フルマカモメ
Northern Fulmar
Fulmarus glacialis 
白色型 2010年7月  根室半島 東方沖(北海道)
暗色型 2010年7月  根室半島 東方沖(北海道) 中間型 2010年7月  根室半島 東方沖(北海道)
フルマカモメとの最初の出会いは2001年7月、波崎新港に衰弱した個体が入った時でした。動きが緩慢で、すぐ傍に近付いても動かず、身体の下面が濡れていていかにも弱っている様子でした。 その後も八丈航路や銚子沖海鳥ウォッチングでたまに見かける程度でした。 今年7月に根室半島東方沖の海鳥クルーズに参加した折に沢山のフルマカモメを見ることができました。 出来たら白色型が見られればラッキーと思っていましたが早朝に霧の中、比較的近くに浮いている写真の個体を見ることができました。 ミズナギドリ類としては太めであまりスマートとは言えないかもしれませんが独特な風貌と姿勢にユーモラスな一面を感じます。 典型的な暗色型、白色型の他中間型または淡色型など羽色や嘴の色などにはかなりの変異が見られるようです。
寒冷な海域に周年分布し、日本では本州中部以北の海域で多く見られます。