TOYOTA・S800
1960年代は数々の名車が誕生した。
その中のひとつに1965年4月に登場したトヨタ・S800がある。
発売前にコンセプトカー「パブリカ・スポーツ」の名で発表されると
そのユニークなデザインはいち早く欧米のデザイン誌の表紙を飾った。
デザイナーの“こだわり”が感じとれる名車である。
「より多くの人にスポーツカーを」をコンセプトに開発されたS800は
当時のトヨタ大衆車であるパブリカをベースにしたため低価格を実現。
パワーの無い分、徹底的に軽量化を図られ車両重量580kgを実現!
空力も良く、剛性の高いボディにより立派なスポーツカーとなり
多くの人達から「ヨタハチ」の愛称で親しまれた。
しかしまだ当時はクルマ自体が庶民にとって高嶺の花。
ましてスポーツカーなんて…、という事が災いしたのか
総生産台数は4年半で3131台止まりと意外にも少ない。
写真のトヨタ・S800は友人マモル君の愛車。
ずーっとS800の事を思い、探しつづけて
去年、写真のS800のオーナーとなった。
写真を見てもらえば分かる通り、程度は非常に良い!
今後はお金を貯めてフルレストアしたいとのこと。
魅力あふれる60年代の日本車であるヨタハチ。
これからも大事に乗りつづけてください!
(2000.4.16 執筆)