ビディングの基本
2004/04/16
2006/11/19
T: | ミニブリッジでは、デクレアラーがダミーのカードをみて、自分達のスートの長さとHCPからコントラクトを決めました。 しかし、コントラクト・ブリッジでは、オークション(=ビディング)でデクレアラーとコントラクト(切札の種類と取るべきトリック数)を決めます。 コントラクトが決まらないと、ブリッジ・プレイはスタートしません。 従って、ビディングの方法を覚えることがコントラクト・ブリッジ・ゲームに参加する第1条件です。 パートナーのハンドを知るには、HCPとスート枚数の情報が必要です。 例えば、1のオープンは、「切札をハートにして7トリックとる」ことになりますが、同時に、「ハートが5枚で、ポイントは13〜21です」というハンド情報を送っています。 「せり」にハンド情報を割り付ける方法を「ビディング・システム」といいますが、いろいろな方式があります。 プレイヤーは使いやすさ、使用効率などから、ビディング方式を選びますが、利用者の多いシステムが標準方式として現在残っているいるわけです。 初級室では、これまで,ACBL(アメリカ・コントラクトブリッジ連盟)のテキストに準拠して「スタンダード・アメリカン方式」を説明してきました. 昨年(2003)5月,JCBLでACBLの自習ソフト"Learn to Play Bridge"を翻訳して「ブリッジ入門」として配布を開始しました.(「ブリッジ入門」はこちらをクリックすれば、ダウンロードできます。)
その内容は,次表のとおりです.
このソフトはよくできていて,ビディング(1),(2)を指示どおり学習すれば,ビディング・システムの基本をマスターできます. そこで,ビディングの説明はこのソフトに任せてることにしました. ただ,コンピューターがなければ,学習できないことが玉に瑕です. 勿論,画面を印刷することはできますが,手間が大変です. そこで,この学習の補助資料として「ブリッジ入門」(ビデングの手引き)を提供することにしました. これを印刷して手もとにおけば,「ブリッジ入門」のビディング学習に役立つでしょう.
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それは助かります. ところで,ACBLのクラブ・シリーズとどう違うのですか. |
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第1は,トータルポイントが25あれば,ゲームコントラクトがあるとしている点です. 第2は,1のスーツでオープンした時の,オープナーとレスポンダーのポイントレンジのとり方がすこし違います. 第3は,NTビッドはHCPで数えることです.また,1NTは15ー17 HCP,2NTは20−21HCPに設定しています. 第4は,ストロング2とウイーク2を常用しています. 他にも小さな差異はありますが,ビディングの基本的な考え方はおなじです. |
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最後に,資料の印刷の仕方を教えて下さい. |
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資料は,WORD文書で,ページサイズはA5です.ダウンロードして,ワードで開き,袋とじ印刷,両面印刷など,自分の好きなように印刷してください. では,活用してください. Down load はここから.
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