Frank Stewart's Bridge Club |
Frank Stewart |
これは、Stewartの最新作問題集で、Baronの広告では初中級者向けです。 Stewartの経営する架空のブリッジ・クラブでプレイされたデールについて、会員のポスト・モーテムにStewartがヒントを出す形式になっています。 普通のプレイの本にある模範的な手法では解決できない問題が多く、使われるプレイ手法に、こういう解法があるかと「目から鱗がおちる」ことがあるでしょう。 また、「基本に忠実に」といった問題もあり、初心者にも楽しめます。 目次は次のとおりです。
各部に24問が設定され、全部で120問、範囲はデクレアラー・プレイからデフェンスまで揃えてあります。 2ページに4つの設問があり、続いて1問1ページで解答が説明される形式て構成されています。また、解答ペ−ジの下欄には、プレイされたハンドに関するビッデングの問題もあり、得した気分になります。 2問ほど紹介しておきましょう。 問題1 [JAN/20]。
EはJで勝ち、A、3とプレイして、オポーネントは3をメークしました。このコントラクトを落とせなかったかという検討です。 解答は こちら。 問題2 [JAN/13]。
スペードとダイヤモンドにそれぞれ2ルーザーがあり、つくれそうもないハンドです。これがつくれたのです。どうしたらできるのでしょうか。 囲碁の検討録のような形式なので、著者の一方的な解説とは趣が異なり楽しめる問題集です。 中級者には参考になる本です。一読をお勧めします。
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