ミヤマガラス
Rook
Corvus frugilegus 
2014年2月 板倉町(群馬県) 2013年2月 神栖市(茨城県)
2011年5月 輪島市(石川県) 2013年11月 千葉市(千葉県)
亜種 ミヤマガラス  Corvus f. pastinator (4画像共)
セ初めてこの鳥を見たのはまだ鳥見初心者で右も左も分からなかった頃の20世紀末(笑)でした。場所は埼玉県菖蒲町の水田地帯で、コクマルガラスと共に見ることが出来ました。 もともと冬期、西日本、九州に多数渡来する鳥だったようですが、この頃には関東平野、埼玉、群馬、栃木の冬のタンボでも大きな群れを見ることができるようになっていました。その後も渡来地域は広がり続けており、去年の冬には自宅近くの千葉市柏井の住宅地でも見られるようになったのです。 この地域では季節にかかわらず、早朝塒をあとに餌場に向かうハシボソガラス、ハイブトガラスが見られ、夕方これらのカラスが塒入り前に集結するのですが、2013年11月、たまたま通りかかった集結場所でミヤマガラスらしい声を聞いて、双眼鏡で確認したところ、群れの中にかなりの数のミヤマガラスが混じっているのが確認できました。急いで帰宅してカメラをもってきて撮影したのがNo4の画像です。 冬期のみ、ハシブト、ハシボソの群れに加わるのでしょうか?ちなみにこのミヤマガラス、塒も共有しているのかは未確認です。 春の舳倉島で渡り途中のミヤマガラスを見たこともあります。
ユーラシア大陸に広く分布するようですが、2亜種に分けられるようで、日本に渡来する亜種(C. f. pastinator)は東アジア、中国、朝鮮半島、日本に分布。 一方基亜種(C. f.frugilegus)はユーラシア西部、北アフリカからインド西北部に分布するとのことです。
(2014年8月3日記)