北京4日間の旅

北京4日間の旅

久し振りに長期休暇を取り北京まで足を延ばしてみた。

申込み日から出発日当日までわずか4日。いつもながら計画性がない・・・。

北京4日間の旅


<第1日目>


(北京入り)

北京首都空港 北京首都空港


真夏、とにかく暑い!

北京まで飛行時間約3時間。退屈する間もなく到着してしまう。


(ホテル)

ホテルは「北京飯店」を希望してみたが、さすがにこればかりは無謀だったらしく

予約が取れず、結局「ニューオータニ長富宮飯店」となった。ホテルに到着後、 

チェックインを済ませると、まずは滞在中の小遣いを準備しなければならない。

中国の通貨は「元」である。早速、フロントで両替してもらった(1元=約14円)。

(通貨は「元」、「角」、「分」の3種類、1元=10角=100分)


(チップ)

中国ではチップは要らないと聞いていたがどうやらそうでもないらしい。   

ベルボーイに荷物を部屋まで運んでもらったところ、ドアー付近でぼんやりと

突っ立っている。はは〜ん、やっぱり要るんだと気付き先程両替したばかりの

財布を探ってみたが、まだ細かいのがなくやむなく20元も払う羽目になった。

(チップの相場は10元程度)

北京飯店 北京飯店


館内は王朝風の豪華なインテリア。100年の歴史を持つ

老舗ホテル。泊まりはしなかったが寄った時に撮影した
ニューオータニ長富飯店 ニューオータニ長富宮飯店


このホテルに3泊した。22階の部屋で眺望良好

ルームナンバーは「2222」と覚えやすかった



(夕食)

現地ガイドの案内で広東料理の店に出かけた。広東料理といえば俗にゲテモノ。   

猿、犬、豚、蛇、トカゲ、サソリ等々、想像するだけでもぞっとする料理が有名である。

キッパリと覚悟を決めて行ったのに実際はごく普通の中華で拍子抜けした。      

「外国からの観光客にはそういったものはなかなか出せないです、目的がそうならば

当然メニューには載ってまいりますから次回は是非・・」とは、ガイドの弁。       

広東料理店の前が「東安門美食坊」

北京名物の屋台街となっている。日本で言えばお祭りの夜店の集合体といったところか。

付近は市民や観光客でごった返している。大変な賑わいに寄ってみたい気もあったが  

ガイド曰く、「見るだけならいいが、食べるのはやめておいたほうがいい」とのこと。     

怪しげな食材が多い事や、どうやら調理衛生面で問題がありそうだ。

東安門美食坊 東安門美食坊


串モノメニューが多いらしい

食材が、なま焼きだったりするので注意、
王府井大街 王府井大街


北京随一の繁華街といわれている

この日は、さして人出があるとは思わなかったが実際は

どうなのだろうか




<第2日目>


(天安門広場)

流石にその広さには圧倒される。広場正面に有名な天安門があった。          

毛沢東の肖像画がある。左手には人民大会堂がある。すべてがテレビで見たまんま。

人民大会堂 人民大会堂


日本の国会議事堂にあたる建物

手前は天安門広場
天安門 天安門


1949年、毛沢東がこの天安門で中華人民共和国の

建国を宣言した



(紫禁城)[世界遺産]

天安門を通ると故宮(紫禁城)に入る。                  

北京は歴代「遼」、「金」、「元」、「明」、「清」の五王朝の都であった。

紫禁城は、明代の永楽帝が築いたといわれている。広大な敷地に

9,000余の部屋を有する大宮殿が造られた。            

皇帝の権力は絶大であっただろう。                   

金水橋 金水橋


金水橋を渡ると紫禁城内部
太和殿 太和殿


ここは映画のロケでもよく使われる場所
九龍壁 九龍壁


皇帝を象徴する龍が色彩豊かに描かれていた
ロケ地の一つ 清朝最後の皇帝溥儀が自転車に乗る練習をした場所


映画「ラストエンペラー」にも登場した



(万里の長城)[世界遺産]

今回の旅の目的は、この万里の長城を見ることであった。            

学校の教科書やテレビ、雑誌の写真で見ることはあっても自分の眼で    

確かめたかった。本当に「山や峰を繋ぐ長城」というものが存在するのか・・・。


で、この場所に今立っている。言葉もなく呆然と山風に吹かれて眺めていた。

八達嶺長城 八達嶺長城


残っている長城の中でも最大級の長城

駐車場から見上げたが、これだけでも驚き
長城の要塞
要所要所にある要塞(?)


長城をいくらか登って要塞を見下ろしたが予想以上の急坂だった
男坂 男坂


八達嶺長城は坂の緩やかな女坂と

急な男坂がある。
八達嶺長城 八達嶺長城
八達嶺万里の長城(パノラマ風に撮ってみた)


それにしても、すごい構造物を造ったものだ。北方異民族の侵入にいかに悩まされたか、   

どれほどの資金と労力をつぎ込んだのか、して、その効果は?・・・・想像は尽きず湧くばかり。


(夕食)

万里の長城の興奮覚めやらぬまま麓に下り北京市街に戻った。

夕食は北京ダック料理。

「大観園劇場」で古典芸能として有名な宮廷小説「紅楼夢」の演劇ほかを鑑賞しながら夕食。

正直に言って演劇はわからない。(まして、今回は見ないが京劇などわかるはずもない)  

肝心の北京ダック料理は比較的淡白な味で食べやすかったが、ウエイターが盛んに    

出入りして皿を片付けてしまうので落ち着かず珍味を味わうまでいかなかった。        

大観園劇場のショー 仮面取替えの早業


一瞬にして仮面を取り替える
大観園劇場のショー 大観園劇場のショー
シルエットが綺麗で思わず拍手!




<第3日目>


(北京動物園)

狙いは言わずと知れた「パンダ」。北京に来てパンダを見ないテはない。             

朝でもあり、観光客が少ない絶好の見物タイムを得てゆっくり見ることができた。        

パンダ館のみでは5元(約70円)、しかし結局は園そのものの入場料でさらに15元必要だ。

となると、ついでに孫悟空のモデルの金絲猿も見たかったが、今回は時間が足りず見送り。

パンダ パンダ
パンダ パンダ



(頤和園=いわえん)[世界遺産]

中国最大の皇室庭園

荒廃していた庭園を「清」の西太后が修復し「頤和園」と呼ばれるようになった。  

西太后は冷徹な性格と強い権勢欲の持ち主と言われ、この頤和園の修復費用も

海軍の軍費を流用したとされている。清朝滅亡の一因とも・・・。            

頤和園 頤和園


入口は小振りであるが、総敷地面積290万uの広さを誇る

その4分の3を占める昆明湖を中心に庭園が広がる
頤和園 舞台


写真右手側に、専用の観覧用建物があり西太后はそこで

横になったり、将棋や碁をしたりして過ごした
頤和園 石舟


石で造られた舟であり沈むことはない。

この石舟同様、皇室とは永遠に残るものとされ建造された



(天壇公園)[世界遺産]

中国最大の祭祀建築物。皇帝が五穀豊穣を祈願する時のために造られた。   

代表的建物は「祈年殿」。名前は知らなくても、天壇公園にあるこれらの建物群は

北京を代表する建物としてあまりにも有名だ。瑠璃色の屋根瓦が美しく優美。   

皇穹宇 皇穹宇


先祖の位牌を置いていた建物

童話に出てきそうなキノコの家?
皇穹宇 皇穹宇の屋根瓦


瑠璃色の瓦。屋根のカーブを出すために

太さ、大きさを少しづつ変えてある
祈年殿 祈年殿


北京のシンボル的建物

三層の白大理石の基壇上に建てられている

釘や梁を使わずに建てられた建物でキノコの親分?



(胡同=フートン巡り)

胡同とは、古き時代のいかにも北京らしいといわれる、いわゆる路地裏街のこと。              

胡同巡りとは三輪自転車に揺られてのんびりとそうした路地裏を廻るツアーを指す。            

理由はわからないが、昨今人気が高いらしい。しかし、実際はそれほどのものではない。         

日本でも古都などでは人力車で観光ポイントを廻るツアーがあるが、ここでは胡同を廻ることになる。  

私的には料金払って観光するほどのものではないような気がした。大体が三輪自転車自体が危ない。

胡同 胡同
胡同  一昔前の日本にもこんな風景があった

胡同 胡同
家の等級  右の四つ星の家のほうが家格が高いことを示す



(夕食)

胡同にある「四川飯店」にて四川料理。店の前で三輪自転車を乗り捨てて食事となった。    

麻婆豆腐、エビチリなど既に馴染みがある料理が出ると聞いていたので期待度は高い。    

実際に、そうしたご馳走が次々と出されてきたことは間違いない。しかし、その味たるや     

「濃い」、「辛い」、「甘い」、「くどい」、「油っこい」の四拍子そろい踏み。話しには聞いて     

いたが、まさかここまでとは想像もしていなかった。残念ながらどの皿も一口程度味見を   

しただけで後が続かない。ガイド氏に言わせると、「四川料理は、私も好きでよく食べるが   

ここはまだ観光客向けの味」と、平然として言う。中国人の味覚はどうなっているのだろう。  


(中国雑技団)

食後、ガイドに誘われて中国雑技団を見物することになった。場所は朝陽劇場。雑技団と  

一口にいっても各地にあり、今晩見学するのは四川雑技団といってかなり錬度が高いらしい。

入場料は、250元(約3,500円)もするから当地の物価からすると相当高い入場料だ。だが、

余程連れて行きたいらしく(何か裏取引がありそうだ)、万が一面白くなければ料金は要らない

とまで言い切った。そうなるとますます怪しいと言わざるを得ないが結局は欲に負けた。    

雑技団のショー 雑技団のショー
玉乗り 皿まわし
雑技団のショー 雑技団のショー
コマまわし 一輪車

見終わった感想としては、やはり250元は高い!少々悔いが残る内容だった。

まず、レベル的には小サーカスの域を出ず演技ミスもかなり出た。また芸自体も単調で変化に乏しい。

劇場側の問題として席が料金の割りに自由席のため、うかつに動くとたちまち他の観客に席を取られて

しまう。さらに、演技中でも新たな客をどんどん入場させるため、頻繁に視線が遮られ折角の芸に集中

できない。それでも、まさか250元を払わないとも言えないので渋々払うことにしたが、それでもと思い

ガイドに値切り交渉すると冗談をとばかりに受けあってもらえなかった。真に受けた方が悪かったようだ。

(まッ、仕方ないか、思わぬところで雑技団も見学できたことだし・・・) 



<第4日目>

早くも帰国の日


(北京友誼商店)

ホテル近くにあるこの北京友誼商店はデパートではあるが、お土産品が豊富。  

荷造りを終え、朝の散歩をかねてブラブラと出かけてみた。なるほど品数は多い。

しかし、こうした場合大抵が欲しいものは見つからないもの。結局諦めてホテルに

戻ることにした。空港でお土産を買うこともできるから今から荷物を作ることもない。


(北京首都空港)

ようやく欲しかったお土産を買うことができた。その名も「パンダ クッキー」。               

どこにでもありそうなこのクッキーが容易に見つからない。パンダチョコレートや羊羹はあっても・・。

財布を見ると、まだ「元」が残っている。そもそも買い物目的でないためお金は残ってしまう。     

「元」は、日本では両替がまだできないので当地で再両替しておく必要がある。そこで必要なのが  

入国時に両替した時の換金表。探したが見当たらず思い返すと、今朝荷造りした時にうっかり    

スーツケースに入れてしまったこと。今頃は飛行機の貨物室だ。しまった!と思っても、もう遅い。  

やむを得ず、残金でお土産とも実用品ともつかないものを買う羽目に・・・。また、荷物が増えた。   


(帰国)

現地時間15時20分発JAL602便で北京を離れ帰国の途に。


雲海 雲海
窓から雲海を見ていた時のこと。こんな奇妙な雲に出会った。
同じ雲だが何に見えますか?私には毛を刈られた羊さんが仰向けに寝そべっている姿。



「北京4日間の旅」はここまで


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