シロハラクイナ
White-breasted Waterhen
Amaurornis phoenicurus 
2014年4月 石垣市(沖縄県) 2015年3月 石垣市(沖縄県)
2015年4月 石垣市(沖縄県) 2015年4月 石垣市(沖縄県)
基亜種 シロハラクイナ  A p. phoenicrus (4画像共)
この鳥との最初の出会いは初めて石垣島を訪れた2000年12月のことでした。宿泊したホテルの部屋から中庭の芝生を見るとこの鳥がソロリソロリと茂みから出てきたのでした。非常に用心深い鳥だなと思った記憶があります。その後は石垣島を訪れる度によく見かけましたが、個体によって警戒心の強さに違いがあるように思えます。また、交通事故にあうことも多く、車に衝突して命を落とした遺骸を目にすることもしばしばです。日本では沖縄県に留鳥として生息しており、多様な環境に適応している様で、水田、サトウキビ畑、牧場の牛舎周辺など色々な場所で見掛けます。熊本、鹿児島などでも繁殖が記録されており、関東地方でも数年前には千葉県、埼玉県などで一時的に繁殖が確認されましたが、その後継続して繁殖することはなかったようです。 基亜種を含めて4亜種に分類されているようですが諸説あるようで、ネパール、インド亜大陸、東南アジアスンダ列島、フィリピン、スラヴェシなど広範囲に分布しており、北へ分布を広げているとされています。。(2015年6月3日 記)