私は田舎にもレベルがあると思う。
その時「どちら住んでいる所の方が田舎か?」という田舎達の争いも凄い。
「おまえの所に牛さ何頭いるんだ?」
「何をいっちょるとよー!おれのところはねー、、、」
遠い視線でこの言い争いを聞いていると結局のところは「どちらも田舎だ」ということ。
何故「田舎」と言う言葉はこの人達に悪く写るのかが私にはよく分からない。
田舎のレベルによって様々な田舎のレベルがあるが、それはそれでいいじゃないかと思う。以前東京の市ヶ谷に少しの間住んでいるとき、最初は何もかもが新鮮で刺激的な所だと思ったのだが、
次第にこれが何故か虚しくなってきて、次第に
「雨らしい雨はここは降らないのか?もっと激しく降ってもいいじゃない?」「何故、星があまり見えないの?」「何故、山が見えないの?」「何故、何をするにでもお金がいるわけ?」「もう少し静かな所はないの?」「リラックスできる所は何処?」「自然に戯れるところはもっと無いの?」
とイライラしてきた事がある。
人が自分の身を守るために身を寄り添ってできた町。
人の欲望を叶えてくれる町。
新しい刺激がある町。
人の要求を叶えてくれる町が都会だと思っていたが,実はあまりそうでは無いと思い、この時、ただ仕事や楽しむところなどにはいいかもしれないけれど、私にとっては「ここは住む場所じゃない。」とこの時強く感じた。
同時に私は田舎に住んでいる方が似合っているのかもしれないと思った。
その時も「田舎は今頃どうしているのかな」と懐かしく、同時に戻りたいなと思ったりした。
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