Commonly Used Conventions,Audrey Grant

ACBLの最新のテキストです。従来のスペード・シリーズは廃刊になります。
内容はコンベンションの解説だけではありません。
目次をみればお分かりのようにオープンサイドのビッデングを再解説しています。
競技会用に、ポイントレンジを修正し、必要なコンベンションを解説しているのです。
例えば、ノートランプのポイント・レンジは

1NT 15〜17ポイント
2NT 20〜21ポイント
3NT 25〜27ポイント

となっています。
また、オポーネントが介入した時のステイマンの使い方を説明していますし、これまでなかったジャコビー・トランスファーの使用法を説明しています。
クラブ・シリーズでビッデングの基礎を学んだプレーヤーが競技会に出る時に読むべきテキストです。
これまで疑問に思っていた諸点が、本書で解明されること請け合いです。
JCBLから早く翻訳書が出版されることを期待しましょう。
待ち遠しい方はACBLの出版部へ注文したらいかがでしょう。

目次は次のとおりです。

第1章 THE STAYMAN CONVENTION
第2章 THE JACOBY TRANSFER
第3章 MAJOR SUIT OPENINGS AND RESPONSES - Part 1
第4章 MAJOR SUIT OPENINGS AND RESPONSES - Part 2
第5章 MINOR SUIT OPENINGS BIDS AND RESPONSES
第6章 THE SUBSEQUENT AUCTION
第7章 WEAK TWO-BIDS
第8章 STRONG 2 OPENING
付録 APPENDIX

ノートランプ編は近く出版されるようですが、デフェンシブ・ビッデングやせり合いビッデング、スラム用コンベンション、ネガテブダブルなどを扱うようです。

>> MORE COMMONLY USED CONVENTIONS