SVX Books
・スバル・アルシオーネSVXのすべて (三栄書房)
ご存知「すべて本」シリーズは各新車登場時に発行される解説本みたいなもの。
クルマ紹介だけでなく開発ストーリーやデザインプロセスなども掲載されている。
もちろん、SVX登場時にも発行されている。
「SVXのすべて」で一番の見所はやはりデザインプロセスでしょう。
初期モデルは5ナンバー枠に収まる全幅1695mmであったり
ヘッドランプもリトラクタブル式であったりと写真を見てるだけでもおもしろい。
掲載されている写真の中にはジュジャ−ロ氏みずからクレイモデルを削ってるのもある!
でも、イタル提案の初期モデルから忠実に量産へ移された事を再確認できる本でもある。
・SUBARU SVX (ROAD & TRACK'S 社)
アメリカ版「すべて本」。
開発ストーリーなど豊富な写真で紹介されている。
日本の「すべて本」よりもいろんな個所でロードインプレッションを実施していたり
開発者へのインタビューしている項目も多い。
写真もキレイで眺めているだけども楽しい1冊だ。
ただ…
まだ全部を訳してないので内容をすべて把握していないのだ。(苦笑)
・Auto & Design No.75
SVXの出ている号をずーっと探してた本
それがイタリア・トリノのデザイン情報誌「Auto & Design」。
毎号カーデザインを中心に世界中の工業デザインをくわしく紹介している。
1992年1月号にSVXのデザインストーリーが8ページにわたり紹介されており
その掲載されている写真、スケッチ&ドローイングを見てビックリ!!
今まで僕が知ってるSVX関連の、どの本にも掲載されてないモノばかりなのだ!
初期のスケッチ案の中には、ミッドフレームウィンドウがサイドドアまで食い込み
太めのBピラーでフロントとリアのキャノピーを分けてるモノもあり
今まで日本では知られざる開発初期のイタルデザインのスケッチがいろいろ掲載されている。
日本の「SVXマニア」には有名な「5ナンバーサイズ」の初期デザインモデルも
インテリア中心に7カット掲載されており、スバルがイタル案を忠実に量産したのが分かる。
文章の内容にもビックリ!
「スバルとイタルデザインのプロジェクトは1970年代から始まっており…」
ええ!?そんなに前から!
SVXのデザインに惚れてる人には是非読んでもらいたい1冊だ!
・Auto & Design No.140
世界的に有名なカーデザイン誌「Auto & Design」誌。
日本では、2003年7月に発売になった140号にSVXが脇役で登場している。
この号は巻頭は、ジュジャーロ氏がデザインした「Italdesign Moray」のデザイン解説で
さらにジュジャ−ロ、35アニバーサリー記念行事の解説もされており
近年稀にみる「ジュジャーロ特集」のようだ。(笑)
その記事とは関係ないページに、スバルB11S(2003年ジュネーブ発表コンセプトカー)の説明とともに
スバルSVXの写真(写真は1枚だけ…)がジュジャ−ロの名前と共に紹介されている。
今後への期待と、「スバルは当時、SVXという素晴らしいクーペがあった」と解説されている。
・CAR STYLING 85号 (三栄書房)
ご存知「CAR STYRING」誌は僕の愛読書でもある。
その85号にSVXが紹介されている。
「SVXのすべて」と同じ三栄書房出版だが、デザイン時の写真はこちらの方が豊富。
よりSVXのデザインについて知りたい方はこちらをお勧めする。
ちなみに86号はSVXベースのショウカー、アマデウスが紹介されている。
・CAR STYLING 75号 (三栄書房)
コンセプトカー時のSVXのデザイン紹介がP103〜P104で紹介されている。
量産SVXのデザインスケッチはいろいろな雑誌等で紹介されてはいるが
コンセプトカー時のスケッチはこの雑誌でしか見た事ない。
もちろん、この雑誌発売時はSVXはまだ量産されてはいないので
「次世代アルシオーネの先触れ」「量産間近?」と紹介されている。
う〜ん、この号を発見した会社後輩には感謝せにゃいけませんネ。
・CAR STYLING 別冊 ジュジャ−ロ・デザインU (三栄書房)
クルマ以外にも多くのデザインを手がけるジュジャーロデザインとイタルデザイン。
その多くの作品を紹介した本がこの「ジュジャ−ロ・デザインU」だ。
カメラや時計といった有名なモノから、CDジャケットやTVスタディオまで
IDすべてに才能を発揮されてるのを再認識させられる。
SVXもちょこっとだが紹介されており
「生産中止は早すぎたのでは」と最後に語られている。
・AUTO CAR 2000.5
英国の「AUTO CAR」の5月号にSVXが特集されている。
といっても「フラッシュバック89年」みたいな特集で
「スバルはこんなのも作っていたんだよ」みたいな内容。
バックフォグが装着されたソリッドレッドの右ハンドルSVXだ!
「AUTO CAR」誌は洋書を扱ってる本屋さんなら購入できます。
・CAR & DRIVER 1996.1.26
カー&ドライバーの名物コーナー、ユーザーの「不満と満足」
所有者の「ナマの声」が聞けるのも、このコーナーの魅力である。
この号に6名のSVXユーザーのコメントが掲載されている。
この証言者6名は現在もSVXに乗っているのかな?
・THE PHILOSOPHY OF GRAND TOURER SVX
SVX発売初期のユーザーのみに配られた?と言われている非売品の本。
(ディーラーでの待合のテーブルにも置かれてた!?)
一言でその本の内容が語れないほど内容は濃い!
SVXの開発背景である、ラウンドキャノピーの挑戦
ドライビングプレジャーの追求、H6と4WDへの想いから
ジュジャーロ氏と藤本さん(カースタ編集長)とのSVXテーマの談議
JOHN LAMM氏(モータージャーナリスト)のインプレetc etc…。
この1冊があればSVXのすべてが分かる!?
(たぶん言い過ぎではないと思うけど…)
・SUBARU TECHNICAL ILLUSTATIONS SVX
カタログ等に掲載されているSVXの透視図を集めたイラスト集。
全19ページにわたって、エンジン内部の各パーツやミッション
ブレーキ、ドライブトレイン、シート内部、前後サスペンション
さらにエンジン内部のオイルの流れ(!)やABSシステムなど
各パーツごとに1ページづつ繊細なイラストで紹介されている。
このような本ってあったのですね〜。知りませんでした。
ホンダがユーザーに向けてテクニカルイラスト集を配っている
話は聞いた事がありますが、スバルもやっていたのですね。
額に入れて部屋に飾りたいほど、すばらしいテクニカルイラストだ!
Special thanks ! Hirano kun !!
・カーデザイン探偵団 (山海堂)
クルマのデザインについて書かれた著書です。
1992年と内容的には古いですが、デザインの基本が分かりやすいです。
デザイン基本から「カラー」、そして「ボディへの映りこみ」まで内容は濃いです。
(インテリアについて語られてないのが残念ですが…)
日本車デザインの歴史勉強にもなる一冊です。
…で、その文章の中でデザインの例としてSVXが登場してます。
初代レパードとSVXを比較してグラスキャノピーの説明もあり
最後には「迷宮の3人娘」の1台として紹介されてます。(笑)
Forbid to publish my photgraph without my permission.