ミヤマシトド
White−crowned Sparrow
Zonotrichia leucophrys
亜種ミヤマシトド(Zonotrichia l. gambelii)  2013年4月  東京港野鳥公園 (東京都)
セ鳥見を初めてしばらくたった初心者の頃、この鳥が埼玉県で見られたのですが、当時はまだ知り合いも少なく、情報が入らず、見ることは出来ませんでした。 その後近縁種であるサバンナシトド、キガシラシトドなどは見る機会がありましたが、この鳥を見る機会はなかなかありませんでした。しかし、2013年4月、東京港野鳥公園に本種の綺麗な繁殖羽が現れ、多くのバーダーやカメラマンが訪れました。公共の施設の中だったこともあり、観察可能な狭い場所への誘導が公園の職員によって実施されました。私も発見情報が流れた翌日雨天をおして駆けつけ、雨に濡れながらも見ることが出来ました。非常に美しい個体で感動を覚えました。 
北米大陸北部で繁殖し、北米南部から中米、カリブ海方面で越冬。文献等によれば、4〜5亜種に分類されている様で、日本で時折見られるものは、アラスカ、カナダ北西部で繁殖するZonotrichia l. gambelii とされています。基亜種であるZonotrichia l. leucophrys はカナダ東部、ニューファウンドランド島などで繁殖、冬期は北米大陸南東部からキューバ、ジャマイカ方面に渡るとされています。(2014年8月3日記)