コマミジロタヒバリ | |||
Blyth's Pipit | |||
Anthus godlewskii | |||
2018年5月 舳倉島 | |||
2017年3月 与那国島 | |||
この鳥初めて見たのは日本国内ではなく、2013年3月、ネパールのコシタップ野生生物保護区でのことでした。その後国内で見ることが出来たのはそれから4年後の2017年3月、与那国島東崎でのことでした。多数のマミジロタヒバリの群れの中に3羽ほど、やや印象の違うタヒバリが混じっており、同時に観察したマミジロタヒバリに比べて嘴がやや小さいこと、眉斑がやや不明瞭なことなど、コマミジロタヒバリの特徴を見て取ることができたのです。この時は草原の中を移動している状態で、足指、特に後趾の爪を確認することは出来ませんでした。 その後は観察する機会はなかったのですが、今年(2018年)5月、舳倉島の岩場で全身が確認できる状態で見ることが出来ました。そして改めて上記特徴に加えて後趾の爪の長さがマミジロタヒバリのそれと比べて短いこともはっきりと確認出来ました。滅多に見る機会のない鳥だけに嬉しさもひとしおでした。(2018年6月13日 記) 中国北部からモンゴル、シベリア南部の一部で繁殖し、インド、ネパール、ブータン方面で越冬します。 日本にはマミジロタヒバリに混じって極く少数が渡来するようです。 亜種の記載はありません。 参考文献 日本鳥学会 日本鳥類目録改訂第7版 P.Alstrom and Krister.Mild 「Pipits and Wagtails」 Princeton University Press 真木広造、大西敏一、五百澤日丸 日本の野鳥650 平凡社 |
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マミジロタヒバリ と コマミジロタヒバリ の比較 | |||
頭部の比較 | 後趾の爪の比較 | ||
マミジロタヒバリ | コマミジロタヒバリ | マミジロタヒバリ | コマミジロタヒバリ |