カ モ メ
Common Gull
Larus canus
成鳥冬羽 2010年1月 銚子(千葉県) 成鳥夏羽 2010年4月 神栖市波崎(茨城県)
幼羽〜第1回冬羽 2009年3月  銚子 (千葉県) 成鳥冬羽 2008年3月 銚子(千葉県)
鳥見を始めてから2年程の間は、あまりカモメ類を見に行く機会がありませんでした。たまたま鳥見目的ではなく、銚子に遊びに行った折にカモメ類を改めて観察したのですがこれがさっぱりわからず、これほど複雑且つ怪奇な分類と識別方法に目をシロクロさせられました。それ以来先輩に教わりながら、また自分でも考えながら、専門の図鑑も整えそれなりに勉強をしたつもりでしたが、すればするほどわからないことも多くなってきます。 その中で比較的わかりやすいと感じたのがカモメでした。 それ以来タダカモメ(Common Gull)に限ってはコカモメ他の亜種を別とすればそこそこ識別ができるようになったと思っていました。 しかし今年4月に入ってから波崎に行った時に頭部から胸にかけて薄っすらとベニを差したようにピンク色をしたカモメを初めて見たのです。 驚きました。これもカモメ?しかも沢山いました。 しかし手持ちの図鑑などでこのことに触れているものはなく、先輩諸氏に聞いて初めて普通のことであると知りました。 このピンク色は個体によってかなり差があるようです。
Common Gull と言われるだけあってユーラシアから北米にかけての広い範囲で繁殖しており従って多くの亜種も知られているようでこのピンク色も亜種による?? 依然として知りたいことが次々と出てくるのがカモメの魅力でもあるのかなと、最近では思い始めています。