トップその他の情報2008大阪オフ会レポート

2008年5月4日(みどりの日)、大阪での映画鑑賞オフ会を今年も開催しました。今回は14時10分からの上映回を鑑賞するということで13時40分に、いつもどおりのTOHO CINEMAS梅田(旧称:ナビオTOHO PLEX)8階を集合場所といたしました。しかし、肝心の参加希望者が現れず、事実上舞台挨拶オフ会の時から約束していたことになるチョルスさんとの二人だけということになってしまいました。

というわけなので、いつも待っていても参加表明者の全員が揃わないジンクスに悩まされることもなく、今年は13時32分に待ち合わせ場所に到着したとき、すでにチョルスさんがお待ちになられていました。ただし、例年なら客席数400程度の8階劇場が割り当てられるはずが、今年はなぜか150mほど離れた別の建物での上映になっていました。
そこで、チョルスさんと落ち合ったらすぐに下へ降り、案内に従って「金矛」上映スクリーンがある建物へ向かいました。すぐに到着し、チケットを購入します。その回はかなり客入りが良いようで、最後列かかなり前のほうしか空席はなさそうとのことで、最後列を指定しました。その後しばらくは劇場入口前で立ったまま待機です。

いつもはシアター1〜8のところですが、今回はシアター9での上映でした。
上映場所案内地図=4日16時01分、大阪府大阪市北区角田町

チョルスさんは新幹線で来阪されたとのことですが、今回はこだま号で4時間かけて来られたそうです。私の場合は基本的に在来線乗り継ぎなので倍以上の時間がかかりますが…。帰りは新幹線ではなく高速バスで、大阪駅前を23時に出発することを知りました。11時頃に新大阪駅に着かれてからは万博公園へ行かれていたそうです。

13時55分、開場となったのですぐに入場しました。お子様限定プレゼントはやはりもらえないのですが、先日チョルスさんは別の劇場でなぜかもらえたとのことで、それだけ入りが悪いのかと逆に不安になるとも語られていました。中に入ると、思っていたよりは大きめの感じでした。座席数は269とのことで、例年よりは小さめなのに変わりないですけれども…。14時ちょうどに場内が暗転(まだ少しの照明が残っていましたが)しました。やがてチケットの売れ行きどおりほぼ満席となり、14時10分から宣伝が始まりました。チョルスさんは飲み物を買いに行かれていましたが、ちょうどこのころに戻ってこられました。かなり混雑していたようです。

14時22分から、いよいよ「金矛の勇者」の上映が始まりました。私にとっては2度目、チョルスさんにとっては5度目だそうです。2度目ということで、ストーリーもほぼ把握した上での鑑賞でしたので話に入っていきやすい感じでした。1時間33分の上映時間なので15時55分に終了となり、すぐに劇場から退出しました。

今回のオフ会では、今年の7月で閉店されることが決まった、道頓堀にある「くいだおれ」に行ってみましょうという話になっておりました。そこで、難波へ向かうことにします。梅田からの移動ということで、JRで行くか地下鉄で行くかの選択となります。時間は比較的余裕があったので、多少時間がかかるものの安いJRで行くことにしました。ちなみにJRだと190円、地下鉄だと230円です。

チョルスさんは関東にお住まいですが、今回はJR西日本のICカード「ICOCA」をお持ちでした。真新しいICOCAは今日購入されたばかりのようです。かくいう私も先日の舞台挨拶オフ会の時、JR東日本のICカード「Suica」を購入していますが。私の場合Suicaは真新しくてきれいですが、ICOCAは定期券として使っていたこともあってかなり汚れています。チョルスさんはまったく逆なので面白いものです。チョルスさんがICOCAにチャージされている時、私はふとあることをひらめきました。

時間に余裕もあるわけですし、またつい先日開業したばかりの「おおさか東線」にも乗ってみたかったので、少々大回り乗車をすることにしました。大阪から環状線で今宮へ、そこから大和路線(関西本線)でJR難波へ行くのが最短ですが、今回は大阪−(環状線)→京橋−(片町線(学研都市線))→放出−(おおさか東線)→久宝寺−(関西本線(学研都市線))→JR難波という、プチ大回りルートをたどることにしました。全区間が大阪近郊区間に含まれ、ルートに重複がないので規則上問題はありません。

大阪近辺のJR路線図。大回りのイメージをつかむためにどうぞ

大阪駅を16時22分に出発、混雑した環状線では古くから走る103系に乗り、京橋駅へ到着します。ここからは新しい321系で放出駅へ。「放出」は「はなてん」と読む駅で、関西では中古車センターでおなじみですが、地元以外の方にはかなり読みにくいと思われます。チョルスさんもこれで「はなてん」と読むのは少々不思議がっているような感じでした。放出駅からおおさか東線へ乗り換えます。ここは始発駅ということもあり、やってきた黄緑色の201系で座ることができました。この201系というのは関東では中央快速線で使われていた車両と同じものですが、中央快速線は去年から新型車両が入ってきているそうです。

京橋駅。JRだけでも大阪環状線・JR東西線・学研都市線が集まる大きな駅です
京橋駅=4日16時31分、大阪府大阪市城東区・都島区片町
放出駅。かなとローマ字があるので問題ないですが、漢字だけではなかなか読めないことでしょう。
放出駅=4日16時37分、大阪府大阪市鶴見区放出東

座れたので、ここでチョルスさんが資料を見せてくださいました。チョルスさんのブログに以前書かれていたものから抜粋した傑作選のようでした。ちょっとお下品な内容のものもあるようですが、なかなか面白い解説つきということもあって楽しく読ませていただきました。そんなうちに、久宝寺駅へ到着しました。また乗り換えですが、ホームが線路をはさんで向こう側にあり、わずかな乗り換え時間で221系快速に乗り損ねました。しかし幸いにも、わずか3分後に出発する普通電車が停まっていて、すいていたのでここでも座ることができました。JR難波駅到着までの間、引き続きブログを読ませていただきました。

久宝寺駅。梅田から難波に行く途中なのに、もはやここは大阪市ではありません。
久宝寺駅=4日16時56分、大阪府八尾市龍華町
JR難波駅。「じぇいあーる」の先駆けとなった駅です。おおさか東線には「じぇいあーる」駅が3つもできました…。
JR難波駅=4日17時17分、大阪府大阪市浪速区湊町

17時16分にJR難波駅へ到着し、ここから道頓堀を目指します。チョルスさんが図書館から借りて来られたという大阪・神戸ガイドブックや周辺地図を活用し、ほどなく道頓堀に到着しました。そして有名なグリコ看板などを撮影しつつ歩いていると、くいだおれの看板が見えてきました。さすがに人が多く、くいだおれの人形(くいだおれ太郎)を取り囲む観光客が何重にも取り巻いている状態です。さて、せっかくくいだおれに来たわけですし、時間もちょうど夕方ということなので、ここで食事をすることにしました。30分以上は待たなければいけなさそうな雰囲気だったのですが…しかしわずか5分で席に着くことができました。

かに道楽本店。クレしんではパロディとして「えび道楽」がかつて登場しました。
かに道楽=4日17時41分、大阪府大阪市中央区道頓堀
くいだおれ本店とくいだおれ太郎。2008年7月8日で閉店とあって人だかりです。
くいだおれ=4日17時48分、大阪府大阪市中央区道頓堀

くいだおれとはいっても、入った場所はファミレスのような感じで、メニューもファミレスによくあるようなものがほとんどでした。食後のチョルスさんが、なぜくいだおれが閉店するのかを考えていたとのことですが、どこにでもあるようなメニューしかないのが原因ではないかとのお考えだったそうです。なお食事ですが、私の注文したメニューのほうがかなり早く来た影響か、チョルスさんはかなり早いペースで食べたせいかまだ物足りないとのことで、ミニうどんを追加で注文されました。もちろん昆布だしベースの色が薄い関西風のうどんです。大阪ではネギと天かすは客が勝手に好きなだけ入れることができる店が多く、くいだおれでは名前に「天かすうどん」などと入っていなくても初めから入っています。

くいだおれのネオンサイン。これが見られるのもあとわずかです。
くいだおれ=4日17時47分、大阪府大阪市中央区道頓堀
くいだおれから見た、ふぐ料理店づぼらや。かに道楽やくいだおれと並ぶ道頓堀の名物です。
づぼらや=4日17時50分、大阪府大阪市中央区道頓堀
これもまた道頓堀名物の看板ですね。戎橋(通称ひっかけ橋)から1枚
グリコ・雪印看板=4日17時42分、大阪府大阪市中央区道頓堀

食事を終え、次にどこへ行くのかを相談しました。ガイドブックに載っていた、梅田のスカイビルなら22時まで開いているということもあったのでそこへ行くことにしました。道頓堀から歩くところですが、私用で靴を買うことになったので近くの商店街を探しました。やがて無事に靴を買うことができたところで、いつしか地下鉄なんば駅のあたりに来ていました。そこにはTOHO CINEMASなんばがあり、もしかして今から見られれば…と入口まで行ってみました。しかし、16時30分の上映が最後でした(現在時刻は20時)。

ないものは仕方ないので、そのまま地下鉄御堂筋線で梅田駅へ向かいました。梅田駅に着いてから、ガイドブックを頼りにJR梅田貨物駅の下をくぐるトンネルを通り(このあたりで、金矛のボスキャラについての考察を教えていただきました。どうせなら本日の鑑賞前に教えてほしかったですが…)、スカイビルの真正面に到着しました。スカイビルに入りましたが、このビルの名物・空中庭園展望台へ行くための通路がすぐにはわかりませんでした。エスカレーターが下りしか見えていなかったのですが、反対側に回れば上りのエスカレーターがあるわけで…展望台への入場料を支払い、エレベーターやエスカレーターを乗りつぎ、ようやく空中庭園・屋上展望台に到着しました。

独特の外見をしている梅田スカイビル。これはビル1階にある模型ですが。
梅田スカイビル模型=4日20時37分、大阪府大阪市北区大淀中
空中庭園展望台入口は建物3階(高度10m)、展望台は高度173mにあるそうです。
空中庭園展望台入口=4日20時39分、大阪府大阪市北区大淀中

そこから各方面の夜景を見たり撮影したりして2周回りました。大阪城が見えるとか、TOHO CINEMAS梅田が見えるとか…撮影してもそれだとははっきりとわからないのですが。ちなみに、この空中庭園付近の建物の形が「金矛」に出てくるあるシーンを思い出させてくれるというような会話もしていました。また、景色を見ながら、私とチョルスさんがネット上で初めて知り合ったのが4年前だというような話もしました。きっかけはチョルスさんが「園長先生の理想の顔だゾ」の画像を探していて、当時キャプチャー画像があった「キャラクターのページ」さんを検索されていたところからのようで、2004年4月14日に、当サイトの質問箱へ初めて投稿されたとのことです。ただ「理想の顔だゾ」の放送日は2003年4月26日ということがわかり(これは当サイトのケータイページからサブタイトル検索へ行き、検索しました。しかしケータイページは2004年6月以降更新が止まったままで、未だに「土曜夜7時から放送」「カスボー一部劇場で公開中」とか書いていました…とりあえずウソ情報は抹消しておきます)、もしかするとその直後からご存じだったのかも…そうなれば5年になるわけですが。

上記の記述に関しての訂正です。チョルスさんとネット上で知り合ったきっかけは、クレしんファンサイトを探していた際に、偶然見た「キャラクターのページ」さんのトップページに「園長先生の理想の顔だゾ」の画像があっただけ(当時は画像が使われていました。現在は画像の掲載は行われていません)だそうです。

手前にある建物がヨドバシ梅田、その奥やや左にある赤いのはHEP FIVEの観覧車です。その右横が集合場所だったTOHO CINEMAS梅田です。
空中展望台からの夜景=4日21時12分、大阪府大阪市北区大淀中
左の写真から少し右へ向いたものです。中央右寄りに、ライトアップされた大阪城がかすかに見えているはず…
空中展望台からの大阪城=4日21時14分、大阪府大阪市北区大淀中

22時近くになり、展望台から降りました。チョルスさんはお土産を購入されて地上まで降り、バス乗り場へと向かうことにしました。途中で関空特急「はるか」などが通る貨物線の踏切を渡った直後に警報機が鳴り出しましたが、その音が「アミーゴ」冒頭で鳴っていたあの踏切の音とそっくりでした。そのため、私はすぐ「アミーゴ」のことが浮かんだとつぶやきました。チョルスさんも、「アミーゴ」冒頭場面でのセリフなどを思い出されたようでした。この移動中は、主にチョルスさんの書かれる映画評論についての話題でした。いつも深い考察をされているので感心しているのですが、チョルスさんの考え方がよくわかりました。そんなこんなで歩き続け、22時37分にバス乗り場へと到着しました。

すでに何台ものバスが停車していましたが、どうやらチョルスさんが乗車されるのはこれらのバスではないようでした。そこで、しばらくその場で待機することにしました。思えば、ほとんどこの日は立ちっぱなしでした。それでも、昨年の座談会ばかりで時間を持て余したオフ会よりははるかに有意義な一日を過ごせたという結論が出たのでとりあえず良かったということにしておきたいと思います。22時43分頃に、それまで停車していたバスが発車し、22時50分に次のバスが3台やってきました。おそらくこのどれかだろということでチョルスさんが確認すると、最後尾のバスのようでした。バス発車時刻直前、握手を交わしてお礼を言いました。チョルスさんの周辺事情変化により、今後数年間はおそらく直接会うことができないと予想されているわけで、チョルスさんがバスに乗り込んでもギリギリまで見つめていましたが、23時4分にバスは東京へ向けて発車しました。

今回は都合がつかなったのか単なる宣伝不足なのか、これまでで最も小規模な人数でしたが、それなりの移動距離もあり、なかなか楽しいひと時でした。そんなひと時にお付き合いいただきましたチョルスさんにお礼いたします。


その他の情報のページに戻る