アマツバメ
Pacific Swift
Apus pacificus
2012年7月 伊東市(静岡県)
何時かは見に行きたいと常々思っていたアマツバメ。普段は渡りの季節に高空を飛ぶ姿を見掛けるだけでしたが、今年の7月にようやく繁殖地に出かけて集団営巣地の周囲を飛び回るアマツバメを間近に見ることが出来ました。多数のアマツバメが、営巣している岩の周囲を高速で乱舞する様子はとても印象深いものでした。その間近の空間を高速で飛ぶ鳥をファインダーに捕らえてピントを合わせシャッターを押すという動作がこれほど難しいとものだということを改めて思い知らされました。勿論AFと連写機能が発達したデジタル一眼レフであってもです。 息を殺すような緊張感をそう長時間持続出来るわけもなく、それでも2時間近く足場の悪い岩場で粘りました。それでもうまく撮影出来たという確実な手応えを感じることは殆ど出来ないままに電池切れとなってしまったのです。もちろん近くに停めた車に戻れば予備の電池はあったのですが最早その気力もないほどに疲れてしまっていたのでしょう。その後3000枚近い画像からやっとこさ選び出した4枚がこの写真です。 それでも飛んでいるのを見るだけでは分からないその表情や胸から腹部にかけての縞模様などを見ることが出来ました。 (2012年10月19日記)