コキアシシギ
Lesser Yellowlegs
Tringa flavipes 
2008年8月(利根町 茨城県) 2010年4月 夏羽に換羽中(稲敷市 茨城県)
2008年 8月 コアオアシシギと共に(利根町 茨城県)
鳥見を始めて何年かたった1999年秋の渡りの季節に浮島地区にコキアシシギが姿を見せました。この時には残念ながら見ることが出来ず、それ以来コキアシシギは私が是非見たい鳥の代表格として憧れにも似た気持ちで今年こそ見たい、来年はきっと会えると9年間思い続けてきた鳥でした。 そして2008年8月 茨城県の涸沼の近くで久しぶりに見つかりその日三番瀬で鳥見を楽しんでいた私はすぐさま車を飛ばしてお昼前に目的地に到着、念願かなって間近にこの鳥を見ることが出来ました。 その後何日かして利根町に移動、再びじっくり観察することが出来たのです。 コアオアシシギと一緒のことが多かったこの個体はその後利根町でオオタカやハヤブサに襲われて可愛そうな運命を辿るのですが初めて見たときの鮮やかな黄色の長い足は印象深く忘れられないものとなりました。  そして今年(2010年)4月、幸運にも再び今度は春の渡りのとき、夏羽に換羽中の個体を観察することができました。 このときもやはり1羽のコアオアシシギと行動を共にしていました。 3日程の短期滞在だったようです。
本来は北アメリカで繁殖し南米大陸で越冬する鳥で、日本は渡りのルート上にはありませんが渡りの経験の浅い若い鳥が時々コースを間違えて姿を見せるのだと思います。たった一羽で長距離を渡るリスクは如何ばかりかと察せられます。