ウミバト | |
Pigeon Guillmot | |
Cepphus columba | |
亜種アリューシャンウミバト Cepphus・c・kaiurka 左 成鳥夏羽・ 2013年6月 根室 右 第1回冬羽 2008年3月 銚子漁港 |
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亜種ウミバト Cepphus・c・snowi 成鳥冬羽 2016年1月 根室・ |
亜種アリューシャンウミバト Cepphus・c・kaiurka 冬羽から夏羽への換羽中 2016年1月 根室 |
ウミバトとの初めての出会いは、2008年の3月から4月にかけて、銚子漁港でのことでした。北の海鳥がなぜ漁港の中まで入り込んだのかは分かりませんが見る機会のない鳥で、真っ赤な足が印象に残っています。 それから約5年後の2013年の6月に北海道を一回りした時に根室の落石漁港からのクルーズに乗った時、霧のなかで成鳥の繁殖羽を見たのがこの鳥との2回目の出会いでした。しかしその頃まではこの鳥の詳細については勉強しておらず、手持ちの図鑑にも亜種についての詳しい記述はなかったので、私にとってはあまり馴染のある鳥ではありませんでした。 今年(2016年)の1月中旬、2回目の冬の落石クルーズに乗る機会があり、2亜種の冬羽を間近に見ることが出来たのです。 千島列島からカムチャッカ半島、ベーリング海峡沿岸 アリューシャン列島、アラスカから北米大陸西岸に分布し、5亜種に分類されている。日本近海で見られるのは2亜種とされているが、基亜種C.c.columbaが渡来している可能性もあるという。 Cepphus.columba.columba 基亜種 columba はシベリアのベーリング海沿岸からアラスカ西岸に分布 冬期は日本近海に来ている可能性もあるという。 Cepphus.columba.snowi 亜種ウミバト 千島列島亜種で夏期、冬期を通じて北海道近海で見られる。 Cepphus.columba.kaiurka 亜種アリューシャンウミバト カムチャツカ半島の東、コマンドルスキー諸島からアリューシャン列島西部、中部で繁殖夏期、冬期を通じて北海道近海で見られる。 Cepphus.columba.adiantus 亜種 adiantus アリューシャン列島中央部から南部、カナダ西岸にかけて繁殖 Cepphus.columba.eureka 亜種 eureka アメリカ西海岸(カリフォルニア北部以北) (2016年2月21日記) |