芝生について・・・

2.芝生の管理

芝生は、ただ放っておいても育つものではありません。時には栄養も必要ですし、病気にも
なります。いわゆる「生きて」いるのです。極論ですが、人間と同じ生物なのです。

例えば、人にお湯をかけたり、熱い鉄板を皮膚の上においたりすれば「ヤケド」をしますね。
そして、「ヤケド」をした部分は、ヤケドの度合いによっては毛が生えないですよね。
芝生もお湯を捨てたり、鉄板やフライパンを置いたら「枯れて」しまうのです。
枯れれば根もダメになり、土が出ます。ずっとそのままにしてもそこからは芝は生えてきません。


開設期間を通していると、そういう所が沢山出来てきます。でも次の年に土が出たまま使うと
いう事は出来ません。
ダメになった個所はスタッフ総出で、翌年春先に「芝生の張り替え作業」をします。ダメになった個所の
芝生を機械で切り取り、そこに新しい芝を張ります。
「新しい芝」も芝を販売している業者からトラックで買い取りします。もちろんタダではありません。
作業は、芝を切り取る所以外はすべて手作業です。時間も手間もすごく掛けて1サイトずつ修復
します。

又、芝生は生きていますから成長します。芝も定期的に芝の葉を刈らないとなりません。これも機械で刈る
以外はすべて手作業で、刈った芝生はそのままにすると病気になるので熊手で掻いて出します。


定期的に栄養も与えないといけません。「肥料」も撒きます。
そういった手間と時間とお金を掛ける事によって元気で緑の綺麗な芝生になるのです。

なので、お客様が来て下さった時に「綺麗な芝生だね〜」と言って貰えるとホントに嬉しい気分に
なります。
我が子を褒めてもらっている様な気分です。でも、皆さんが帰った後にサイトを見ると
黄色く焼けて芝生が枯れてしまっている・・・という事も多くあります。正直本当にガッカリします。
あんなに説明したのに・・と言う思いもあります。皆さんにとっては「ほんの数分」かもしれませんが、
人間と一緒で、数秒だって「ヤケド」になるように、芝生もすぐに焼けてしまうのです。
青菜をお湯で茹でるのと同じで、熱いとすぐにクッタリしてしまうのです。

1.概要

当キャンプ場には、野外炉が装備してあり、テントスペースは芝でそれ以外は小砂利の
「直火サイト」と、全面芝の「芝生のサイト」と2種類あります。

もともとは、芝生を作って売るという生産芝を家業の一部としていたのですが、それをやめて
キャンプ場として造成しなおし、創めました。芝生は元々は「富士芝」を生産していましたが、
根が込んでいて寝心地が良い「姫高麗」という芝に順次張り替えをしていますので、種類が
2種類混じった芝生になっています。

自宅の庭などで芝生を作っている方は良くご存じかと思いますが、芝生は大変熱に弱いです。
当キャンプ場でも、入場の際には「火の器具にはブロックを・・」とか「アイドリングは禁止」とか
色々な規制をしています。
中には「うるさい」という方もいますし、「結局は芝生のが大切なんでしょ?」と言われる事も多々
あります。滞在中にアイドリングを注意したら、「子供が具合が悪くて寝てるのになんでアイドリング
しちゃいけないんだ!」と管理棟に怒鳴りこんで来る方もいます。
正直同じ親の立場からすると、具合が悪いとかでも車中で子供を寝かせる・・・?え〜それって
どうだろう?と思う所ではありますが・・・。
焦げてしまったサイトでも、チェックアウトした後には他のお客様が入ります。綺麗な緑の
芝生の中に所々焼けてしまっている芝生があったら・・・見ていて気分の良いものではないと
思います。

では、なんでそこまでして規制をするのでしょうか?今まではこういうページを作ると「ここの
キャンプ場うるさい」というイメージが強くなるので、宿泊する方のみにお話ししていたことでした
が、ここ数年芝生保護についてあまりにも守って下さらない方が増えた為に「なぜそこまで
言うのか?」と言うのをお伝えしたくて、こういうページを設ける事にしました。


4.最後に・・・

長々と最後までお読み頂き、ありがとうこざいました。ここまで読んで頂ける方がどれだけいらっしゃるか?
正直分かりませんが、私たちの「芝生」に対する気持ちや苦労が皆さんに分かって貰えたら、ここまで
書いた意義もあったと思います。

1人でも「自分さえ思い通りに過ごせればそれでいい」というお過ごし方をしただけで、そのシーズン中は
ずっと芝生のないままになってしまうのです。

2011年度以降はあまりに目に余る被害の場合は、後日でもお客様に被害請求をさせて頂こうか?
と検討
しています。そうならない為にも、注意事項を守って楽しいキャンプをお過ごし頂けたら、私たちも
嬉しいです。

これからも、皆さんが気持ちよく使えるサイトを作って行きたいと思っていますので、是非ご協力お願い
致します。

3.芝生での注意事項

ごちゃごちゃと色々書いてしまいましたが、芝生では熱い物は気をつけなければならない事が
皆さんに伝わったかな?と思います。皆さんのご理解とご協力がないと、芝生は維持・管理が
出来ません。どうか以下の注意事項を良く読んで頂き、ご協力を頂きたいと思います。


  1・アイドリングは禁止です。
    エンジンルームの下は、とても熱くなります。お出かけ前やチェックアウト前もエンジンを
    掛けたまま車の中を冷やしたり温めたりしていたり、ナビ設定していたりしている方を多く
    見かけます。アイドリングせず、エンジンを掛けたらすぐに出て下さい。

  2.直火は禁止です。
     芝の上で直接火を焚く事はもちろん禁止です。芝生の上では、バーベQコンロや、焚火台
     など、足があって灰受けの付いている器具は利用可能です。ただ、その場合にはサイトに
     ある「ブロック」を敷きつめてから着火して頂きます。(ブロックはこちらでサイトに置いてあります)
         
     又、七輪や虫よけキャンドル、ガスコンロ(ガスボンベタイプのツーバーナーやシングルバーナー
     等)は、直接芝生の上には置けません。やはりこちらもブロックを敷いて使って貰います。

  
  3.熱湯や鉄板、フライパン等の直置きは禁止です。
     熱湯はサイトで捨てないで下さい。面倒でも炊事場に行って捨てて下さい
     又、鉄板やフライパンは洗った後サイトで干している方を多く見かけます。
     芝生の上に直置きして干していると、そこに太陽の熱が加わってかなり熱くなり、焼けます。
     干す時もテーブルの上に置いたりして干して下さい。


  4.芝生のサイトでは「プラスチックペグ」は極力使用しない。
      プラペグは、食いつきが良く利用している方もとても多いのですが、(テントにも標準で装備
      されてますしね)芝のサイトだと、全部打ち込むと効きすぎて抜けなくなり、結局折れます。
      出来れば「ピンペグ」を利用して下さい。どうしてもプラペグを使用する場合は打ち込み過ぎ
      に注意して下さい。

       ※先日、ペグが抜けなかったらしく、芝生を切って土を掘ってからペグを抜いた方が
         いました。何か所も穴を開けてあって・・・あまりにひどくて泣きそうでした。
         穴には土を埋めて何とかサイトとして利用していますが、「掘る」なんてもってのほかです


  5.「ダッヂオーブン」を利用するのは禁止です。
      最近流行っている「ダッヂオーブン」も、芝生のサイトでは禁止となりました。ダッヂを使用する 
      場合には「直火サイト」に入って貰います。
      ダッヂは、オーブンの下だけでなく、フタの上にも炭を置いて焚きます。その為、火の付いた
      炭を置く時に芝生の上にボロボロと落としている様です。器具の足も極端に低いのか長時間焚く
      からか、ブロックでは保護しきれず芝生を焼いてしまっています。

      すみませんが、ダッヂを利用して調理をご計画の場合は予約時にお伝え下さい。利用の場合は
      芝生サイトには出来ませんが、直火サイトにさせて頂きます。


ちなみに・・・
  「直火サイト」は、「芝生」と「小砂利」に分かれているサイトですが、芝生は「テントの専用エリア」に
  なります。芝生の上では、イスやテーブルを並べたり、火を使う器具の利用は出来ません。
  イスやテーブル、タープ、火を使う器具、車は「小砂利」の部分でやって貰います。又、直火といっても、
  「どこでも直に火が焚ける」という事ではなく、「野外炉を使って火が焚ける」という意味の直火です。
  但し、器具を使っての場合は、小砂利の部分でしたら、どこでも大丈夫です。