます。それはパスタにかけて食べるのか、それもよく分かりませんが、色々これから調べてみようと思っています。ケチャップ度はどうかと言えば、ゆで卵に塩をかける訳じゃなくケチャップをかけるタイプですから私は(笑)

ここで今日はモッツァレラチーズのトマトクリームスパゲティーを頼んでみました。とても暖かく美味しく食べられました。
今度来るときに食べたいなあと思っているのは、小エビのトマト風味スパゲティー、具だくさんクラムチャウダー、カボチャととり肉のカレー風味ポタージュです。

それから市内に帰り着いたときは午後の6時半ごろでした。
この時間に、駅の近くにある風呂屋に寄って帰りました。

 

 

書き始め(date:2000/12/17)

 

製作:都城市 原田

 

 

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