ヤドリギツグミ
Mistle Thrush
Turdus viscivorus
Turudus viscivorus ssp ヤドリギツグミ 亜種不明
2014年3月  三重県(4画像共)
ヤドリギツグミは以前ヨーロッパに何回か出張することがあり、公園の芝生など開けた場所で時々見掛ける鳥でした。その鳥が三重県に来たと聞き見に行くかどうか迷っていましたが、2014年3月上旬、意を決して遠征してきまた。山間の耕起された水のない水田でミミズなどを採っていて見たところノンビリと異郷での冬を過ごしているようにみえました。改めて観察すると尾の長い大型のツグミです。時折付近の斜面の杉の木や電線などにとまっては、しばらくするとまたタンボに降りて餌を探す。そんなことを繰り返しているようでした。 しかし何故ここなのか? たまたま休息のために降り立った場所が気に入って長逗留してしまったのか・・・・そんなことを考えながら1時間程観察していました。
日本鳥類目録改訂第7版によれば、今までに日本で記録されたヤドリギツグミについてはどの亜種なのかは分かっていないようです。 大きく3亜種に分けられるようで、基亜種 T.v.viscivorus はヨーロッパから西シベリアにかけて、 亜種 T.v.deichleri は北西アフリカ、地中海地域、そして最も東側に分布する亜種 T.v.bonapartei が東シベリア、中央アジア、ヒマラヤに分布し、冬期は北インドに渡るとのことです。
(2014年6月記)