初級室

シカゴ

2001.01.20.
2004.09.19.2/e
2014.06.24 3/e

■シカゴとは何か

シカゴ(Chicago)はラバーブリッジのグループに属するカードゲームです.正式には,4デール・ブリッジ(4-DEAL BRIDGE)といいます.

コントラクトブリッジには,2種類のゲームがあります.
デュプリケートブリッジとラバーブリッジです.

皆さんはデュプリケートブリッジにおなじみだと思いますが,競技会用のブリッジです.最低8人のプレイヤーが必要です.

ラバーブリッジは少人数用のブリッジで,4人プレイヤーが揃えばプレイできます.このゲームは3番勝負で,スコアを争う形式になっているので,決着がつくまで,時間がかかります.1時間以上かかることもあります.メンバーが5〜6人の時など,待っている人は大変です.

その名のとおり、4デールで1件落着しますので,昼休みや汽車で旅行する時、そしてメンバーが5〜6人の時に有効なコントラクト・ブリッジです。

■遊び方

4デール・ブリッジは,基本的には、ラバーブリッジですが、違うのは,

  • デール毎に,バルネラブルとデーラーが指定されている
  • 採点法が違う
  • パスアウトがない

などの点です.

4人がパスした時は、同じデーラーがリデールします。 順番外のデールはリデールしません、正当なデーラーのクレームがなければ、実際にデールした人がオープンしてもかまいません。
しかし、バルネラビリティはそのデールの規定のものになります。

バルネラビリティは1回目が両方ノンバル、4回目が両方バル、2,3回目はデーラー側だけがバルです。
しかし、2,3回目のデーラーサイドをノンバル(非デーラー側がバル)とするキャベンデッシュ方式もあります。どちらでプレイするかは,最初にきめておきます.

● 用意するもの

カード(2パック)、記録用紙、筆記用具。

● 場所を決める

カードを引いて決める。例えば、最高ランクがNに、以下,E, S, W と座る。

● コントラクトを決める

デーラーからオークションを開始し、コントラクトを決める。

● プレイ

デクレアラーの左隣のプレーヤーがオープニング・リードし、プレイを開始する。
13トリック目で、そのデールのプレイは終了する。

● スコア

プレイが終わったら,そのデールのスコアをつけます.
得点法はいろいろありますが、デュプリケート方式が簡単でしょう。

□ 次のデール

時計回りに、左隣のプレーヤーがデーラーになる。
 そして、デール、オ−クション、プレイ、スコアの過程を経て終了する。

□ 4デール終了したら

1 4回のスコアの合計点を計算し、その差を100単位で4捨5入して,スコアを決める。
例えば、780の差は→800→8となる。
2

パートナーを替えて、次のゲームに進む。
例えば、4人しか居なければ,Nはそのまま,N以外のプレーヤーが時計回りに移動する。(4ゲームを行えば、全員の組み合わせが完了する。)
4人以上の場合は,最下位から,未参加者と交代する. 

□ まだ、よく分からない場合

次の図書・資料を見てみる

1 ブリッジ(檜川哲次/河出書房新社)
2 CHICAGO BRIDGE (S.Silverman)

■5,6人の場合

5人 (A) 順番に、1人が抜ける。
(B) 総当りにして、順番に1人抜ける。
S.Silverman の資料と「記録用紙」を参考のこと)
6人 (A) 3ペアをつくり、順番に1ペアが抜ける。
(B )総当りにして、順番に1人抜ける。
S.Silverman の資料を参考のこと)

■ 記録用紙

記録用紙はその都度つくってもよいが、あったほうがよい。色々なパタンの用紙を作ってみました。
こちらをクリックして、ダウンロードしてください。

■資料

CHICAGO BRIDGE ( S. Silverman )
http://cdn.baronbarclay.com/downloads/book_samples/bull16.pd
5人、6人総当り組み合わせと各種のスコア方法。
CHICAGO ( J. McLeod )
http://www.pagat.com/boston/bridge.htm#chicago
デュプリケート式とロシヤ式スコア。
FOUR-DEAL BRIDGE ( ACBL )
http://web2.acbl.org/laws/rlaws/part8.html#4deal
ルール。
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