シラガホオジロを初めて見たのは２００４年１２月末のことで、八ヶ岳山麓の牧場地帯であった。数羽の小群で寒風吹きすさぶ耕地を飛び回っていました。その後は見る機会もなかったのですが、今年（２０１５年）２月下旬、道東を訪れた際に思いがけずやはり数羽の小群を観察することが出来ました。すでに夏羽への換羽がかなり進んでおり殆ど夏羽といってもよいと思えるほどでした。頭部の濃いえんじ色と白い頬、頭頂部のシラガの組み合わせが印象的でした。 ２亜種に分類され、 Emberiza　leucocephalos　leucocephalos 日本を通過する基亜種　シラガホオジロはシベリアからサハリンにかけての地帯で繁殖し、冬期はイラク、インド、中国方面に渡る Emberiza　leucocephalos　fronto は中国北西部の地域内で繁殖する個体群である。