あるかわいい子からおねだりされた。
…ら応えてあげたい。
それが話となると今の私には厳しい。
書いてないから思いつかない!
…で、絞り出した何点のかのうちのひとつ
忘れないように…
「あ、きたきた」
そのお方はいかにもようやく来たなと言う表情で、
もたれ掛かっていた壁から離れた。
「ほい、これ」
そう言っていきなり何かが空中に投げられた。
「きゃっ!」
突然の出会いに加えて訳のわからない展開。
あわてて投げられた小さな何かを落とさないようにとキャッチする体勢をとる。
両手で作った受けに乗ったのはどうみても鍵。
何の変哲も…あるはずがないふつうの鍵。
「あ、あの白薔薇さまこれは?」
「ノン、ノン、祐巳ちゃん。白薔薇さまは志摩子よ。今の私はただの佐藤聖だからね〜」
はぁ、確かにそうなんですが…
「聖さま、あの…これは?」
「う〜ん、もう一声!せめて聖さんか聖がいいな〜。あ、それ?
鍵よ、私のアパートの」
「そうですよね、どうみても鍵ですよね」
「そ、鍵よ」
そう言ってからお互いを見合って声を出して笑った。
ん?鍵?…
「あ、えっ?!」
聖さまの顔と鍵とを何度も見直す。
間抜けな姿とおもいつつも、
何とか今の状況を理解しようと努力をする。
[2005年6月10日 13時14分12秒]