シマフクロウ
Blakiston's Fish-Owl
Ketupa blakistoni
 いずれも 基亜種シマフクロウ Ketupa blakistoni blakistoni  2013年6月 北海道 羅臼町
2005年6月に道東を訪れたときにスケジュールの関係で諦めざるを得なかったこの鳥に初めて会いに羅臼を訪れたのはそれから8年後の2013年6月、自分の車と共に大洗−苫小牧フェリーに乗り、10日間かけて道北−道東を回った時でした。
その旅の5日目の宿は羅臼の鷲の宿、日によってはなかなか見られないこともあるとのことで不安もある中で、この日は午後8時頃から9時40分過ぎまで、入れ替わり立ち代わり4羽のシマフクロウが生きたオショロコマを放した小さな流れに姿を見せてくれました。4羽のうちの3羽には個体識別のための標識が付けられていましたが1羽にはついておらず、生まれて間もなくの標識をつける適期にうまく捕獲出来ず、標識を附すことが出来なかったとのことです。
その後も餌付けされた個体ではなく、森に生息する自然の姿を見たいと思い2015年2月に再び道東を訪れた際に情報のあった場所を探したのですが、会うことが出来ませんでした。

大きく2亜種が記載されており 基亜種 K b blakistoni は南千島、北海道、サハリンに分布する一方
                    亜種 K b doerriesi はシベリア南西部の海沿い地域から中国東北部、朝鮮半島など
                        大陸側の限られ た地域に分布
                                                           (2019年2月24日 記)
参考文献
日本鳥学会  日本鳥類目録改訂第7版
Avibase−the world bird database 
真木広造、大西敏一、五百澤日丸  日本の野鳥650    平凡社