CASO展示作家ライブラリ


大阪教育大学 美術専攻
小学校・中学校教員養成課程
卒業制作展 2011







 会期   2011年1月25日(火)〜1月30日(日)
 時間  11:00〜19:00  (月曜休館  最終日 17:00終了)
 会場  海岸通ギャラリー・CASO A・B・C室
 内容  平面・立体・映像・インスタレーション

 作家
  横手大輝 大西有香 奥田佳奈 西川暖 西村奈千
  赤井美穂 宮崎綾乃 中島睦 藤井悠樹 池添俊
  黒見茜 高稲悠 岡田聖生 田中隼也 谷野聖子
  古澤華苗 松原弘志 美馬彩花 渡邊康平 冨田礼子
  山崎友希 河野那歩也 柴田茜 信川夢果 中嶋祥子


 2010.01 前回2010年展のサイト








「漫画」から授業をつくる

横手大輝

  中学校教員養成課程 美術教育研究室

今までの生活、そして大学での経験で一番深く関わってきたものは何だったか考えたときに、それは「漫画」でした。
そして、それをこれからの自分に生かせる形は何だろうかと考えた時、それは「題材集」でした。
「漫画」をヒントに、授業の素になる「題材」を考え、それを冊子にまとめました。
一つでもおもしろそうだと感じてもらえるものがあれば幸いです。


「紙と体」

大西有香

  小学校教員養成課程 美術教育研究室

「ちぎる、形状記憶」「粉砕」「張り子」「コラージュ」「溶ける」
布ではなく、かみだからこそ出来る服の形を探しました。
服を作ろうとしたら、服ではなくなりました。
動けない。洗えない。服のようで服ではない。
紙と体の立体表現。

素材: 障子紙、色画用紙、週刊誌、トイレットペーパー、ポリロン染料


私の持ちもの

奥田佳奈

  小学校教員養成課程 美術教育研究室

本日は、私の持ちものを御用意致しました。
素材は新聞紙、少々味付けしています。
ざっくりとして、でもしっかりしていて、どこかのほほんとしたような…。
ご注文御決まりでしょうか?


素材: 新聞紙、木工用ボンド、ホチキス、セロハンテープ、
     のり、コーヒー、紅茶、アクリル絵の具、水性アクリル艶消しニス(無色)


pack a thing

西川暖

  小学校教員養成課程 美術教育研究室

『「ゲイジュツ」は可能か?』という問い、いや、そもそも
『「ゲイジュツ」とは何なのか?』という心からの疑問と疑惑を考えてます。
「ゲイジュツ」は何をもたらすのか、何を与えられるのか、
「ゲイジュツ」は果たして「ゲイジュツ」足り得るのか?とかとか。
「ゲイジュツ」を見ていると時々ゴミを排出してるだけにしか思えない。
ecoになりたい。そんな思いを胸に行いました。

素材: トラロープ、気泡緩衝シート、ブルーシート、養生テープ



style of SHIRT

西村奈千

  小学校教員養成課程 美術教育研究室

縫う、切る、縛る…様々なアクションを加えられたシャツ。
「人が着ることによって」表情があらわれるシャツが、1つ1つ変化し、
「人が着なくても」表情があらわるシャツになりました。

素材: シャツ、糸、綿、安全ピン


sylphide

赤井美穂

  小学校教員養成課程 窯工芸研究室

粘土ってずっしりとした重いイメージがある。
そう感じさせない作品にしたいと思った。

実はバレエリーナって筋肉質でがっちりしてる。けど、そう見えない。
ひねることでのボディラインの見せ方、つながりのある動きが軽やかさや美しさを出す。
17年間のバレエの思いも込めながら、この作品を作りました。

素材: 粘土(上信楽)


My favorite...

宮崎綾乃

  小学校教員養成課程 窯工芸研究室

見た人が一目で何なのか分かるもの、見たときに心が温かくなるようなものを制作することをモットーに、タイトルのごとく自分の好きなものや好きな食べ物などを人形で表現しました。
また粘土ならではの多様な質感を楽しめるように人形の表面に違いをもたせました。


素材: 粘土(上信楽)


ユビアート

中島睦

  小学校教員養成課程 窯工芸研究室

成形時にできる指跡に魅力を感じそれを生かした作品を制作しました。指跡を壁面に繰り返し残してゆくと、そこから独特のリズムが生じ、作品に生命力が生まれたように感じます。作品の大きさ、重さ、ダイナミックさに自分らしさを見出すことができました。


素材: 粘土(上信楽)


カエル

藤井悠樹

  中学校教員養成課程 平面デザイン研究室

わたしは同じ形態のものを複数作ることにより、どのような表現方法ができるのかを考えてきました。

その中で出来上がったのが、目の前にある40000匹のカエルを使った5000個の円です。

ぜひこのカエル達を動かし、好きな形にして遊んでください。

素材: おりがみ


「いつのひか」

池添俊

  中学校教員養成課程 平面デザイン研究室

自己を取り巻くあらがえない現実と現実追認的な等身大のせつなさを表現しました。
優しさが辛かったり、きづいたときには遅すぎたり。
いつもどんなときでも自分に正直なときにはズレが伴います。
生きているとズレは生じるもので、このズレは受け入れるしかないものです。
そしてそのときに生まれる“せつなさ”は人にしかにできない心の動き。
だからこそ、それを感じられることは私達に与えられた幸せであると信じて―

素材: 映像


いきものとしてのドラゴン

黒見茜

  中学校教員養成課程 平面デザイン研究室

神話などに登場する空想上の存在と、もし現実に会えたら、
そんな思いでドラゴンをいきものとしてデザインすることに決めました。
暮らす環境や何を食べているかなどから、歯の形や体つきをいろいろな動物を参考に制作しました。
以下にこのドラゴンの生態を書きます。
カナダ北西部を中心に生息する。
アメリカアカシカのこどもなどを中心とした肉食で、単独で行動する。

素材: 石粉粘土、スタイロフォーム


ほとけ

高稲悠

  中学校教員養成課程 平面デザイン研究室

仏が与えてくれる安定感に数、形や配置を重ねあわせて制作をしていきました。

素材: パネル、アクリルガッシュ


衣装制作

岡田聖生

  小学校教員養成課程 平面デザイン研究室

二次元の世界はすばらしい。三次元では起こりえないことも起き、夢と希望であふれている。
三次元では「普通」のことしかない。普通以外になにもない。
私は二次元の世界に生きたい。二次元の中に在りたい。しかしそれは不可能なこと。
だが一次的に二次元の中に生きることができる。それは、二次元の衣装を着たときである。
たったこれだけで、二次元に生き、また、特殊な能力でさえ使えそうな気になる。
これが私の望む世界なのだ。

素材: 布


音のイメージ

田中隼也

  小学校教員養成課程 平面デザイン研究室

音楽を聴く上でどんなことを感じるだろうか。
私はその音やフレーズのイメージを考える。
この音はどんな形なんだろう。色は何だろうか。どんな動きをするのだろう。
それらを絵に描いたらどんな印象を受けるのだろうか。
伝えることができるのだろうか。

これらの答えが知りたくて制作を始めた。
何か受け取ってもらえたなら嬉しい限りだ。

素材: カンバス、アクリル


「水面」

谷野聖子

  小学校教員養成課程 平面デザイン研究室

広がる波紋、揺れる水面をイメージしています。
どんな些細なことでも、誰かが何かアクションを起こせば、
周りも少なからず影響を受ける。
わたしが落とした雫が、観てくれた人の心を動かすきっかけになって欲しい。
それが波紋のように広がって欲しい。そんな思いを込めて制作しました。
近くから、離れたところから、覗き込んで・・・観る人の様々な角度で変わる、
水面の表情を楽しんでもらいたいです。

素材: 養生パネル、スチレンブタジエンゴム系溶剤接着剤、アクリル



さんちゃか

古澤華苗

  小学校教員養成課程平面デザイン研究室

風が冷たくなってくると、祖母の庭に山茶花が咲きます。
いつからか咲き始めて、寒い間中私たちの目を楽しませてくれます。
絵のモチーフは私の名前でもある華を描こうと思い、
祖母の自慢の子どもから赤と緑の美しいこの華を選びました。
今年は近所の野良がよくやってきては祖母に叩き出されて、
なんだかんだどちらとも楽しんでいる様子です。

素材: 絵 水干・岩絵具 


『 99 Characters 』

松原 弘志

  小学校教員養成課程 平面デザイン研究室

普段何気なくノートに落書きしたキャラクターを見直したとき、
今現在数多くのキャラクターがある中で、
自分の描いたものがどれだけの評価を受けるのか見てみたくなり挑みました。
99体あるキャラクターは「ヒーロー」「悪者」「一般市民」に分け、
全てに愛情を注いで描きました。
キャラクターの持つ世界観を感じてもらいたいと思います。


ロジェ・ブルゴーとあやつり人形劇場

美馬彩花

  小学校教員養成課程 平面デザイン研究室

作品を作る上で自分が何よりも夢中になれるもの、私にとってのそれはイラストでした。
何年も温め続けていた物語をこうしてイラストと共に形にしました。
線は鉛筆で描き、着彩はパソコンでしています。
鉛筆で主線を描いたのは、パソコンで描くよりも自分のタッチが出しやすく、また、絵本としてのあたたかみを出せるからです。

素材: スーパープロフォトペーパー、インク


「いままでとこれからを」

渡邊康平

  小学校教員養成課程 平面デザイン研究室

見方を変えると見えてくるものがあります。
今までの自分を表した部屋に、これから社会へ出る期待と不安をトリックアートにして浮かび上がらせました。
この作品にたどり着くまでに何度も試行錯誤を繰り返し、過程の大切さを学びました。
これからも自分という部屋には色々なものが浮かび上がってくると思います。
大切なことは最後まであきらめないこと、いままでとこれからを。

素材: アクリル、鉛筆


ケーキを食べるくま

冨田礼子

  中学校教員養成課程 絵画研究室

見る人が穏やかな気持ちになれるような作品を作りたいと思い制作をしました。
私はケーキを食べている時にとても幸せな気持ちになるので、ぬいぐるみやたくさんのキャラクターで親しまれているくまがケーキを食べる場面を描くことでそれを表現したいと思いました。

素材: キャンバス、油彩


ヤオラード
「花の世界」「海の世界」

山崎友希

  中学校教員養成課程 絵画研究室

この作品はどちらも色の重なりの美しさ面白さを活かして描いた作品です。
絵の具をふって、ふって、ふって…
作り上げたヤオラードの世界をお楽しみ下さい

素材: キャンバス、アクリル


「ガラクタ人間」

河野那歩也

  中学校教員養成課程 絵画研究室

健常者とは「普通」とは何なのか考えながら読んでもらえると嬉しいです。
みんな何かしらの「障害」を抱えて生きているのではないかと私は思います。
でもそれでも生きてていいんだと思えるような作品を目指し描きました。


溶け込む

柴田茜

  中学校教員養成課程 絵画研究室

海の中に何も身につけない状態で入り、
海と人が溶け込んだ瞬間を写真に納めました。
体の動きが自然になった人と、
海の自然がひとつになった時の美しさを感じてください。
体の線、手の形に注目してご覧ください。

素材: パネル、光沢紙


線―区切る―

信川夢果

  中学校教員養成課程 彫刻研究室

平面の世界を立体で表現したいと思ったのがきっかけです。
線には1つの空間を分け、新たな別空間をつくりだす特別な仕事があります。
私はこれを立体に起こし、線と線の間をただよう別空間
―空気や気配のようなもの―
を表現したいと試みました。

素材: 鉄、ワイヤー


pray

中嶋祥子

  小学校教員養成課程 彫刻研究室

布を切り、ミシンで縫い、綿をつめて形を作る。
ぬいぐるみのスタイル。
同じものが数多く集まっている状態を目にすると、なぜこんなにも心ひかれるのか、というところから始まった作品。

素材: 布、綿、ビニールホース、針金、木製テーブル