トップその他の情報2008公開初日舞台挨拶オフ会レポート

2008年4月19日、運営者が3年連続3回目のオフ会関東遠征を行いました。もちろん、主目的は当日行われた「金矛」公開記念舞台挨拶にありました。移動手段は、昨年と同じで行き帰りとも一部の人には超有名な夜行快速電車「ムーンライトながら」を利用しました。
注意:以下、鉄道ネタが随所に登場します。興味のない方は適当に読み飛ばしてください。

さて前日、4月18日です。ムーンライトながらは岐阜県の大垣駅を23時19分に発車します。当然、それに間に合うように移動しなくてはならないため、19時で仕事は切り上げ、近くのマクドナルドで夕食を終えたらそのままJR最寄り駅に行って今回の旅がスタートしました。尼崎駅からはJR西日本が誇る新快速電車で一気に滋賀県東部の米原駅へ。直前に非常ボタンが押されたとかなんとかで、尼崎出発時点で6分遅れとなっていました。ただ、いわゆる「ゆとりダイヤ」のおかげか徐々に遅れを取り返し、米原駅到着時点では1分遅れにとどまりました。米原駅では接続するJR東海の普通電車が待っていました。昨年は313系という新しい車両でしたが、今年は国鉄時代に作られた117系という車両でした。当時は国鉄の近郊型車両としては画期的な設備と言われましたが、さすがに経年劣化のせいか騒音振動が大きかったです。

ただ、昨年とは違って大きなハプニングもなく、大垣駅には定刻通りに到着しました。「ながら」出発まで1時間近くあったのでいったん途中下車し、コンビニで飲料を調達しました(駅のホームでも買えますけれど、それより25円安かったので価値はあります)。

「ムーンライトながら」が23時15分に入線してきました。定刻通りの23時19分に、東京駅までの410kmを走り始めます。昨年は降雨による徐行規制などがあったせいで少々遅れた状態でした。今年は昨年以上に雨の影響が心配されましたが特に問題はなく、途中駅で発車が2,3分遅れになることはあるものの、東京駅到着は定刻1分前の5時4分でした。早めに到着してくれたのは好都合です。

というのも、今回は昨年同様に千葉へ足を伸ばしましたが、今回は京葉線を使ってみようと思っていたからです。京葉線は5時11分発なので乗り継ぎ時間が6分ですが、東京駅の京葉線ホームは遠く離れていることで有名です。調べてみると6分はギリギリのラインのようですので、少しでも「ながら」が延着すればアウトでした。結果、動く歩道などを駆使した結果5時9分には列車に乗り込めました。前日や当日も時間帯によっては京葉線強風によるダイヤ乱れなどもあったようですが、乗っていた列車は遅れもなく、6時ちょうどに蘇我駅へ到着しました。ここで、Suicaを上京記念に購入しました(後で実際に使うことになりますが)。

東京駅京葉地下ホーム
東京駅京葉地下ホーム=19日05時09分、東京都千代田区丸の内
蘇我駅外房・内房線ホーム
蘇我駅千葉方面のりば=19日06時06分、千葉県千葉市中央区

昨年同様に周遊きっぷ東京ゾーンを使用したので、ここからは特急を使っていきます。千葉駅6時38分発「あずさ3号」に錦糸町駅まで乗り、3分後にやってくる「しおさい2号」で東京駅へ行きました。ただ「しおさい」では不審がられました。さすがに錦糸町・東京間は6分程度(4.8km)しかなく、わざわざ錦糸町から特急に乗るような人はいないでしょうからね(「しおさい」に千葉駅から乗ることもできますが、わざと2つの特急に乗るためにこんな変な乗り方をしました。「しおさい」が千葉始発ではないので、座れないかもという理由をつけることは一応可能ですが)。検札では「これは周遊きっぷで、特急に乗れるがこれで東京まで行くのか?」と聞いてきました。もちろんそうに決まっています。たった6分間のために500円の特急料金を払う気にはなりません。中には周遊きっぷのルールを把握しておらず、有無を言わさず特急料金を請求しようとする検札員もいるらしいので、ルールを把握していたのは良かった点ですけれども。

東京駅総武地下ホームに到着した時点で7時17分でした。集合は有楽町駅に8時です。まだ少し時間があるので、周遊きっぷ乗り回しを続けました。山手線で浜松町駅へ行き、東京モノレールに乗ってみました。これも東京ゾーン券で乗車可能なのです。時間の都合があるので、隣の天王洲アイル駅との往復だけでしたが…。そして京浜東北線で有楽町駅に戻ってきたのが7時54分でした。改札を出ると、すでにチョルスさんがお待ちでした。さっそく「おひさしぶりぶり」の挨拶です。今回も水橋ホトリさんがご一緒だと聞いていましたが、水橋さんは都合で遅れるとチョルスさんに連絡が入ったようです。

例年通り、有楽町マリオンの9階日劇2での上映です。
日劇2で上映(著作権の問題上、加工しています)=19日07時59分、東京都千代田区有楽町
4月19日のみの特別スケジュール。もちろん初回を鑑賞しました
公開初日タイムテーブル=19日08時02分、東京都千代田区有楽町(日劇2)

今年は例年と異なり、舞台挨拶がある上映が8時45分からと早かったので(上映場所は座席数668の日劇2で変わりません)、そのまま有楽町マリオン9階へ向かいました。まだ開場していませんでしたが、すでに20人程度が待っていました。8時15分に入場が始まったので、すぐに入場します。お子様限定のプレゼントはもちろんもらえませんが、今年は「舞台挨拶撮影禁止」の紙すらもらっていません。朝食がまだなので、売店でホットドッグを購入してから席に着きました。この間、「人気者でいこう!」がBGMで流れていました。

8時45分になって場内が暗転します。しばらくCMや予告編が流れた後、8時57分から「ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者」が始まりました。映画の内容に関しては、映画のページ内に書くことにいたします。
終了は10時30分で、今年は93分でした。ノーカットでのテレビ放送ができるかどうかは極めて微妙なところです(どうせオープニングやエンディングはカットされるのでしょうけれど…)。

続いて舞台挨拶の準備が進みます。10時35分、司会進行のテレビ朝日大木優紀アナが登場しました。その後は野原一家の着ぐるみが登場します。続いてゲスト声優の小島よしお氏も登場しましたが、しんのすけと同じ服装でした。しんのすけ着ぐるみから、5歳児だからこそ似合う服装だとダメ出しされていましたけれども。その反撃として、あわやしんのすけ着ぐるみの頭を取られそうになる危ない一面もありました。さっそく、今年の新ネタというものを披露していましたが、微妙にスベった雰囲気が…でもそんなの関係ねえ! 結局ここに行きつくのですね。そして野原一家の声優陣も登場しました。矢島さんは、小島ギャグに付き合わされていたので作品について言おうとしていたことを忘れてしまったような…ならはしさんや藤原氏はなぜか、もう17年になることを強調されていたようです。こおろぎさんは何年ひまわり役を担当されているのか計算できないそうです(もちろん本当に計算できないわけはないでしょうけれども。5年目から登場したことは覚えておられるようですが、最初に10年と言ってしまったので。実際は12年目ですね)。後半はしんのすけ着ぐるみと小島氏によるネタ披露が続き、舞台挨拶は11時3分に終了しました。舞台挨拶の詳細は、東宝公式映画公式のブリブリブログに掲載されているものをご覧ください。なお、挨拶中に「クレパスしんちゃん」という発言がありましたが、クレパスは株式会社サクラクレパスの登録商標ですので念のため。

舞台挨拶終了後、水橋ホトリさんと会いました。劇場から退出するところでパンフレットを買い(去年と同様、今年も「日劇PLEX」と印刷されています)、有楽町駅前まで出ます。水橋さんは他に用事があるとのことで、ここで早くもお別れです。水橋さんも就職されたとのことで、来年以降の舞台挨拶はどうなるか不透明のようでした。

私とチョルスさんはというと、今年はいろいろと回る計画を立てていました。私が現在、鎌倉の人と仕事をしているので、せっかくなので鎌倉に行くことにしました。たぶん東京に戻ってくるのは夜10時ごろになってしまうことが予想されたので、東京駅に戻ってお土産を先に買っておくこととしました。私は周遊きっぷがあるのでいいですが、チョルスさんにはホリデー・パスをお勧めしておきました。東京駅到着後予定通りに話は進みましたが、お土産をコインロッカーに預けるつもりだったのに全部使用中という状態で、お土産を持ったままの鎌倉行きとなってしまいました。

ちょうど昼時ということもあるので、12時東京発の特急「踊り子115号」で大船駅まで駅弁を食べながら行くことにしました。ホームで駅弁を買い、チョルスさんは自由席特急券を購入されました(私は東京ゾーン券だけでOK)。発車後、さっそく駅弁を食べました。川崎駅あたりで食べ終わり、その後はチョルスさんがブログに書かれていた、試写会後の感想についての解説をいただきました。観た後だからこそわかるものもありますが、それでも説明なしでは難しいものもあるようで。その話の途中でしたが、12時35分に「踊り子」は大船駅に到着します。

私の使用している周遊きっぷ東京ゾーンでは、東海道線の最西端が大船駅なのでここでいったん出場し、Suicaで再入場、1駅先の藤沢駅へ向かいました(ホリデー・パスは藤沢駅もゾーン内ですので出入場の必要はないですが、チョルスさんもいったん出場されていました)。わざわざゾーン外の藤沢駅に行ったのは、ここから江ノ電に乗るためです。

JR藤沢駅と江ノ電藤沢駅の連絡通路より。京都・大阪高速バスもここから出ているようですね
江ノ電のりば=19日12時51分、神奈川県藤沢市藤沢(JR藤沢駅)
江ノ電藤沢駅。モザイク部分は一般乗客
江ノ島電鉄藤沢駅=19日12時58分、神奈川県藤沢市藤沢

江ノ電に乗り継ぎますが、少々悩みました。ストレートに鎌倉まで行ってしまうのか、途中で少し寄り道するのかとのことで、後の予定を考えるとあまり時間は取れないところでした。とりあえず路面電車区間を見るのを目的に、最初は江ノ島駅まで乗車しました。江ノ島駅でいったん降りて路面電車区間を見て、また乗車です。途中湘南海岸が目の前に広がったりして景色を楽しみつつ、終点鎌倉駅に到着します。このあたりから、前夜あまりよく眠れなかったので時々眠気が…。

中央の窓から見えるのが江の島…シャッターチャンスを逃してしまったのでこんな結果に(涙)
江ノ電越しの江の島=19日13時28分、神奈川県鎌倉市(江ノ電腰越駅−鎌倉高校前駅間)
江ノ電もなかの店。単に電車が見えたので撮影しただけでした…せっかくなので買えばよかったかも
江ノ電もなか=19日13時15分、神奈川県藤沢市片瀬海岸

鎌倉駅到着後、すぐにJRに乗り換えて移動するという手もありましたが、せっかくなのでどこか観光していきましょうかとチョルスさんと相談した結果、徒歩12分のところにあるという鶴岡八幡宮へ向かうことにしました。さすが有名観光地だけあって人が多く、12分で着けたのかどうかは微妙でしたが到着し、源実朝殺害伝説が残る木を見た後本殿まで石段を上がりました。しかし、次の予定を考えると14時39分に鎌倉駅を出る電車に乗らないと厳しくなるところで、時刻は14時25分でした。走りに走って、どうにか発車2分前に駅に到着します。

鎌倉観光案内板。ここに鶴岡八幡宮12分と書いてありました
鎌倉観光案内図=19日13時52分、神奈川県鎌倉市
鶴岡八幡宮(モザイクは一般観光客が写っているため)
鶴岡八幡宮本殿=19日14時25分、神奈川県鎌倉市
鶴岡八幡宮大銀杏の説明碑。ハゲてて読みにくいですけれど…
大銀杏の説明=19日14時23分、神奈川県鎌倉市(鶴岡八幡宮)
これがその大銀杏の木。まだ春だからか銀杏らしい葉には見えません
実朝殺害伝説の大銀杏=19日14時23分、神奈川県鎌倉市(鶴岡八幡宮)

ここからは、あちこちに移動するわけで移動中くらいはゆったりしたいということもあったので、大宮駅までの湘南新宿ラインでグリーン車を利用することにしていました。グリーン券は乗ってから乗務員に求めると250円高くなってしまうので、時間の余裕がないのですが券売機で購入しました。改札を抜けますが、あせっていてホームへ上がる階段を見失いました。それでも、どうにか飛び乗って間に合いました。

普通列車グリーン券
普通列車グリーン券(ホリデー51km以上)
グリーン車マーク
憧れ? のグリーン車マーク=19日16時12分、埼玉県さいたま市大宮区(JR東日本・大宮駅)

ここで乗るグリーン車は自由席なので、満席という恐れもありました。が、飛び乗った10号車から5号車まで移動してみると、見晴らしのいい2階席が空いていたので座りました。もう30年近くも生きてきて、人生初めてのグリーン車です。ここでも、「踊り子」での続きの話などをしていました。途中保土ヶ谷駅では急病人発生とのことで5分ほど遅れることになりましたが、16時12分に大宮駅到着です。次にどこへ向かうのかというと、鉄道博物館でした。ニューシャトルに乗り換えて1駅で鉄道博物館に到着します。16時20分ごろでした。

2007年10月14日に、神田から移転してリニューアルオープンとなった鉄道博物館の入場はSuicaが使えました。なお、ここにはコインロッカーがあったので荷物を預け、身軽になることができました。入場すると懐かしいというか、写真でしか見たことがない古い車両などがたくさん並んでいました。さすが博物館ですね。大きな鉄道模型のジオラマがあり、仮にこれを個人で作り上げようとしたらどれだけ費用がかかることか…と思うと頭が痛くなってしまいます。眠気は引き続いていて、ひどい時は歩きながら意識が飛んだので柱にぶつかるといったことも。この博物館は18時までの開館時間となっているわけで、1時間半ほどで閉館となりました。最後は5分ほど過ぎたところでしたが、記念にクリアファイルを購入して博物館を後にしました。すると、出場時に記念カードがもらえたではないですか。これならお金を払って記念品を買わなくても良かったのかも…。

さて、この後は春日部にできたブリブリシネマスタジオへと向かうことになっていました。普通は大宮駅までニューシャトルで戻ってから東武野田線ですが、今回は15分ほど歩くことになるものの、直接東武野田線の北大宮駅まで歩くことにしました。ちょうどこの時小雨が降っていましたので少々濡れてしまったものの、結果的にはこの徒歩移動が実を結びました。鉄道博物館駅から大宮駅までが180円、大宮駅から春日部駅が300円で合計480円のところ、北大宮駅から春日部駅までは240円と半額ですんだのです。ニューシャトル分がいらないのはもちろん、東武線も60円安くなったのは非常に大きいところでした。

そして春日部駅へ。19時過ぎにシネマスタジオがあるララガーデン春日部に向かいました。到着すると、さっそく「金矛」公開記念のパネルが飾ってありました。記念撮影をすませてからブリブリシネマスタジオへ。まさしくクレしんファンにとって天国のような場所です。ゲームコーナーもありますが、18時を過ぎていたため16歳未満は入場できなくなっていました。子連れで遊びに行く場合は注意が必要ですね。またゲームコーナーではクレしんと関係のないゲームもありますが、壁面は各劇しん作品のイラストが飾られていますし店内BGMは全てがクレしん関係曲となっています。

チョルスさんは、昨年秋に問題となった基準値を超える鉛が検出された「監督しんちゃん」ぬいぐるみを持ってきていて、ここで交換されていました。その後クレーンゲームを楽しまれていましたが、シロのぬいぐるみなど景品は残念ながら獲得できませんでした。ネネちゃんのしあわせウサギも景品にありましたが、なかなか獲れなさそう…。その後20時ごろになったのでララガーデン内で夕食としました。今回はとんこつラーメンで済ませました。せっかくなのでご当地料理でもよかったのですけれどね。食後はララガーデン内にできた映画館、ユナイテッドシネマに行きました。さすがは地元だけあってポスターの数も他の作品よりかなり多く、また21時からのレイトショーの上映もあるようでした。観ていると帰りの「ながら」に間に合わなくなるので観られませんでしたが…。

21時を過ぎ、最後の移動に入ります。23時10分発の「ながら」に乗るため東京駅へ移動しますが、春日部駅から東武伊勢崎線を利用するか大宮に出てJRを利用するかという選択になりました。周遊きっぷやホリデー・パスが有効なので、結局トータルで安くなるJRルートを選択しました。とりあえず東武野田線で大宮駅へ行ってJRに乗り換えです。京浜東北線ならば乗り換えなしで東京駅まで行けるうえ始発駅なのでお勧めとのことでしたが、信号トラブルが発生していたようで、京浜東北線はまともに動いていませんでした。そこで高崎線へ移動し、上野駅まで行きました。そこからは山手線で東京駅へ。22時30分ごろには東京駅に到着しました。すぐに9番線ホームに上がりました。しばらくすると、静岡駅を19時29分に発車した「ながら」の車両を使った普通電車が入ってきました。昨年は10番線でしたが、「銀河」廃止によりこのあたりの運用が変わっているようです。車内清掃が終わってドアが開いたので乗り込みます。その後は発車時刻になるまでデッキ部分でチョルスさんと会話を続けました。やがて時間となり、ドアが閉まりました。

踊り子号発車案内。当時、秋田新幹線に遅延があったようです
特急踊り子12:00伊豆急下田行き=19日11時53分、東京都千代田区丸の内(東京駅9番ホーム)
ムーンライトながら号発車案内。この前にあった寝台急行銀河はもうない…
快速ムーンライトながら23:10大垣行き=19日22時50分、東京都千代田区丸の内(東京駅9番ホーム)

その後、京浜東北線に乱れがあったのでまた小田原駅で接続待ちかと思っていましたが、そんなことはなく定刻ペースのままで「ながら」は進んでいきました。さすがに眠かったのでほとんどの時間は寝ていましたが、終点大垣駅にも6時52分の定時着でした。その後6時57分発の普通電車で米原駅へ、7時48分発の新快速に乗り換えて大阪駅へと、定番中の定番という乗り継ぎで大阪に帰りました。今年は大きなトラブルやハプニングには巻き込まれずにすみました。

今年も素敵な舞台挨拶へお誘いいただき、また私のわがままも聞いていただいたチョルスさんに深く感謝いたします。チョルスさんの周辺事情変化もあるので来年以降は難しそうですが、1人でも都合がつくならまた舞台挨拶に行きたいと思います。

(おまけ:かなり鉄分が濃いので注意)
今回の周遊きっぷ東京ゾーン ゾーン券利用実績は…

区間乗車列車運賃計算経路運賃計算距離運賃特別料金脚注
大船蘇我 快速ムーンライトながら
京葉線
東海道・総武・外房 89.5km1,450(510)*1 *2
蘇我浜松町 内房線
特急あずさ3号
特急しおさい2号
山手線
外房・総武・東海道 46.1km8201,000*3 *4
浜松町天王洲アイル 東京モノレール - 4.0km1900 
天王洲アイル浜松町 東京モノレール - 4.0km1900 
浜松町有楽町 京浜東北線 東海道 2.3km1300 
有楽町東京 山手線 東海道 0.8km1300 
東京大船 特急踊り子115号 東海道 46.5km780500*5
鎌倉大宮 湘南新宿ライン 横須賀線・東海道・東北 81.3km1,380(750)*6 *7 *8
大宮大船 高崎線
山手線
快速ムーンライトながら
東北・東海道 76.8km1,210(510)*1
*1:510円はムーンライトながらの指定席券料金、周遊きっぷとは別払い。
*2:東京・蘇我間は京葉線利用ですが、この場合は総武・外房線を通ったものとして運賃計算する特例があります(営業規則69条の5。ただし、東京・蘇我間はどちらも43.0kmと、まったく同じ)。
*3:新幹線の自由席特急券は改札を出ずに同一方向になら1枚で2列車以上でも有効ですが、在来線では通常1列車ごとに必要となります。いずれも50kmまでのB自由席特急料金を適用(500円×2)。
*4:東京・品川間は、新幹線も山手線も京浜東北線も横須賀線も、いずれも東海道線を通った扱いとなります。近郊区間大回り乗車などでは要注意です。
*5:50kmまでのB自由席特急料金を適用。
*6:湘南新宿ラインは、大船・品川間は東海道線、品川・池袋間は山手線、池袋・赤羽間は赤羽線(通称「埼京線」の一部)、赤羽・大宮間は東北線を通る扱いとなります。品川駅は実際には通過しませんが、通過した扱いになるのでこれも大回り乗車などでは要注意です。
*7:品川・赤羽間については山手線・赤羽線通過扱いとなると前項で書きましたが、ここにも特例があり、この区間を通過する場合は実経路によらず最安経路で計算する決まりになっています(営業規則70条)。この場合の最安経路は東海道・東北(東京経由)なので、運賃計算経路もそのようにしています。もっとも、東京近郊区間完結なので特例がなくても最安経路で計算できますが…。
*8:グリーン料金は周遊きっぷとは別払い。
合計で運賃4,900円、特別料金1,500円となり、4,000円で6,400円分使えました(^^)v まあわざと高くつくような乗り方もしていますが。例えば、千葉から東京までの特急は「しおさい2号」だけで行けるので500円ですみます。
なお最初から2番目まで(大船→浜松町)のルートは、実はかつて1枚の片道乗車券で行くことも(おそらく)可能でした。
「大船→山手線内」片道乗車券
「東京山手線内」となるのは、指定経路で東京駅までの距離が100kmを超えて200kmまでの場合です(営業規則87条。今回の例では132.5km)。途中の品川から東京を新幹線経由としたのは、近郊区間から外れることによって蘇我駅での途中下車を可能とするためです。品川・東京間は東海道線と新幹線はどちらの経由になっていても、どちらでも乗れる決まりになっています(営業規則16条の2)。ただし、新幹線に乗らないのに新幹線経由での発券は不可(特に東海道新幹線は会社が違うのでその傾向が強い)という見解もあるようなので、実際に発券できたかどうかは確実ではありません。この乗車券を使えば60円安くできます。
現在では、いったん山手線内を通過した後、再び山手線内に戻ってくるような乗車券の場合は100〜200kmでも「山手線内」行きではなく、「東京」行きのような表示(単駅指定と呼びます)をするように改正されました(それまでも、場合によっては単駅指定としてもよいという決まりはありましたが)。そうなると、最後の区間となる東京駅から浜松町駅は重複することになってしまうので、片道乗車券として成立しなくなってしまいました。山手線内行きとしても実乗車経路では重複しますので気になるところですが、これは問題なかったはずです。→どうもだめっぽい気がしてきました。東京までしか行けないとなれば、結局蘇我で切ったほうが安上がりとなります。


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