アオシギ
Solitary Snipe
Gallinago solitaria
2003年11月 奥日光(栃木県) 2008年1月 南河内(大阪府)
2007年1月6日 横浜市内(神奈川県) 
上記いずれも 亜種アオシギ Gallinago solitaria japonica
この鳥との出会いは2001年11月、奥日光湯滝下流の渓流でのことでした。その前から一度是非行ってみたいと思っていたので、現地に早朝に到着間もなく見つけることが出来て大きな充実感を覚えたものでした。朝霧が晴れた眩しい朝日の中で渓流に蹲っていた姿をよく覚えています。その後神奈川県やたまたま滞在した大阪などでも見ることができましたが、最近は見に行くことも少なくなっています。 全国の山地や山麓の小さな流れに生息することが多いようですが思いがけなく人口の水路などに見られることもあるようです。他のタシギ属(Gallinago属)の鳥と比べると体色が暗目の青味を帯びた灰色っぽく見えるのがこの和名の由来なのでしょう。

2亜種が記載されています。
基 亜 種      
Gallinago solitaria solitaria  中央アジアの高地で繁殖し、冬季はパキスタン、インド方面に渡る。
亜  種 アオシ ギ  Gallinago solitaria japonica  西中国東北部、サハリンで繁殖し、日本、朝鮮半島、中国東北部
                                  沿岸地帯で越冬する。
(2020年4月9日記)

参考文献
1, Avibase - The world bird Database
2,日本鳥学会  日本鳥類目録改訂第7版
3,真木広造、大西敏一、五百澤日丸  日本の野鳥650    平凡社