著者はDorothy Hayden (Truscott)。WBFのグランドマスターで、SPLINTER BIDとDOPIの開発者でもあります。
本書の初版は1965年ですが、1998年にほぼ全面書き直しで改版されました。副題は"HOW TO THINK AT THE TABLE" となっています。176頁のA5判位のペーパーブックです。
WALKER女史も推奨していますが、初心の域を脱した人の再学習用として最適の本だとおもいます。
目次は次のとおりです。
著者は「まえがき」で、初版当時と現代のブリッジ語はシェクスピアとハリウッドぐらい変わったと書いていますが、本書は現代スタイルで書き直しています。
コンベンションもデュプリケートに必要なものは揃っています。一読をお勧めします。
ここでは、彼女のアンバランス・ハンドの評価方法を紹介しておきましょう。
一般に、ハンドの強さはHCPと分布点の合計で評価しています。
彼女の方法は、シングルトンを1、ボイドを2、長いスーツを1として数えるのです。
例えば、 AQ942 A10764 53 6 は10+3=13 で1 とオープンします。
レイズする時は、8枚フィットまではそのまま、9枚フィットなら×2、10枚フィットなら×3、以下同様。で評価します。
例えば、パートナーが 1 とオープンした時、 75 A9753 98652 8 なら
4+3×3=13で4 とレイズします。