オオトウゾクカモメ(ナンキョクオオトウゾクカモメ)
South Polar Skua
Stercorarius maccormicki
いずれも 2013年6月 苫小牧航路−宮城県沖
この鳥を見たのは2013年6月に北海道鳥見旅行をした時、苫小牧航路の往路でのことでした。遠くから船に近寄ってきて暫らくは船と並行に、甲板よりやや低い位置を飛んでくれました。限られた季節の航路でないと見ることは難しいようですが、それもこの鳥の分布と行動の特徴から来るものでしょう。 南極大陸で繁殖し、春から秋(南極が冬の時期)には北太平洋、北大西洋、インド洋まで渡る繁殖期以外は外洋で生活する海鳥です。 分類上の位置づけには諸説あるようですが、ここでは2012年9月に発行された日本鳥類目録改訂第7版に拠っています。 第6版ではオオトウゾクカモメ属(Catharacta)とされていましたが 第7版では、他のトウゾクカモメ類と同様、トウゾクカモメ属(Stercorariusに属する種とされました。 分類に関しては、他にAvibase−the world bird database を参考にしています。 (2014年2月12日 記)