みやこんじょ秋祭りふるさと回廊2000
に行って感じたこと
私が見た祭りの感想は、大きく分けて主に会場と展示、そして販売、作品があげられ、
なかでもパレードや独楽などが行われてるのが特徴という感じでしょう。
ただ、かなり大がかりで大きな祭りというものではありません。
祭りに行って最初に見たものは祭りそのものではなく実は食べ物でした。
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これが終わった後、この元気汁とおにぎりを食べさせてもらったところの本屋さんが、
このちんどん屋さんの楽しい一時をくれたというではありませんか。
その時に初めて、ちんどん屋さんの分かりやすい仕組みを知ったのでした。
簡単に言えばこの本屋さんのコマーシャルだったんですね。
さてちんどん屋さんも、どこかに行ったところで食事をかき込んで食べ終わった後、
次へ行こうかと思いましたが、お父さんが、まだ食事が終わっていませんでした。
早くしてよと思いつつ足をパタパタさせて苛立ちましたが、そればかりをいかないので、ここ周辺を見渡すと、
なんと新鮮そうな魚の鯛やカニが売っているじゃないですか。
売っているといえば椎茸あたりだと思っていたのに、まさか店以外で、これが見られるとは思いませんでした。
そうこうしている間に、すこし遠くの方で手を振っている父さんの姿が見えたので、
すぐさま父さんの近くへ行って、そして先を歩くのでした。
そうして歩いていると、
今度は銀行前で何か大きなモーションと木を叩くような音が聞こえました。
何か面白い見せ物でもやっているのかと思いきや、そうではない紙芝居ってやつですか?
このように自転車に乗せて、行った先で見せてくれる紙芝居というのは生まれて初めて見ました。
僕が小さいときに見ていたお話と言えば
トムとジェリーやムーミンとかでした。
自分が小さいときにも読んで聞かせてくれる紙芝居もありましたが、
あんまりそういう事が少なかったせいか、かなり印象が薄いです。
こういうのを見るのが珍しいせいか、
これは後で知ったことなのですが、かなり写真を撮っていました。
自分にとって無意識に嬉しかったのでしょう。
僕が見たのが二つの物語でした。
たしか、いい場所に生える松と、品粗な所に生える松のお話と、
あとは何だか忘れました・・・あ、そうでした。書いていて思い出しました。
確か途中からだったので、前の話がどうなっているのかは分かりませんが、
見たところは覚えています。
確か、小さな子供がロープに乗って天に昇っているときに
妖怪みたいなのが、
いまだに追ってきていて「お前達を食ってやるぞー」とか行ったときに、
妖怪の掴んでいる綱が切れたという、お話だったと思います。
うーん。最初から聞いておけば良かった。
お父さんがもっと早く食べてくれれば、もう少し前が見られたのに。(笑)
それから靴屋さんのところで信号を待ったところで、お父さんがお婆さんに声をかけられました。
「お茶でも飲んでいかんね?」(字幕スーパー:お茶でも飲んでいきませんか?)
お父さんは、構わずどこかに行こうとしましたが、お婆さんにはかないません。
まっかな赤い傘がさされていて、そして『御茶席』と書かれたところに案内してもらいました。
どうやらこれも無料で振る舞われているらしいです。
その後、茶菓子をもらった後、
形のいい陶器でとても緑色の濃い茶を飲みました。
隣を見ると、お父さんは半ズボンを着ている程の小さな子供から、
お茶の飲み方を教わっていました。
ついでだからと子供の話を聞いてみると、
すごく一生懸命説明していて、なんとも健気です。
そして色々と聞いていて僕も知らなかったところもあり、
少しだけお茶の飲み方を覚えました。
それからもらったお茶の感想はと言うと、
思っていたほど、そう苦くなく日頃飲んでいるお茶のように
手軽に飲めるような感じになっていました。
さて、かなり先の方に行って見ると、今度はトラックの荷台の上で
何かをやっています。確か楽器の演奏だったと思います。でも、あんまり見ませんでした。
なぜか。
それは、道路の向かい側にある郵便局の隣近くの方で、立派な会場があったのでした。
以前ここで夏祭りが行われた時にも、ここが会場になっていました。よく考えてみると、丁度良い空き地になっています。
空き地だと思っていたけれど、いざ使ってみると、ここっていい場所なんだなあと思い知らされつつ、
その場所へ行くと、その空き地の角地に人力車があります。のれんには『力車組合』と書かれてます。
おもちゃ屋さんにも組合があるから、
これも同じものなのかなあと思いましたが、
恐らくこれは観光の呼び物として
呼ばれるものかなあと思いました。
行く先々で呼ばれて、その地あの地を転々として
人力車をおすという感じかと思いました。
そういや人力車をひく人の服を見て思いましたが、
人力車が発祥される時代にシャツなんてあったのかな。
そう考えてみると、今は11月。
すこし風もあるし寒いから、それぐらいは勘弁してよという感じで
今の季節では必要かも知れないとも思えるし、ひょっとして考えすぎかも知れないと思いました。
さて、この角地の奥の方では、遠くからでも見えたステージとフリーマーケットと屋台の会場などがあります。
父さんは、ステージの前にある椅子に腰掛けて、
なにやら「かざぐるま」とかいう合唱のチームバンドがあって、
そろそろ帰ろうよと言いましたが、ちょっと待ってと行っていました。
ステージの方を見ると、これから子供達が演奏するであろう、バイオリンをもって用意していました。
これから演奏に入ると思いきや、なんだか担当の方でしょうか、
なにかラジカセみたいな機械が調子が悪いのか、
さっきからずっと触っています。
するとステージから誰かが走ってきて、
なにかツマミの沢山あるところで、
防止をかぶっている人に何か言ってます。こっちの方で何かあったか言っているのでしょうか。
でも、その帽子をかぶった方は、ちらりと手元のツマミのある機械を見た後、
笑ってから「違う」というような雰囲気の感じです。
どうやら、こっちが悪いわけでは無いらしい。
しばらくしてラジカセの音声が入りました。音声が入っているという点では、こちらに落ち度はなさそうです。
そういう風に、あれこれしている内に僕は椅子から離れて周りを見ることにしました。
屋台やテントが張られている下では色々やっています。綿菓子や焼き鳥や食器と洋服、
そしてどこかの会社の瓦の販売など色々あります。
この中で一番興味が有ったのが瓦です。
なにやら瓦といっても形がいっぱい有って、加工の仕方によっては、いろんな事ができるらしい。
色々とテントの下で掲示している、沢山の物を見ている内に
ステージの方では演奏が終わったらしく拍手が聞こえてくると、
こちらの方に父さんからやってきて、もうそろそろ帰ろうかとなりました。
帰りのデパート前はとても混んでいました。
この町でも祭りにもなれば人が多いです。
沢山の人の中に入りながら、「ゴメン!」と大きな声が聞こえます。
何かと思って、声のする方を見ると、
先ほどの空き地の角地にいた人力車をおしている体格のいいお兄さんです。
あの人もまさか、ここがこんなに混むとは思っていなかったのでしょうか。
ちょっとクスリと笑いつつ、先に進むと、
今度は銀行前で紙芝居をやっていた人達がいます。
その時、そうか、ここらを人力車と同じような感じで、
ぐるぐる回って紙芝居をやっているのかも知れません。
まだ何かイベントがあるのかと思いましたが、もう色々見て回ったのでこれでいいかと思い、
この場をあとにしました。
以上
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下にある写真は上記内容の次の日(祭り最終日)の風景です。
こちらは一人で沢山の楽器を演奏を同時にすることの出きる人です。音楽を聴いていると普通に聞こえますが、これを一人でやるなんて面白いです。
この描かれた河童に関して噂で聞いた話ですが、これを描く為に2日間徹夜かけてで書いたそうです。