BMW・Z3ロードスター2.8

初代マツダ・(ユーノス)ロードスターの登場により
世界的なオープン2シーターカーブームになった事はご存知の通り。
BMWが提案するオープン2シーターカーがZ3シリーズである。
シャーシ等のコンポーネンツを先代3シリーズコンパクトを共用。
しかし、それらを被うラウンドシェイプのZ3のボディは
日本人デザイナー永島譲二氏のデザインである。



ロングホイールベース、ワイドトレッド、ロングノーズ…
そのプロポーションが醸し出す情感はすばらしい…。

1996年のデビュー時は1.9リッターの4気筒エンジンモデルのみの
リリースであったが98年7月、6気筒2.8リッターモデルが追加された。
もともとZ3は他車のロードスターより車重が重いモデルなのだが
6気筒モデルは大いにスポーツカー的走りを堪能できる
ポテンシャルを身につけたのだ。
ジェントルなオープンスポーツカーとでも呼ぶべきだろう。



4気筒モデルと6気筒モデルの外観上の違いはリアフェンダー。
6気筒モデルは「M」ロードスターと同じ張り出しの大きいモノ。
より一層セクシーなボディ造形が与えられている。
しかし、そのリアフェンダーに収まる225・16inchはあまりに貧相。
(「M」は320psのパワーを受け止めるため245・17inchというサイズ)
「無理矢理に履かされた」感もある225サイズのリアタイヤは
特にリアアングルからのビューでなんとも頼りなく映るのが残念だ。
(cloud Z3は早速タイヤを17inchにサイズアップ!もちろんリアは245!)
また、4気筒モデルでは手動での幌の開閉作業でしたが
6気筒モデルはボタン一つで楽ラクな電動作業となる。
[2003年5月現在・仮ページです]