オオチドリ
Oriental Plover
Charadrius veredus 
成鳥夏羽  2015年3月 与那国島
成鳥冬羽と思われる個体 ムナグロと共に行動していた ムナグロと共に飛翔する成鳥と思われる個体
2011年9月 稲敷市
私が初めてオオチドリを見たのは2000年9月、現在の稲敷市東町の水田でした。幼鳥1羽でした。2度目の出会いは2011年9月、何と10羽+の幼鳥、成鳥冬羽の群れが、同じ東町の水田に飛来しました。ムナグロの群れと共に飛来し、短期間滞在してくれました。そして今年2015年3月下旬、与那国島で念願の美しい成鳥夏羽を見ることが出来ました。今まで写真で見たものよりもずっと綺麗な個体でした。

オオチドリの分類については、2亜種に分類する説とこれを別種とする説があり、2亜種とする場合は

Charadrius asiaticus asiaticus
カスピ海周辺から中国西部で繁殖、冬期は東アフリカからアフリカ南部に渡る基亜種ニシオオチドリ
Charadrius asiaticus veredus 
モンゴルから中国東北部で繁殖、冬期はオーストラリア方面に渡り。一部が日本を通過する亜種オオチドリ

となりますが、形態が異なるということで日本鳥類目録改訂第7版では別種として扱っており
 
日本を通過するオオチドリを   Caradrius veredus
西側に分布するニシオオチドリを 
Charadrius asiaticus
とする説をとっています。
(2015年10月18日記)