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CHUSAN の FIELD NOTE
平成23年5月9日

日 時 H23/5/9 7時30分 〜 14時
場 所 稲敷市、香取市、小見川町(茨城県、千葉県)
天 候
確認者 CHUSAN
コチドリ ハマシギ コアオアシシギ 13 キアシシギ
ムナグロ エリマキシギ 10 アオアシシギ 14 チュウシャクシギ
キョウジョシギ オオハシシギ 11 クサシギ 15 タシギ
トウネン ツルシギ 12 タカブシギ 16 オオジシギ
シギ、チドリ類のみのリスト
先週末から見られているエリマキシギを見に稲敷市方面に出動した。幸いにもお目当てのエリマキはすぐに確認出来た。夏羽への換羽がかなり進んだ個体である。同じ場所でオオハシシギも見られたがこちらは先週20羽余り見られたのに今朝は4羽のみ。残りはすでに渡去してしまったのだろうか?別の蓮田では暫く姿を見せなかったツルシギも未だ滞在中ですっかり黒くなっており、今日は6羽が元気に採餌しているのを観察することが出来た。一方ではチュウシャク、ムナグロ、キョウジョ、キアシ、トウネンといった鳥たちは震災による水田の環境変化の影響を大きく受けているようだ。この時期数百羽の群を見ることも珍しくはないのだが今年は農業施設の損傷や水田の液状化被害などで
未だに水が入っていない田んぼも多く見受けられ、田植えが大幅に遅れていることもあり全体としては数が非常に少ないのである。このままシギチの渡りが収束してしまわないように祈るのみである。
この写真、激しい液状化現象で大量の砂と水が噴出し広い範囲に田んぼを埋め尽くしてしまった状態である。ここは毎年この時期多数のムナグロやキョウジョシギ他の混群が飛来する場所で、田植えが終わったばかりの田んぼに沢山の鳥が舞い降り、農作業にいそしむ人々の傍らでこれらの鳥が餌を採り、飛び回る。これらの群れには時としてウズラシギ、オグロシギ、オオソリハシシギ他が混じり観察の楽しみの一つとなっていた。 農道は激しく波を打つように陥没し、電柱は傾き。灌漑用のポンプ施設や配管などはズタズタに引き裂かれ作付けが行われる見通しもたたないだろう。 こんな中に少数ではあったがムナグロの群れが降りていた。 気のせいか鳥たちは毎年立ち寄る場所の変わり果てた様子に戸惑っているように見えたのである。