オオジシギ
Latham's Snipe
Gallinago hardwickii
2002年7月 稲敷市(茨城県) 2007年7月 稲敷市(茨城県)
2005年6月  網走市(北海道) 2006年6月 富士吉田市(山梨県)
初めて図鑑に出ているオオジシギのデスプレイ飛翔に出会ったのは鳥見を始めてからまもなく、富士山麓でした。鳴き声と急降下の際の羽音について、どの図鑑にも一様に擬音表現で説明してありますが、本物に出会ったときまず耳にした得体の知れないしゃがれ声と天空から降ってくるような雑音で、これが有名なオオジシギの飛翔の際の音だとは気がついていませんでした。この音の正体が判るまでには多分10分以上を要したかもしれません。オオジシギは高原の草地などで繁殖を終え、越冬地への渡り途中でマイフィールドである水田地帯の休耕田に立ち寄るので繁殖地に行かなくても毎年7月下旬から8月にかけて比較的容易に見られます。ジシギ類の細部識別の問題はありますが、見かける時期と行動。独特の顔つきと色彩などによりおよその判別がつくのではと思うようになりました。
ところで文中では適当に使い分けましたが識別と判別って異なるのでしょうか?