サバンナシトド
Savannah Sparrow
Passerculus sandwhichensis
2003年11月 葛西臨海公園
2016年2月 埼玉県蓮田市
上記はいずれも 基亜種 サバンナシトド Passerculus s・ sandwhichensis
2003年11月3日、山形県南陽市の家内の実家から米や果物を積んで帰る途中、山形、福島県境の板谷峠を下っている時に、鳥友から連絡が入り、葛西臨海公園にサバンナシトドが出たとのことで、現地に直行しました。到着は夕刻近くでしたが、幸いにもまだ見ることができたのでした。これがこの鳥との最初の出会いでした。当時から現在に至るまで葛西臨海公園を中心に熱心にそして丹念に観察を続けておられるKさんご夫妻が初認されたのでした。 その後は時々近県でも情報があったのですが、遠かったり、時間が取れなかったりで、見る機会がありませんでしたが、今年、2016年2月に埼玉県の蓮田市で再び見ることが出来ました。眉班は黄色味を帯びているのですが、葛西で見た個体は明らかに眉班には黄色味があり、全体でもやや黄色味がかった印象でしたが、蓮田市の個体は全体に色が浅く、眉班の黄色味もそれほど強くは見えませんでした。個体差だと思いました。

アリューシャン列島から北米大陸のカナダ、アメリカ合衆国にかけて広く分布し、冬期はアメリカ合衆国南部、メキシコ、ユカタン半島にかけての地域に渡る。多くの亜種が記載されているが、日本で記録されるのは、基亜種 サバンナシトド Passerculus s・ sandwhichensis で、アリューシャン列島東部、アラスカ西部からカリフォルニアにかけて繁殖する亜種とされている。(2016年2月記)