かねこ和子ONLINE会報 “和(やわらぎ)”

“かねこ和子とフレッシュ和泉”

会報“和(やわらぎ)”

〒594-1153 大阪府和泉市青葉台2丁目3−10

TEL/FAX 0725-57-0590

〔隔月発行の“和”のダイジェスト版です

第14号 ≪2002年1月≫
議員になった直後からホームページを開いています。すべて一 人で作っていますので手造り風・・・。でも一生懸命やってい ます。お読みくださいネ。

◆ビッグ・ニュース! 和泉市が昨年11月環境国際規格   [ISO14001」の認証を取得! 府内自治体では大阪府、大阪 市、枚方市、吹田市に次いで5番目の快挙です。

も く じ

[1]和泉市が取得した【ISO14001】とは?

[2]昨年9月金児一般質問の[市民まつり花火大会]その後

[3]泉州東部区域農用地総合整備事業ってどんな事業?

[4]【めぐーる】利用状況と問題点

[5]市政報告会は、毎月第2土曜の午後2時〜4時

[6]トリヴェール和泉に(仮称)中央消防署ができます。

[7]《わたしやります・がんばります》

[8]あ・と・が・き

新年あけましておめでとうございます

本年もどうぞ宜しくお願いいたします

昨年は議員活動と元からの福祉の講師や国際交流活動に加え,さらに女性や人権のネ ットワーク・文化活動、平和運動にまで手を広げ、多忙な中激動の一年が終わりました。

本会議での一般質問に、多くの方が傍聴に来て下さいました。また隔月発行の“和ら  ぎ”と毎月の市政報告会で、議会及び市政情報をできる限りもれなくお伝えしてきまし  た。

新年を迎えた今、昨年やり残した活動や政治・経済の勉強を本年の大きな課題として、  さらにステップ・アップします。

『地域のことは地域が決める』地方分権、市町村合併、街づくり、教育改革。

昨年に倍してご指導および叱咤激励の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

[1]和泉市が取得した【ISO14001】とは?

◆ISO14001とは、人類の子孫に豊かで明るい地球環境を伝承する目的で1996年【国際標準化機構】(ISO)が制定した【環境マネジメントシステム規格】のこと。企業や自治体などが、省エネ・ごみ減量・リサイクル対策やグリーン購入など地球環境を守るためにその組織独自の環境方針を作り、実施・点検・見通し等を行い、それらを審査登録機関によって審査してもらう。認証されればISO14001の取得となる。有効期間は3年で、3年後には更新審査が必要であるばかりでなく、常時有効運用されていることを確認するため1年ごとにサーベイランスが実施される。

◆審査の厳しさについて前からよく聞いていたので、職員さんが折々学習しておられることは知っていたものの、こんなに早く認証されるとはびっくり。ある大阪の企業の方から、会うなり「おめでとうございます! 和泉市を見直した」と言われた。

◆和泉市の環境方針である【和泉市環境マネジメントマニュアル】は、和泉市の本館、新館、別館、市民会館及び水道部からなる本庁舎内のあらゆる環境保全活動に適用される。70頁から成るプログラムは現在第4版で、折々見直される可能性はあるが、平成13年・14年・15年の目標を年次的に掲げている。ごく一部を引用すると、

  【電気】は2%・2.7%・3%削減(以下すべて平成11年度比)

  【紙類の使用量】7%・9%・10%削減

  【生活排水対策推進合併浄化槽】各年40台ずつ普及

  【公共下水道普及率】67%・70%・策定中

  【ごみ】5%・8%・10%削減

  【印刷物再生紙使用】再生紙率70%以上、白色度70%以下・上に同じ・再生紙率                100%、白色度70%以下

などなど庁舎内の各課での事務の中で多くの目標行動が細かく定められている。

◆また、全庁的に冷房は摂氏28度まで、暖房は摂氏20度まで、不必要な蛍光灯の消灯、ノー残業デーの推進、エレベーターや自動ドアを極力使用しない、などの行動計画も全職員に対して求められており、全ての目標を内部環境監査員によって監査される。そして毎月達成度を記録、それをさらに審査登録機関によってサーベイランスを受ける。この取得により市が環境に配慮した先進市であると評価される。

[2]昨年9月金児一般質問の、『市民まつり花火大会』その後:来年から市民まつりはテクノステージ中央公園で開催。

◆昨年9月議会で、金児は一般質問の2番目に『消防署の防災態勢について』2点にわたって尋ねました。1点目は市内雑居ビルの特別査察の結果、2点目は市民まつり花火大会における警備について。花火大会では、消防署・消防団・警備会社が危険区域の警備に当たっていましたが、毎年観客の波が押し寄せて危険区域に100名以上が進入して止められない状況。その危険性と責任について指摘したのでした。

◆その後、担当団体の集まりでこの問題が論議され、警察の指摘もあって、来年から市民まつりはテクノステージ中央公園で開催されることになりました。また、ボランティアで出動していたため怪我でもすれば補償のなかった消防署・消防団は通常の警備はしますが花火警備からは手を引き、今後はセキュリティ(警備会社)に委託することになりました。これで一安心です。

[3]泉州東部区域農用地総合整備事業ってどんな事業?

☆稲田市長の平成13年度市政方針の中でも大きく位置付けられている『泉州東部区域農用地総合整備事業』とは、(基幹的な農業用道路の整備と農用地の整備を一体的に行うことにより、農業生産性の向上や農産物の安定供給を図ることを目的)としている平成9年より始まった事業。

☆事業主体は緑資源公団(旧農用地整備公団)。和泉市、河内長野市、堺市、岸和田市、貝塚市、泉佐野市、泉南市、熊取町にわたる広汎な事業で、幅員7m総延長37kmの農業用道路と17団地160haに及ぶ農用地の整備から成る。第1次産業の農業生産と第2次の加工、第3次の流通・販売・文化などの機能を地域づくりにも活かしていく《農業の第6次産業化》をうたっている。

☆総事業費は平成8年度価格で約249億円。和泉市では農業用道路約7.3km、6事業団地(南面利、善正、福瀬・岡、坪井、小川東、小川西)の地区面積約120ha、受益面積約70haの整備で、平成17年完成予定。

☆ただし、同公団のホームページによれば、平成10年度から国営土地改良事業等再評価システムを実施していて、この事業は平成14年度再評価実施予定地区に入っており、見直しや計画変更も今後ありうる。

☆和泉市は、特産物のみかんが低迷する中で施設野菜や花卉栽培が盛んになっているが、さらに梅、みかん、自然薯のブランド化を図るなど、和泉農業の再生と発展が望まれる。

[4]『めぐーる』利用状況と問題点

◆昨年12月1日から試行運転されている和泉市コミュニティバス『めぐーる』ですが、どこかで見かけられたでしょうか? 12月議会の民生企業委員会で「見かけたけど誰も乗っていなかった」というような話題が出、当該課から早速乗車状況のデータが出されました。12月1日〜5日までの2日あるいは4日間の平均乗客数は、1台あたり阪和線沿線ルート8.7人、小田・和気ルート2.2人、光明池駅→和泉中央駅行き9.8人、和泉中央駅→光明池駅行き9.1人、南横山・南松尾3.8人、横山4人となっています。運行し始めて間がないので認知されていないこともあるでしょうが、「買い物に便利」という声もある一方で、「時間がかかりすぎ」「ルートに入っていない」「ルートを見直して」など不満の声も。

◆バスは4台あり、運行時間は午前8時半から午後5時17分。利用料金は中学生以上100円、小学生50円、身体障害者とその介助者は50円。別のルートでも、降車さえしなければ100円でルートをまたがって乗れます。つながっているルート内の終点地でバスが入れ替わる場合は、乗り継ぎ券を発行しています。

◆バスは座席19、車椅子1台固定の、ノンステップと呼ばれる低床バス。乗るときは床が低くて乗りやすい反面、前後のタイヤの上に当たる座席は特別高くなってしまい座りにくいという声があります。

◆一年毎の修正、3年目の見直しとなっています。見直しとは事業中止もありとのこと。バスやルートに対するご意見がおありでしたら、どうぞお寄せください。

◆当初は観光ルートも予定していましたが、まだ需要が見込み薄で実現していません。

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