「紘子、どうしたの?不機嫌じゃない?」
「・・・仕事ですよ」
「また?」
「またです」
たまにしか会えない二人だから、会った時はそれこそ、
子猫のようにお姉さまに甘える私も、今日は違った。
お姉さまのところに行く前に、残した仕事を片付けにいったら、
指示した事を無視して、勝手に自分達の判断で仕事している
パートの人たちを見つけ、しかりつけてきたのだ。
「ふ〜ん、紘子が正しいと思うけど?」
「それは、その場面だけを判断すれば、私のしている事は間違っていないけど、
パートさん達に正しい判断を出来るようにするのも私の仕事のうちかと思うと、
自分の責任かと思うんですよね」
「全部の責任を負うなんて無理よ。色々な人がいるんだもの。全部を自分の思い通りなんてのは不可能よ」
「それはわかっているつもりなんですけどね・・・」
「紘子、ハイこれ!」
そう言って手渡されたのは赤い鬼のお面だったりする。
「・・・つけるの?」
つけてくれとお願いしていたのに、「何で自分が」と不機嫌な顔をさらに歪めながら、
口をタコにしてお姉さまの方を見る。
「もちろん!私がつけても良かったんだけど、今日の紘子の姿を見てたら、適役は私よりも紘子だと思うけどな」
自分がつけたくないんじゃなくて、私がつけるべきだからということを強調するお姉さま。
「お姉さまがつけるハズだったじゃないですか」
素直に「はいわかりました」とつける私じゃない。両手でお面をくるくる回しながら、
すねた口調で、初めの予定の通りにならないかと反論する。
「そりゃそうだけど、でも、今、福を一番欲しいのは紘子でしょ?
そうしたら、私が鬼の役をするより、紘子がしたほうがあなたの為になるもの」
「仕方ないな〜。確かにお姉さまの言う通りかも。でも、夕飯食べてからでいいでしょ?」
本当は納得してはいないけど、あまりにもニコニコ笑顔を私に振り撒いてくれる
お姉さまの姿を見てしまったら、反対する気が薄れてしまった。
「もちろん♪今日のお夕飯は紘子が作ってくれるのよね?」
「約束ですから。でも、やっぱり行事にも地域性があるんですね」
「そうかしら?マメを撒くのは全国共通でしょ?」
「だけど、お姉さまの方では『福巻』は食べないでしょ?」
「紘子の家は食べるの?」
「食べませんよ。太巻きの中身がかんぴょう、きゅうり、卵とかの、
普通の太巻きなんですけど・・・苦手なんですよ、私」
「ふ〜ん、でも、お店では売っているって訳?」
「そうなんです。そう言えば、玄関先にヒイラギの枝だかを、
いわしの頭と一緒につるす地域もあるとか。知ってる?」
「・・・それも厄除けの一種?」
「だそうですよ。うちはやらないですけど」
「あ、紘子太巻き食べられないって言ったけど、それは・・・」
「別に気の持ちようだから、中身をかえた太巻きだけど、だめ?」
「それならいいけど。私の為に食べられないものを作ってくれるのかと思った」
「そんな無駄な事はいたしません!」
「さすが紘子ね♪」
そう言いながら私は手を洗い、買ってきた食材を冷蔵庫にしまったりしながら、
さっそく夕飯の準備を始めた。すでに時間は午後の5時。本当なら、
もっと早く来るつもりだったのが、仕事が終らずこの時間。・・・哀しい。
「せっかくだから、私の好きな巻物にしますよ」
「え、なになに?紘子の好きなのって?」
「・・・そんなに楽しみにされるとちょっと言いにくいじゃないですか」
「だって、知りたいんだもん♪」
「『カルフォルニアロール』って知ってます?」
「聞いた事はあるかな?」
「お魚だとお姉さま食べ慣れてるし、変わったのと思ったら、それしか思いつかなくて」
「へ〜、ここに並んでるのを巻くのね。えっと、きゅうりと、かいわれ、カニと、アボガドね」
「あと、おかずも兼ねて、エビフライ巻も作ろうかと。それにサラダと、お吸い物。足りる?」
「大丈夫でしょ」
「じゃあ、エビフライを揚げてもらっていい?その間に、こっちを切ってしまうから」
「オッケー!わかったわよ」
二人で作るのはいつもの事。どちらかがメインで献立を決めて、もう一人がそれを手伝う。
・・・もっとも、大抵、お姉さまは仕事をしているから、私が一人で作る事が多いのだけど。
そんなに手の込んだものじゃないから、夕飯はあっという間に食卓に並べられた。
二人の共同作業の集大成がそこにある。ちょっと大げさだけど、一緒に作れるそのこと自体が、
キッチンに二人並んで立てることが私はとても嬉しくて、仕事のことなど頭から消えていた。
「さ〜て、出来ましたよ。お姉さま、食べましょう」
そう言って、最後にお吸い物を持ってきてテーブルに並べた。
向かい合って座ると、手を合わせて「いただきます」と二人同時に言った。
「へ〜っ、面白いわね、この巻き方」
「一つは普通にのりが外。で、こっちはごまをふったサランラップにご飯を伸ばして、
そこにのりを置いて、具を巻いていくの。見かけがいいでしょ?」
「そうね。でも・・・こっちのは大きくない?」
「一応、縁起のいい方向を向いて無言で『かぶりつく』のがいいんで、かぶりつきやすい大きさに」
「で、その方向ってどっち?」
「忘れた」
「んもう!忘れんぼさんなんだから」
「・・・と言うか、ここだと方向がわからないかなと思って。確か・・・南南東だった・・・かな?」
「ま、いいわ。縁起担ぎなんだから。それに、紘子と一緒にする事に意義があるんだし」
「そう思ってください。それじゃあ・・・」
二人して太巻きを一本ずつ手にすると、無言で同じ方向を見ながらかぶりついた。
何を考えて食べたのか・・・それは二人それぞれの胸の内に秘めながら。
「初めて食べたけど、おいしいね」
「そうでしょ?またいつか作りますよ」
「作ってくれる?」
「もちろんですとも。リクエストいただけましたら、いつでもお作りいたします」
澄ました顔で答える私にお姉さまはちょっと目を丸くすると、ちょっとした間の後、
二人しておなかを抱えて笑い出した。
「・・・ははっはははっ。作りますとも。いくらでも。言って下さいよ」
「それじゃあ、またいつかリクエストするね」
お姉さまは初めて食べたカルフォルニアロールがとても気に入ってくれたらしく、
あっという間に一本食べてしまった。私も久しぶりに作ったそれに懐かしさを感じながら、
同じように一本を食べ終えた。
「ふ〜っ。おいしかった。ごちそう様でした」
そう言って、食べ始めた時と同様、合掌して頭を下げるお姉さま。
ぺこりと頭を下げる姿が妙に可愛くて、私は心の中で微笑んでいた。
「お粗末さまでした」同じように私もすると、前もって決めてある約束で、
お姉さまが皿を片付け洗ってくれた。
皿洗いが終った頃を見計らい、私は声を掛けた。
「じゃあ、お姉さま、豆まきの準備をしましょうか」
「準備と言ってもお豆を持ってくるだけよ」
「でも、準備でしょ?」
「はいはい、持ってくるから、紘子は鬼のお面を準備して!」
「は〜い・・・」
二人で節分を過ごすのは初めて。まるで子供の頃に戻ったかのように、
うきうきとしながら、玄関先に置かれた鬼のお面を手にすると、
お姉さまが豆を持ってくるのを待つ。さすがに玄関近くは冷える。
ちょっと、両手を二の腕に当てる動作をすると、それを近くに来たお姉さまが見て、
「あら、さすがに玄関近くは冷えるのね。さ、早く福を呼びましょうね」
升に入った福豆をもつお姉さまが来たので、私は鬼のお面をかぶった。
「あら?なかなか似合うわよ♪」
「・・・それって誉めてるの?」
「誉めてはないけど、私より紘子がかぶって正解だった気がするわ」
「私はお姉さまの方が似合うと思いますけどね」
「体型的に?」
「そ、それもあるかな〜」
正直に言って良いものかどうかの戸惑いを声に出してしまいつつ、
私は両手をさっとあげ、鬼になりきる動作をした。それを見て、
お姉さまも升を抱えるように持つと、私に向かって投げてきた。
「鬼は〜そと!」お姉さまの叫ぶ声と共に、豆が向かってきた。
「福は〜うち!」今度は玄関から部屋に向かって豆を投げている。
その動作を何度か繰り返すと、私達は部屋のコタツに向かっていった。
「ねえ?お姉さまの地域ってどんな豆まきでした?」
「うち?うちはね、祖母がいる間は、親戚中の子供が祖母の家に集まってね。
それで、一つの部屋に集まると、電気を消して、豆と一緒に小銭をまくの。
ちょっとした小遣い稼ぎだったわよ。でも、今日みたいに鬼のお面を誰かが被るってのはなかったな」
「お金もまいたんだ。へ〜っ。私のところは、今日みたいに玄関の外でやったかな?
やっぱり、鬼のお面は被らなかったよ。で、年の数だけ豆を食べた」
「あ、それは私も一緒」
「・・・じゃあ、食べます?」
「やっぱり食べるの?」
「食べましょうよ。余ってるし・・・豆」
「年の分だけ数えるのって嫌だな・・・」
「じゃあ、私が数えてあげますよ」
「そういう意味じゃないんだけど〜」
「えっと・・・2・4・6・・・20・24・・・はい。お姉さまの分」
「あ、ありがとう」
「で、これが私のっと。そうか、今だと丁度5つ違うんですね」
「でも、後少しでまた4つ差になるわよ」
「さて、頂きましょうか」
二人して豆を「ポリポリ」と食べ始めた。
「私、豆は好きじゃないのよね」
「でも、納豆のように糸はひきません」
お姉さまの嫌いな食べ物、それは納豆。
でも、それ以外なら大丈夫と言っていたのに。
「そ、それはそうだけど、なんか昔から嫌いだったな・・・」
「確かに砂糖とかで味がついているわけじゃないし、口の中が乾燥する感じですけど、
でも、少し甘味があって、香ばしさがあって、私はそれなりに好きなんですけどね」
会話が途切れた後も、しばらく豆をかむ音が部屋の中に響いていた。
「・・・私、同じ『豆』なら、紘子の豆を食べたいな♪」
「はっ?!な、何て言いました?」
今、唐突にとんでもないことを言われた気がして、思わず聞き返してしまった。
「だから〜、紘子の『豆』を食べたい・・・あ、思いっきり舐めたいかな♪」
口をポカーンと開いてお姉さまの顔を見ている私。
どこからどうみても、「したいな〜♪」というオーラを出している。
(いくらなんでもいきなりすぎるじゃんよ。それも、食べてる時に言うなんて・・・)
と、豆を半分無意識で口の中にほうりながら、頭の中で抗議をする。
もっとも、私も嫌いじゃないから、口に出しては反論をしなかっりする。
「紘子だってして欲しいでしょ?」
嬉しそうに、豆を指で弄びながら、意味ありげな笑みを私に向けている。
「・・・わかってて言うんだからな。ホント、こっちの面では意地悪だよな、お姉さま」
独り言の様にほとんど聴こえないような声でではなく、わざと聴こえるような声で話す私に、
「して欲しいんでしょ〜♪」と、体を前に傾けながら私に同意を求めてきた。
「そりゃ、して欲しいです・・・でも、もう少し言い方が・・・」と、しょうがなく本心を明かしながら、
抗議をしようとしたら、手を顔の前に出され、「ストップ」されてしまった。
「良いじゃない。節分なんだから♪」
(そんなもの?違う気もするけど・・・。でも、この言い方は確かに付き合ってからは初めてだし・・・)
口をへの字にして考え込もうとしている私にお姉さまが珍しく抱きついてきた。
「ほら!考えない、考えない!『したいって』気持ちに素直にならなきゃ!」
「はいはい、それじゃあ・・・」と、抱きついてきてくれたお姉さまに、思いっきりキスをした。
もちろん、ディープキス。口腔の中に舌を遊びに行かせると、食べたばかりの豆の香ばしい味。
(節分なんだな〜)とキスをしながら思っていた。
ゆっくりとお互いを味わった後、ギュットきつく抱きしめあった。
「ベッド・・・行こうよ」さすがにここでするのは体勢がきつくなる。私はお姉さまに提案をした。
もちろん、お姉さまもそれがわかっているから、あっさりと隣の部屋のベッドに移動。
「こっちの部屋は暖房をつけていなかったから寒いね・・・」そう、私のほうを見ながら言ってきた。
「・・・私の温もりを感じてください。寒いなら・・・温めてあげますよ」
「うん♪そうしてね♪」
ベッドの中に服を着たまま入ると、お姉さまは私の服を手早く全て脱がした。・・・いつものように。
「ねえ、お姉さまも脱いでくださいよ。ほとんど私ばっかりじゃないですか・・・」
「え〜っ、でもこの前は脱いだわよ」
「その前と前の前は脱いでないです!」
「いいのいいの、私が紘子を感じさせたいんだから!」
「私だってお姉さまを感じさせたいの!」
「でも、今回は私が紘子の『豆』を舐めるんだから紘子が脱ぐだけで良いでしょ?」
「ダメ〜!お姉さまもぬい・・・あっ・・・」
脱ぐのがよほど嫌だったのか、それとも、裸にした私を目の前に我慢できなかったのか、
お姉さまは私の体に吸い付いてきた。・・・それも一番弱いわき腹周辺。
「お・・・おねえさま・・・イヤ・・・反則・・・です・・・よ」
「ふふ、くすぐったい?それとも感じる?」
いつもの質問を、いつもと同じ声で、いつもと同じようにわかっているくせに聞いてくる。
(もう・・・)そう心の中で思いながら、私もいつもと同じ答えを口から出した。
「くすぐったいですよ。・・・でも、少し・・・感じてる」
「ふふ、早くくすぐったさよりも、感じられるようになると良いね」
「努力してくださいよ」
「は〜い、努力させていただきま〜す」
「あっ、あん・・・あ、あ〜・・・」お姉さまの口が私の体全てに触れていく。
お姉さま以外の誰にも聞かせる事のない喘ぎ声が布団の中に響いている。
(私にはお姉さまだけ。お姉さまだけ・・・)
「あ、こっちにも別の『豆』があったわね・・・」
そう言うと、私の胸に吸い付くような感じで口に乳頭を含んだ。
「チュッチュ」という、エッチな音がする。部屋の明かりはつけたままで、
布団の中にいるので、布団を少し上げると、お姉さまが私の胸を弄っている姿を
目にする事が出来た。・・・とても興奮する姿。自分が・・・愛されてると実感できる瞬間の一つ。
お姉さまが私の胸を舐めている・・・。初めは感じる事のなかったその場所も、今では・・・。
「紘子、最初の時はここ感じないって言ってたけど、その後は感じているわよね」
「そうですよ・・・今も・・・感じてる」
私の声を聞くと、張り切って舌を動かすお姉さま。・・・単純。でも、好きだよ、そんな所がね。
・・・あれ?でも、今回ってこっちがメイン?違うよね・・・。あ、体をうつ伏せにされた。
「お、お姉さま・・・」
「な〜に?」
私の背中に舌を這わせていたお姉さまが、その動作を中止した。
「あの・・・さ」
「ん〜?なにかしら?」
「何か・・・違わない?」
「なんのことかな〜♪」
・・・明らかに確信犯だ。まったく、この人ってば。
体をひねって仰向けの体勢になると、お姉さまの顔を、私の顔の上に持ってきた。
「お姉さま?・・・い、頂くものが他のものになってません?」
さすがに、言うのは恥かしい。言葉を詰らせながら、お姉さまに言う私。
「な〜に言ってるの?私、『豆』だけ食べるなんて言ってないもん♪」
「また、屁理屈を言う!!」
「メッ!」という感じでお姉さまに言ってみたけど・・・意味がないことはわかっていた。
「屁理屈でも、何でも・・・感じているんでしょ紘子?」
そう言って、お姉さまの手が私の下腹部に伸ばされた。
「ほら・・・もう紘子のアソコ濡れてるわよ。糸、ひいてるわね」
「・・・・・・いじめ」
「もちろん!Hの時には私は紘子をいじめるの。いつもは紘子にいじめられてるからね」
「いじめてなんか・・・ないよ」
「いいじゃない、今はそれよりも・・・舐めて欲しいんじゃない?」
「・・・舐めて」
「もちろん、舐めるわよ♪」
再びお姉さまの口が私の体を這ってゆく。どんどん足元の方へと動いていく。
・・・と、恥毛あたりに指が感じられた。「サワサワ」と触られる。
あまり刺激がある訳ではないが、その行為自体の恥かしさと、次にされる動作とを思うと、
暖房が効いてきたせいではなく、体が温かくなり、興奮していた。早く・・・欲しい。
閉じていた足がお姉さまの手によって開かれる。薄暗い布団の中のとはいえ、
私のアソコはお姉さまに丸見えのはず。・・・見て。私の全てを。あなただけの場所だから。
舌が・・・ついに私の濡れる素を生み出す場所へと運ばれた。まるで全体を舐め味わうかのように、
舌全体を使っている。何とも言えない・・・心地好さ。上下に何度も往復されている感覚。
自分がいつも隠している場所をお姉さまにさらけ出し、愛してもらう気持ち・・・たまらない。
音がする、舐めている音。「ピィチュピチュ」と、子犬がミルクを舐めているような音。
「・・・いたっ」
「ごめんね。・・・やっぱり、まだ、ダメか」
「・・・良いよ、入れて」
「いいのいいの。私は紘子を痛がらせたいんじゃなくて、感じさせたいんだから。
それに、時間はたっぷりあるから。でしょ?ゆっくりと、愛してあげるわよ」
「ごめん・・・」
「なに謝ってるの?」
「だって・・・我慢できなくて・・・」
「紘子のアソコはキツイからね。しょうがないわよ」
「・・・直接的過ぎ」
「だって、本当の事だもん♪大丈夫。入れなくても、感じさせてあげられるから・・・」
舌が、ついに今日という日に相応しい場所へと動いた。・・・今日は、早いかも。
舌先が私の豆を弄っている。初めはゆっくりと。そして、徐々に激しくなっていく。
私は段々胸の内に沸き起こるものに耐えられなくなり、お姉さまの髪の毛を掴んだ。
知っているから。お姉さまがそうされる事で感じるという事を。
何分経ったかわからない。ひたすら豆の周辺を舐められていた私。
徐々に来ているという実感がある。私はお姉さまに告げた。
「お姉さま・・・イケそう」
その直後、よく舌がこんなに動かせるものだと感心できるくらい早く動かされた。
「あっ・・・」
いつものように豆の部分が少し緊張しているような、痺れのようなものを感じる。
(不思議・・・な感覚・・・)そう思いながらも、口から出る声が段々高くなり、
お姉さまの髪の毛を掴む手により力がこもってきていた。
体全体が動いてしまう。まるで何かから逃げたいのか。
お姉さまはそれを許さないと、体を上手く使って私が逃げるのを防いでいる。
・・・と、ピークが訪れた。失神する事など一度もない。それに、自分が本当に
イッテいるのかさえわかっていない。ただ・・・突然起こる強い刺激と、
一瞬にそれが感じなくなることで、行為の終わりを自覚するのだ。
私は髪の毛を掴んでいた手を離すと、軽く頭を叩いた。お姉さまにも教える為に。
アソコから口が離れた。そして、私の身体をまたぐような感じで、
お姉さまの身体が上の方へ戻ってきてくれた。
「今日は早かったわね」
「そうですね・・・日替わりだから」
私の身体は性格同様気まぐれらしく、毎回感じるところも変わったりする。
「まっ、良しとしましょう♪十分堪能できたし」
「そ、そうですか?」
「もちろん。紘子のアソコ、いつも以上にビチョビチョだったわよ。話しているときから、濡れていたんじゃないの〜?」
「・・・自分じゃわかりませんよ」
事実、自分で濡れているかどうかってわからない。触られて・・・初めてわかる。
「でも、ものすご〜く、濡れてた。あと、紘子がイク前に・・・」
(あ、またあのこと言うんだ・・・)
「紘子のお豆、大きくなったわよ。まるで『食べて欲しい』って言ってるみたいに。
だから、それにお答えしてかんじゃった。痛かった?」
そう、実は一度、歯をたてられたのだ。舐めている最中に突然。
何かと思ったら、それが理由だったんですね・・・。
「大丈夫ですよ・・・感じていたから・・・それは刺激になってました」
「あら、それは良かった」
本当に嬉しそうに言うお姉さまの口に、私は口づけをすると、「ニヤッ」とした。
「ねぇ、お姉さま?」
「な、な〜にかしら?」
この表情と少し明るい声を出すときは、お姉さまは警戒をする。たいてい『あること』を頼むから。
「脱ぎましょっか!」
「わ、わ、私は・・・遠慮するわ。紘子がイケたから、今日は終わり!」
そう言うと、私の身体の脇で寝る仕草を見せた。そうはさせませんよ〜っと!
「お姉さま?脱ぎましょうね。せっかくの節分ですもの。私にも豆を味わわせてくださいよ」
最初は向こうを向いていた体が私のほうを向くと、焦っているのがバレバレの声で、
「さささ・・・さっき豆は味わったじゃない。そ、それで・・・いいわよね?」
「ダメ。それに、私も、『いただきます』は言いましたけど、『ごちそうさまです』とさっき言ってないですからね。
まだ、食べたいんですよ。お姉さまの『お豆』食べたいな〜」
「あ〜、急に眠たくなっちゃった。ほら、紘子も風邪ひくから、早くパジャマを着て、寝ようよ!」
「お姉さま?服は着替えないんですか?ほら、脱ぎましょうよ。手伝いますよ」
「い、いいわよ〜」
そう言って、ベッドから出てしまったお姉さま。
私は自分がまだ裸である事を承知で、布団を持ち上げた。
「ほら、お姉さま!一緒に身体を温めあいましょうよ♪」
「紘子、寒いから布団はかけていなさいよ!」
「ん〜、お姉さまの体温を感じたいな〜♪温めてよ〜♪」
さて、この後どうなるか、楽しみだな〜♪
あとがき
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