かねこ和子ONLINE会報 “和(やわらぎ)”

“かねこ和子とフレッシュ和泉”

会報“和(やわらぎ)”

【隔月発行の“和”のホームページ版です】

〒594-1153 大阪府和泉市青葉台2丁目3−10

TEL/FAX 0725-57-0590

第17号 ≪2002年8月≫

残暑お見舞い申し上げます。いつもご支援いただき有難うございます。

◎住民の皆さんがお世話してくださっている青葉台信号横の花壇。マリーゴールドやミリオンベルがこんもりと花をつけ、その中にどなたかが下さった百日草、向日葵が楽しく咲いております。いたずらや犬の忘れ物など一度も無く、うれしいですね。

◎4日、市民まつりに行きました。コスモ中央公園という場所柄、車の数もすごかったですが同時に人出も山ほど。花火を見るために家族、カップル、若者など数え切れない人たちが公園に急いでおられ、お祭りの盛り上がりを実感しました。花火もとても凝った美しいものがたくさんで、感動でした。

 

も く じ

[1] 8月5日始動・住基ネットをどう考える?

[2] 6月議会終わる。金児の一般質問は4点!

[3] ≪かねこやります・がんばります≫

 市政報告会は毎月第2土曜 10:00〜12:00

⇒9月14日、10月12日、11月9日・・・

 あ・と・が・き

[1]8月5日始動・住基ネットをどう考える?

  ★住基ネットって何ですか?

昭和42年制定された住民基本台帳法に、平成11年附則として住民票コードの記載が加えられ、住基ネットが始まりました。全国民に11桁のコード番号をつけ、@93事務で住民票の写しの添付が不要になるA全国どこの自治体からでもコンピュータ・ネットワークで本人確認ができるB写真付き住基カード(来年8月)は身分証明書になる、等の利点があります。

  ★どんな問題点がありますか?

電子政府を目指す日本ですから、個人の情報をパソコンでネットワークしようとするのは当然の方向ではあります。問題は、@当面は4つの個人情報(住所・氏名・性別・生年月日)に限られるが、いずれ資産や納税状況など多くの情報が盛り込まれる可能性がある、A全国どこからでも情報が漏れる可能性がある、B住民基本台帳法附則1条2項で「この法律の施行に当たっては、政府は、個人情報の保護に万全を期するため、速やかに、所要の措置を講ずるものとする」と規定しているが、政府は『所要の措置を講じていない』つまり『個人情報保護法案を作っていない』、Cかりに法案があっても、個人情報が流れ出る可能性は十分にある。

  ★Yahoo!でこんなニュースを見つけました。

【7月26日】東京都は25日、外部からの不正アクセスに伴うシステム障害や個人情報の漏洩トラブルなどに対応するため、庁内に総務部長を議長とする「住基ネット・セキュリティ会議」を新設する方針を固めた。(略) 障害の度合いを1)アクセス権のない人の接触 (2)コンピュータウイルスの検出 (3)システムへの不正侵入、と3レベルを設定し,(2)以上は全国センターに通報、(3)ではシステム停止も視野に入れる、としている。

【7月28日】三重県Y市役所で、コンピュータから住民情報を呼び出すために特定の職員が使うIDカードが共用されたり無断で使われるなど、管理が極めてずさんだったことが27日分かった。市民の離婚歴や資産情報を一部職員が興味本位で見たという証言もあり、同市も調査に乗り出している。

  ★私はこう考えます。

システム立ち上げに400億円、維持費毎年200億円、通知する切手代だけでも100億円と費用がかかる割には、対効果には疑問を感じます。もちろん情報流出の不安はぬぐえません。また諸外国を見ると、アメリカでは以前から労働保険関連で社会保障番号が全国民につけられているものの住民コードは否決され、ドイツでは廃案、イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・韓国・台湾その他の国でも断念しているようです。

・・・しかし、電子政府は時の流れであり、パソコン・ネットは情報処理に大きな力を発揮します。また情報保護については、かつての方法でも上記のように不正なアクセスはありえました。国では、次国会で情報保護法案を提出するといってはいますが、罰則があっても情報が出てしまえば取り戻すことはできません。ぜひ保護法案に加え、市レベルで東京都のようなセキュリティ会議をもち、同時に市民の監視システムを立ち上げてはと考えます。

[2]6月議会終わる。金児の一般質問はつぎの4点!

【金児質問1】『介護保険実施3年目における和泉市の介護サービス状況と今後について』

平成11年4月、介護保険が創設されて2年3ヶ月を経た。<利用者がサービスを選べる><多様なサービスが提供できる><社会的入院を是正し医療から介護を切り離せる><高齢者も応分の保険料や利用料を負担する><民間活力を活用する>等のねらいによって導入された。現在平成15年から19年迄の計画に向けて国及び各自治体が介護保険の見直しをしているが、@介護保険計画の見直しについて市の方針A和泉市の介護認定者数、在宅ホームヘルプサービスの利用者数Bホームヘルプサービス事業者の状況はどうか。

【理事者答弁】市ではこれまで、施設整備や各種相談に取り組んできた。@今までの保険給付実績等を踏まえ介護保険運営協議会で議論する。A介護認定者は5月末で65歳以上3,601人(65歳以上人口23,433人)、40〜64歳144人。在宅ホームヘルプサービス利用者は1,200人。Bホームヘルプサービス事業者は19。ホームヘルパー437人。うち非常勤は356人。

【再質問】最近,サービス提供者・利用者双方から不安や不満の声が聞こえてくる。介護110番,介護相談員,介護保険オンブズマンなどの苦情相談システムを先進的に稼動させている和泉市だが、まだ十分に機能しているとは言いがたい。さらにホームヘルパーさんなどサービス従事者の研修をすることや,利用者の生の声を聞くなど早急に対策が必要だ。国での見直し状況はどうか。

【再答弁】今後、ホームヘルパー等の資質の向上や活動支援に取り組んでいく。介護報酬・介護認定ソフト・特養の入所基準の見直しが中心。入所基準では、単なる申込み順ではなく、介護の必要度や家族状況等が加味される方向で検討されている。

【金児質問2】『和泉中央駅周辺の道路交通及び歩行者通行の再編成について』

平成12年12月議会において、同様の質問をした。朝夕700台を越える送迎車が中央駅付近に集中し、「一般車進入禁止」と大書されているバスロータリーにも大量に進入している。社会的モラルから言ってもこれを見過ごすことはよくない。子供もそれを学習している。しかし、送迎車専用バースは狭く状況は更に悪化している。前回も個人的にバス会社や警察に行き、バスと一般車の共用をお願いしたがうまく行かなかった。その後市では13年度予算で、中央駅の再設計費用として300万円を予算化しているが、その内容と今後の取り組み A和泉中央駅付近の最近の交通事故件数及び内容について尋ねる。

【理事者答弁】平成12年の人身事故は3件、平成13年は1件。いずれも軽傷事故。駅前交通広場全体の改善については数案の計画が出来上がり、今後関係機関と協議を行う予定。

【要望】最近歩行者の乱横断も目立つ。車の通行量も増えていて非常に危険なので、新たな信号設置やバス会社との話し合い、譲り合いで何とか早急な対策を求める。駅やバス利用者など住民の声をしっかり聞いてほしい。

【金児質問3】『フィルムコミッションと観光行政について』

21世紀は観光の時代と言われる。国土交通省でも2007年目標に「新ウエルカムプラン21」と題して国内外旅行振興、特に外国人旅行者の倍増に力を入れている。日本は1999年現在、海外旅行者数は1636万人世界10位に対し、来日外国人旅行者は444万人世界36位である。そこで市にフィルムコミッションへの参加を提案する。これは、映画,テレビ,CMなどの映像撮影に協力する事業で、撮影のロケ地として市のPRができるかわりに、市が警察署・消防署など関係機関との代理折衝をする。日本では平成12年に全国フィルムコミッション連絡協議会ができ、参加自治体数が増えている。メディアの影響は計り知れない。和泉市の大きな宣伝になるのでぜひ参加を。

理事者答弁】横浜市や神戸市などの観光先進市はすでに取り組んでおり、観光名所の発掘やビジネス機会の創出等経済効果も見込まれる。和泉市独自の取り組みはまだないが、大阪府、大阪市がロケーションサービス協議会を設置しており、和泉市も歴史・文化に富んだ観光資源や自然環境を生かして観光振興や地域の活性化を図りたい。

【金児質問4】『動物愛護施策について』

6月22日早朝、和泉市内で動物殺傷事件が起きた。毒を仕込んだ魚の切り身を食べて、ネコ6匹、散歩中の犬1匹がなくなった。現在その切り身は大阪府警本部の科学捜査研究所に送られ毒物の鑑定中である。動物が好きな人ばかりではないだろうが、動物だからといってむやみに殺していいわけではない。1973年施行の「動物の愛護及び管理に関する条例」いわゆる動物愛護法は、1999年罰則が強化され、愛護動物をみだりに殺傷すれば1年以下の懲役、100万円以下の罰金となっている。和泉市内の小学校では、動物愛護教育の一環としてどれほど動物を飼育しているか。また総合教育の中でどのように取り上げているか。

【理事者答弁】本市ではすべての小学校でウサギや鶏を飼育しており、世話をすることで動物愛護の心が育ち心を和ませる効果も上がっている。1,2年生の生活科や3年生以上の総合的な時間の中の環境教育,福祉教育で盲導犬を招いて学習したりして、人と動物の共生という視点を育てている。

【要望】平成13年度和泉市内の道路上で亡くなった猫724匹、犬16匹。捕獲や不用犬の引取り270匹と聞く。市レベルで「動物の愛護及び管理に関する法律」を条例として採択している市も多く見受けられる。和泉市でも条例を作ってはどうか。また、動物愛護法では、第3条「国及び地方公共団体は動物の愛護と適正な使用に関し、相互に連携を図りつつ教育活動、広報活動を通じて普及啓発を図るよう努めなければならない」、第4条「9月20日から26日の動物愛護週間には,国及び地方公共団体は動物愛護週間の趣旨にふさわしい行事が実施されるよう努めなければならない」と記されている。ぜひ和泉市でも実行していただきたい。

[3]≪かねこやります・がんばります≫

  @ 『住民とともに考える合併シンポ実行委員会』朝日・読売新聞でも報道されましたが、私も加わって、府内の市議・町議24人で作る表記の会が発足。昭和40年施行の「市町村の合併の特例に関する法律」いわゆる「合併特例法」の適用が平成17年3月31日までということで、各自治体が積極的に検討を始めています。地方分権が進む中、ますます自治体に課せられる行政が重くなり、どちらかと言えばより小さくて財政状況の悪い自治体が合併を余儀なくされるわけです。和泉市は今のままでも、財政状況は悪くなく適正規模で住民の声も届く良い町だと私は考えております。市は6月議会で広域行政研究会負担金の補正予算を250万円組みました。仮に泉大津市・忠岡町と合併しますと人口27万人。特例財政措置約500億円が下りてきますが・・?我々市民の意思が大切。8月23日・30日午後6時半より高石市民会館でシンポジウムがあります。ご参加下さい。

  A 『有事法制に反対する地方自治体議員・共同アピール』に参加しています。7月現在全国で381人の議員が反対表明。アピールの主旨は、■有事法制は市民の生命・財産・権利を侵害します 地方自治体は首相の指示により自衛隊への協力を強制されます 有事法制は憲法違反です 有事法制はアメリカの世界戦略を支援する戦時立法です 有事法制で、むしろアジアの軍事的緊張が高まります。日本が自国の憲法を軽視する態度は、決して他の国から評価されるものではありません。むしろ、この平和憲法を以って日本が積極的外交的努力を尽くし、EUとも協調しながら世界平和に貢献する道を選ぶべきではないでしょうか。日本はリーダーシップを発揮できるはずです。ただし、それを実行できる政治的外交的手腕を持った人がいるかどうか?

内容はネットでも見れます。http://homepage2.nifty.com/mekkie/assembly/index.html

  B 『和泉・夢と歴史を創る会』顧問をしている町づくりの会です。7月16日例会で講師にブレーンストーミングをしていただき、町づくりに関する意識のキーワードとして次の8点が浮かび上がりました。1.伝統/文化 2.コミュニティ/人間関係 3.交通/アクセス 4.モラル 5.町の魅力 6.自然との共生 7.安全性 8.不明。←私達が町に望むもの。とても興味深いと思いません?

  C 『住民票コード配達』8月5日を期して各戸に郵送されたコードに関し、メールが3通届きました。「中身の数字が透けています」「配達証明郵便ぐらいで来ると思っていたら」「抜き取られたり封印が破られる、誤配や盗まれる可能性も」と、みなさん住民票コードの重要性や配達方法に疑問と戸惑いを感じておられます。「他人に知られない様に」と書いてありましたのにね。

   D 『信号設置』1.和泉中央線の<はつが野・セブン・イレブン>前に早ければ10月、遅くとも年内に信号が設置され、同時に交差点改良と右折レーンができます。その200m北にも信号ができます。2.東阪本町の元伏屋に抜ける道に、通学児童の安全のため押しボタン式の信号ができました。3.室堂の『大橋自動車』角に点滅式の信号が10月にできます。

  E 『犬猫殺傷事件』6/22事件の魚の切り身が府警科学捜査研究所で鑑定され、毒物は市販されている殺虫剤と判明しました。すごい殺傷力があるのですね。気をつけましょう。『松尾山農免道路火事』8月8日から1週間燃え続け、国分町や青葉台に喉を刺激する煙をもたらした火事は、M造園の腐葉土製造現場での自然発火からでした。日夜、山をなす枯木を撤去しながら消火に当たられた消防署員の方々には感謝しつつ、今後このような火事がないよう対策をとってほしいですね。

あ・と・が・き

★≪フレッシュ和泉≫後援会では7月27・28日とバスを仕立てて一泊の信州旅行に出掛けました。お腹の中まで鮮やかな緑ときれいな空気を吸い込んで楽しく帰阪しました。おかげで青葉台臨時総会には行けずにすみませんでした。でも、26日夜のあおば会館での開票には立会いをさせて頂き、多くの方々の新会館にかけるお気持ちがひしひしと伝わってきました!

★酷暑の続く毎日。皆様お元気で乗り切られますようご念じ申し上げます。

かねこ和子ONLINE会報 “和(やわらぎ)”