トップ > その他の情報 > 2010スタンプラリーオフ会レポート
4年ぶりに大阪市交通局でクレしんスタンプラリーが開催されました。2010年7月31日に、運営者とチョルスさんでこのラリーに参加してきました。
スタンプラリーは7月31日ですが、運営者は少し前から規模の大きな計画を進めていました。7月27日から1週間ほど仕事の都合上有給休暇を取ることになっており、このチャンスを使って何かしようと思っていました。
今年6月13日に地球に帰ってきた、小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルを世界で初めて一般公開するという発表があり、この日程が7月30日と31日となっていました。はやぶさ帰還でモーレツに感激しただけに、これはぜひとも行っておきたいと思ったわけで、休暇中に行くことにしました。
とはいえ、お金が無尽蔵にあるわけでもなく行程はあれこれ考えました(まあ、こうして考えるのもまた楽しいものなのですが)。しかしこの時期ならば、暇はあってもお金がない人の味方「青春18きっぷ」が使えるではないですか。これを使ってみることにしました。
7月28日夜、72時間に及ぶ旅の始まりです。まずは大阪駅に向かいました。急行「きたぐに」で移動を開始します。急行なので18きっぷは使えず、18きっぷを買う予定の筒石駅までの乗車券を買います(大阪駅でも買えますが、あえて筒石駅にしたのには理由があります。筒石駅では、あらかじめ印刷された18きっぷを買うことができます。機械で発券するタイプより保存がきき、日付のスタンプがきれいに残るという利点があります)。大阪市内→筒石は6830円ですが、途中の京都、丸岡、呉羽、西入善各駅で分割すると190円安くできるのでその作戦を実行します。しかし言うのは簡単ですが、実行は面倒くさいです。というのも、原則としてその駅発の乗車券しか買えない決まりになっているからです。みどりの券売機(自動券売機)で工夫することで買うことができました。急行券もみどりの券売機で買おうとしましたが、なぜか希望区間のものが買えなかったのでみどりの窓口に行くことに。大阪駅の窓口では感熱紙の切符になるので避けたかったのですが、仕方がありません。
乗車券 大阪→京都 |
乗車券 京都→丸岡 |
乗車券 丸岡→呉羽 |
乗車券 呉羽→西入善 |
乗車券 西入善→筒石 |
急行券 大阪→糸魚川 |
23時3分、大阪駅11番ホームに「きたぐに」が到着したので乗りこみました。23時27分に発車しますが、今回は寝台ではなく普通の座席を選んだこともあって眠れず、29日朝5時28分に糸魚川駅(新潟県)に着きました。ここで1時間ほど待機して次の列車に乗り、トンネルの中にある筒石駅に6時54分に到着しました。昨年11月に訪れた際はあまり時間がなかったわけですが、今回は1時間くらい時間をとっていました。7時ごろに18きっぷを購入し、しばらく駅周辺を散策しました。8時前にホームに続く長い階段を下りていき、8時5分の列車に乗ってJR西日本と東日本の境界となる直江津駅に到着しました。この電車は昨年11月にも乗った食パン電車でしたが、来年3月で引退が発表されており、おそらく最後の乗車になるだろうと思うと感慨深いものが…。
きたぐに自由席=28日23時05分、大阪府大阪市北区(JR西日本・大阪駅) |
赤い青春18きっぷ |
筒石駅=29日06時58分、新潟県糸魚川市大字仙納字大谷 |
筒石駅周辺=29日07時21分、新潟県糸魚川市大字仙納字大谷 |
9時8分に長岡行きの電車に乗って直江津駅を出て、10時31分に長岡の1つ手前にある宮内駅に到着しました。ここで上越線の列車に乗り換えます。10時36分に到着した上越線水上行きは既に混雑しており、最初は座れませんでした。上越国境の越後中里−水上間は本数が極端に少なく、乗り換えなしで水上まで到達できる列車は貴重です。途中駅で空いてきたので座ることができましたが、その後しばらく寝てしまいました。寝ていたこともあってかそれほど時間がたった気はしないまま12時に新幹線停車駅の越後湯沢を発車、いよいよ上越国境が近づいてきました。国境の長いトンネルに入ったあたりで、18きっぷ使用開始後初めての検札がありました。まあ18きっぷを見せるだけで終了ですが。そしてトンネルを抜けると、そこは雪国…ではありませんが白い景色でした。どうやら雨が降っていて気温が低く、窓に結露が起きて白くなっていたようです。12時39分、水上駅に到着しました。ここからは7分接続の高崎行きに乗り換えます。
12時46分に水上駅を出発し、13時40分に新前橋駅へと到着しました。ここで、乗車経験のなかった両毛線に乗り換えました。新前橋駅13時56分発車、栃木県の小山駅まで1時間半かかります。両毛線には伊勢崎駅や桐生駅など、どことなくクレしんとも関連のありそうな駅がいくつかありますが、その中に小俣駅があります。「こまた」と読み、まさか「おまた」ではなかろうなと思っていたのですが、本当に「おまた」と読むのですね…。駅名標の写真を撮りましたが、タイミングがずれて「小」の文字しか写りませんでした。残念!
15時29分に小山駅に着き、東北本線(宇都宮線)上野行きに乗り換えです。大宮以北の宇都宮線も実は未乗車だったのでここも初乗車ゾーンとなりました。ただ、のんきに乗り続けるわけではありません。埼玉県に入って久喜駅で下車しました。そして、ここでいったん改札も出ました。
そして、次に入場する時には18きっぷではなくSuicaを手にしていました。改札もJRではなく東武鉄道のものです。が、改札を通れませんでした。Suicaの残高が38円しかなかったからです。前回使った際にいくら残っていたのか覚えておらず、とりあえずタッチしてみましたがダメでした。関西では10円でも残っていたら入ることはできますが、関東では初乗り分の金額がないと入れないのです…。1000円をチャージしてから入場し、浅草行き区間準急に乗りました。東武動物公園駅で急行中央林間行きに乗り換え、春日部駅に16時28分に着きました。
春日部駅西口から出て、市役所へ向かおうとしました。しかし適当に歩いていると、着いたのはララガーデンでした。せっかくなのでブリブリシネマスタジオに立ち寄ってみました。各映画の小物展示場所に行くと、「金矛」の小物(マタの帽子と、封印した時の下敷き)がありました。昨年来た時にはあったのかなかったのかはっきりと覚えていないのですが、なかったような気がします。確かオープン時の最新作「ケツ爆」までのものはあったのですが。追加してくれたのならばそれはありがたいですが、「野生王国」や「花嫁」のものはなかったようです。ポスターはちゃんと追加されていたのですけれどね。
ここで地図をちゃんと確認して、改めて市役所を目指しました。雨脚がやや強まっている中でしたが、16時45分頃に市役所へたどり着きました。今回市役所に来た目的、それは「野原一家特別住民票」を手に入れることです。7月6日から販売されていたもので数量限定だったため、もう売り切れかもしれないと思いながら行きましたが、まだありました。雨の中わざわざ来ていただいてありがとうございますと丁寧な応対をしていただきましたが、まさか大阪から買いに来たとまでは思っていないでしょうね。なお、今回は郵送による方法がなかったので直接市役所に行ったのですが、どうもこの日あたりにウェブサイトが更新され、郵送が可能になったらしいことを聞かされました。そうなのですか…。なお、この時点ではまだ部数には余裕があるらしいとのことでした。
開庁中の春日部市役所=29日16時55分、埼玉県春日部市中央 |
春日部駅=29日17時02分、埼玉県春日部市粕壁(東武野田線・春日部駅) |
市役所を出て、すぐに駅へ向かいました。17時3分の野田線大宮行きに乗れないとその後の予定が狂ってしまうので少々急ぎました。17時2分にどうにかホームに着いて、予定通りの電車に乗れました。17時24分、大宮駅に着きました。今回はわずか35分の聖地巡礼でした。時間の割に収穫は多かったですけれどね。
大宮駅で18きっぷを使ってJR再入場、川越線ホームへ向かいました。川越線も未乗車ということもあって今回乗車計画に入れていました。17時34分に発車し、川越駅に17時57分到着、さらに川越線から八高線直通電車を乗り継いで、19時12分に八王子駅に降り立ちました。ここでまたまた未乗車線区の相模線へ。相模線の終着駅の茅ヶ崎駅に20時36分に着きました。
ここで次は20時46分の熱海行きに乗って…と計画していましたが、熱海方面のホームに行ってもその電車がありません。なぜだと思って時刻表を見てみたら、駅を間違えていました。茅ヶ崎駅なのに、御殿場線との乗り換え駅となっている国府津駅と勘違いしていたのです。結局、熱海から伊東線往復を目論んでいた計画は失敗し、別プランとして用意はしてあった根岸線コースへと変更しました。20時46分に茅ヶ崎駅を出て、大船駅で根岸線電車に乗り換えます。根岸線も初乗車で、そのまま横浜を経て鶴見駅まで乗り、今度は鶴見線に。昨年はホリデー・パスで海芝浦駅に行っていますが、それ以外の鶴見線は未乗車でした。
鶴見線は中間改札がありますが、自動改札機が並んでいるだけです。18きっぷは自動改札を通せないのでどうしたらいいのだろうと思ったのですが、西出口のすぐそばに鶴見線ホームへの通路があったのでそこで18きっぷを見せて通過しました。そして今回は扇町駅まで乗りました。扇町駅でそのまま折り返して浜川崎駅へ。22時53分に南武支線の電車(これはこの線の最終電車でした)に乗って尻手駅へ、そして南武線で川崎駅に23時9分に到着しました。
これで本日の乗車計画は終了、だったのですがふとムーンライトながらを見送ろうと思い立ちました。しかし川崎駅には停車しないようなので、23時36分発車の横浜駅に先回りすることに。先回りして5分ほど待ち、ムーンライトながらがやってきたので写真撮影を行いました。撮影したら、すぐにまた移動です。23時37分の品川行き電車に乗ることにしていたので時間がありません。乗りこんで23時45分、川崎駅に戻ってきました。これで本日の移動は本当に終了、改札を出ました。
この日の宿泊は、昨年も利用したカプセルホテルです。川崎駅周辺にいくつかある中でも最安なのがいいところで、列車の座席で一晩過ごすよりははるかに快適です(夜行列車に乗っていると寝ながら移動できるメリットがあるので、どちらがいいと単純には言い切れませんが)。
明けて7月30日(金)、7時に起きました。この日もあいにく雨が降っていましたが、予定はもう決まっています。カプセルホテルを出て、2日目の18きっぷ開始です。まず7時51分の京浜東北線で移動開始ですが、この電車は鶴見行きという中途半端な行き先だったためかガラガラで、通勤ラッシュ時間帯でありながら楽に座れました。7時54分に鶴見駅、ここから再度鶴見線乗り換えです。今度は、朝と夕方にしか電車が走っていない大川駅へと向かいます。8時ちょうど発の大川行きは大混雑でしたが、途中駅で徐々に乗客が減っていって終点大川駅に。引き続き雨が降っていたので、電車から降りずにそのまま折り返し鶴見駅に戻りました。ともかくこれで、細かい線がたくさんある鶴見線全線乗車を達成できました。
8時38分、京浜東北線で東神奈川駅へ。8時50分発の横浜線電車に乗り換えます。横浜線も初乗車だったりして…。そして9時27分、降りた駅は淵野辺駅です。相模原市にあるこの駅は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の最寄り駅となっています。そうです、6月13日に7年60億キロに及ぶ長旅を終えて地球に戻ってきた、はやぶさのカプセルを世界で初めて公開される場所へと向かうためにここで降りました。会場へと向かう途中にはそれほど人がおらず、案外空いているのかもという気もしましたが、単なる気のせいでした。会場に着くと「最後尾」と書いたプラカードを持つ人が立っていました。この場所に並びますが、どれだけ待つといいのかは不明でした。その後も小雨が降ったりやんだりとうっとうしい感じの空模様ではありましたが炎天下で長時間待つよりはましです。
カプセルの展示は、JAXAの敷地ではなく隣接する相模原市立博物館で行われていたのですが、行列は最大に延びたところではJAXA敷地内まで続いている状態でした。私はそこまで長い列になる前に並び始めたものの、それでも1時間半ほどの待ち時間となりました。11時20分に、ようやく博物館内まで進みました。特別展示室内は撮影禁止となっているので記憶の中に残すしかないのですが、とにかく本物(模型も一部ありましたが)がすぐ近くにあったわけで、見られた時間は2分ほどでしたが感激の一瞬でした。カプセルを見た後は、そのまま博物館の展示を見ることに。歴史の道具やら相模原の動植物の標本などの展示があり、入場無料ということもあってしばらくは展示物を見学しました。
11時40分頃に博物館を出て、JAXAの敷地へ向かいました。JAXA相模原キャンパスの特別公開が行われており、こちらも大盛況でした。ここで宇宙関係のおみやげを買いました。スタンプラリーが行われていたのですが、景品が中学生以下しかもらえないようなのでここでは参加せず、全部は見きれませんでしたが13時頃にはJAXAを後にしました。
「はやぶさ」模型=30日11時38分、神奈川県相模原市中央区高根 |
「イトカワ」模型=30日11時38分、神奈川県相模原市中央区高根 |
相模原市立博物館=30日11時40分、神奈川県相模原市中央区高根 |
淵野辺駅に戻り、13時21分発の八王子行き電車に乗りました。八王子駅から中央快速線で高尾駅へ。高尾駅からは14時15分発の甲府行き普通電車に乗り換えました。今年の公開初日舞台挨拶旅行でも乗ったところですが、その時は特急ですっ飛ばした区間を今回は各駅停車なので、また違う感じがしました。
山梨県に入り、甲府駅で次の乗り換えとなります。16時12分発車の身延線ですが、30分以上前の時点で既に乗車可能でした。ある程度時間があったのでいったん改札を出たりしてのんびりしていました。が、油断しすぎたのか発車5分前に行ってみると、席がほとんど埋まっていました。高校生が多数乗っていたためですね。途中で降りる高校生も多いですが、また乗ってくる高校生もたくさんいたわけで、1時間くらいはかなり混んでいました。やがて身延線の終点、富士駅に着くと19時6分となり、かなり暗くなってきていました。
身延線内で、何度かネット上の空席案内をチェックしていました。今夜のムーンライトながらです。通常、金曜夜の東京発は最も混雑しやすく指定席券が売り切れるのも早いものです。この時も当然満席になっていたのですが、チェックしていると時々空席が出るようです。何度か調べるとタイミングによって満席だったり空席ありとなったりを繰り返しているようでした。富士駅のみどりの窓口前で調べたら空席ありになっていたので、窓口で聞いてみました。ところが結果は満席でした。それでも、ネット上では何度も状況が変化しているからともう一度見てもらうと1席ありとなっていたため、すぐに確保しました。これにより、510円の指定席料金だけで大阪に戻れることになりました(ムーンライトながらは快速で、乗車券は18きっぷでOKです)。翌朝はスタンプラリーオフ会があるので、朝には大阪に戻らなければなりません。ムーンライトながらが取れなかった場合、特急サンライズで姫路まで行き(大阪は早朝すぎて停車しません)、そこから18きっぷで戻ってくるつもりにしていました(この時もなるべく未乗路線を通る計画をしていましたが。またサンライズも満席だった場合は静岡でどうにかして夜を過ごし、翌朝の始発新幹線利用まで計画はしていました)。この場合特急なので18きっぷが使えず、乗車券が7350円、特急料金が3340円かかるものと思っていました。できるだけ安くなるよう、静岡駅まで行ってからサンライズに乗るつもりにはしていましたが、それでも1万円以上もかかってしまいます。しかもこの値段は人気の高いノビノビ座席が取れた場合で、寝台しか空いてなければさらに6000円以上も追加に…。
一安心して、富士駅から三島駅まで移動しました。20時6分発の御殿場線電車に乗り換えます。実際は沼津駅が乗り換え駅ですが、御殿場線の電車が三島発なので、始発駅から乗ったほうが座れる可能性が高いために三島駅での乗り換えとしました。なお18きっぷでなく普通の切符でこれをやると、沼津・三島の往復運賃が別途必要です。御殿場線はそこそこの混雑で、隣の席もずっと埋まっている状態のままで1時間半を過ごし、21時40分に国府津駅へと着きました。前日、相模線からの乗り換えでこの駅と勘違いしたわけですが今回はムーンライトながらが取れたので、その時に計画を決め直しました。2分接続の東京行きに乗り換え、22時52分に東京駅へ到着しました。今回の旅で山手線内に入ったのはこの時が最初で最後でした。
さて、ムーンライトながらです。これまでにも何度か乗ってはいますが、臨時列車となってからは初めての乗車となります。定期列車の頃は373系という新しい車両が使われていましたが、今回は183系・189系という国鉄時代からの古い車両でした。乗り込んで席に着き、しばらくすると検札が来ました。周囲の乗客はほぼ全員が18きっぷを利用しており(私もそうですけれど)、見事なものです。その後は寝ようとしますが、ムーンライトながらは昔からそうですが照明は一切落とされません。なかなか寝付けないまま浜松駅までやってきました。この駅で26分間停車なのでいったん外に出てリフレッシュすると、その効果かそのあとはすぐに眠れました。
指定席券 ムーンライトながら号 東京→大垣 |
出発を待ちながら…=30日23時03分、東京都千代田区丸の内(JR東日本・東京駅) |
臨時「ながら」=31日02時50分、静岡県浜松市中区(JR東海・浜松駅) |
やがて7月31日(土)5時55分、終点の大垣駅(岐阜県)に到着します。少し前から、電車の前のほうに移動する乗客の姿がたくさん見られましたが、その理由は簡単です。大垣駅からさらに西へ向かう乗客は、大垣駅で跨線橋を渡って反対側のホームに停車中の電車(6時ちょうど発)に乗り換えることになるのですが、ムーンライトながらが10両なのに対して乗り換える電車は4両しかなく、少ない座席を確保するために走るのです。電車の前のほうに跨線橋があるので、少しでも近い位置をと移動する人が多いようです。大垣駅に到着してドアが開くと、いっせいに乗り換え電車に向かってダッシュする姿が見られます。これが「大垣ダッシュ」と呼ばれるものですが、危険なため跨線橋に「速度制限10km/h以下」の標示があります(ただ、撤去されたのかこの日は見かけなかったのですが)。なお私は無理をせず、速足程度で乗り換えたために座ることはできませんでした。
実際には大垣ダッシュで無理をしなくても、わずか30分後に到着する米原駅で再度、今度は新快速への乗り換えがあるのです。この乗り換えは4両から12両なので余裕があり、走らなくても座れます。というわけで、楽に席を確保して大阪までの1時間余りを過ごしました。午前8時、ついに大阪駅に到着です。
さて、この日は大阪市交通局が開催している、クレしんスタンプラリーのオフ会を計画していました。おなじみチョルスさんをお誘いし、朝9時30分に梅田で会うことにしていました。9時30分というのは、仮にサンライズに乗ることになった場合にその時間が都合がよかったからで、ながらに乗れたとなるとまだ1時間以上も時間があります。
ということで、大阪に戻る途中の新快速車内で時刻表をチェックしていました。その結果、まずは環状線から桜島線に乗って桜島駅まで行くことに。桜島線の途中にユニバーサルスタジオジャパン最寄り駅のユニバーサルシティ駅がありますが、今回は無関係なので軽く通過して終点へ。桜島線もこれで乗車を果たしました。その後桜島線を戻り、環状線との接続駅の西九条駅に。ここで18きっぷの使用をいったん終了します。そして、西九条から新大阪まで特急に乗るために乗車券と特急券を買いました。なにゆえそのようなことをするのかといえば、これもまた未乗車線区の乗りつぶしのためです。大阪駅の近くには梅田貨物駅があり、その貨物駅のすぐそばを通る梅田貨物線があります。しかし通常の電車はこの線は通りません。通るのは、新大阪と西九条から天王寺を経て和歌山方面を結ぶ特急くらいのものなのです。今回、西九条を9時11分に発車して新大阪に9時20分に到着する特急「くろしお4号」が存在していることを時刻表で知ったので乗ってみることにしました。9時20分に新大阪に到着すれば、22分の電車に乗り換えて大阪駅に9時25分に着けるので約束の時間に間に合います。このために乗車券170円と自由席特急券630円の合計800円を支払うことになりましたが、サンライズに乗らざるを得なかった場合は1万円以上かかったことを思えば安いものです。
梅田貨物線踏切=31日09時15分、大阪府大阪市北区大深町 |
梅田貨物駅=31日09時15分、大阪府大阪市北区大深町 |
乗車券 西九条→新大阪 |
B自由席特急券 西九条→新大阪 |
というわけで、計画通り「くろしお4号」に乗って新大阪駅へ、そこから2分の乗り換え時間で大阪駅に着き、改札を出て集合場所に向かいました。この時、4年前のスタンプラリーの時と同じ場所と伝えていたのですが、大阪駅工事のために4年前とは状況が大きく変わっていることを忘れて伝えてしまっていたため、会うのに少し手間取ってしまいました。それでもすぐにチョルスさんの姿を見つけることができました。昨年の公開初日舞台挨拶オフ会以来の再会となりました。そしてスタンプラリー開始ですが、私は両手に荷物を抱えていたので梅田駅コインロッカーに半分の荷物を預けていくことにしました。
今回のスタンプラリーでは、参加するのに専用のパンフレットを手に入れる必要があります。パンフレットがどこにあるのかを探していると、梅田駅の案内所にありました。さっそく手にしてみました。どうやらパンフレット以外に1日乗車券を別に買う必要があるようですので、券売機で850円の1日乗車券をそれぞれ買いました。まずはどこから行くのかということで、4年前と同じく御堂筋線から攻めることに。今回は御堂筋線をずっと南下していき、北花田駅を目指します。
さっそくやってきた電車に乗りました。今回のチョルスさんは新幹線で来阪され、帰りは新大阪駅前から出発する夜行バスとのことでした。まず最初の話題は、単行本未収録作品のことでした。かなり過激な描写があるようで、さすがに未収録になってしまうのも無理はないかな…と思いつつも、話と断片的な画像だけなのでこの段階でははっきりとはイメージがつかみきれませんでした。その他に、単行本の売り上げ部数の話題もありました。今思うと夢のような部数の伸びっぷりです…。やがて天王寺駅に到着しました。最初に乗った電車が天王寺行きだったのでいったん降ります(私はその時、天王寺どまりの電車と気がついていませんでした…)。その後なかもず行きに乗り継いで、北花田駅には10時19分に到着しました。前回と同様、スタンプを押すチェックポイントへの道しるべとなる張り紙がしてあるのでその通りに進んでいくと、スタンプ台が見つかりました。前回と違ってクイズはなく、パンフレットの指定された場所にスタンプを押すだけです。
御堂筋線北花田駅=31日10時19分、大阪府堺市北区北花田町 |
こうして1つ目のスタンプを押して、本来はそこにあるヒントを使って次のスタンプを押すための場所を知るのですが、今回はどうせ9か所全部回るつもりでしたので近いところから順番に回っていくことにしました。まず天王寺駅に戻り、谷町線に乗り換えて2つ目のチェックポイントがある平野駅に向かいます。10時54分に到着し、改札を出たところにスタンプ台がありました。
谷町線平野駅=31日10時54分、大阪府大阪市平野区平野西 |
次に向かったのは、千日前線新深江駅です。谷町九丁目駅で谷町線から乗り換え、11時33分に着きました。順調に3つ目のスタンプを押します。このあたりで、昼食をどうしようかという話になっていましたが、この先順調に回れば、ちょうど12時過ぎごろには梅田の近くに戻れるはずなのでということになりました。
千日前線新深江駅=31日11時33分、大阪府大阪市東成区神路 |
続いて1駅戻り、4年前にはまだ開業していなかった今里筋線に乗ります。チェックポイントのある新森古市駅までの時間、チョルスさんから単行本未収録作品のコピーを見せていただきました。なるほど、これは確かにかなり強烈…電車の中で見るのは避けたほうがいいのでは…というような描写もあったりして。12時3分に新森古市駅に到着し、これで4つ目のスタンプを手に入れました。
今里筋線新森古市駅=31日12時03分、大阪府大阪市旭区 |
そのまま今里筋線で太子橋今市駅まで進み、谷町線に乗り換えて天神橋筋六丁目駅に。さらに堺筋線に乗り換え、5つ目のチェックポイントがある扇町駅に向かいました。扇町駅といえば、2日前にまったく同じ表記、同じ読みをする鶴見線の駅にも訪れていたのですが…。扇町駅では、4年前と同じく隣接する施設のキッズプラザ大阪にスタンプ台があり、12時41分に到着しました。スタンプを押してから、この近くで昼食にすることにしました。実は、以前私は扇町駅の近くで働いていたので知っている店もあるのです。その中の一つのラーメン屋で昼食としました。平日だと満席で入れないこともあったのですが、この日は土曜日ということもあってかすんなりと入れました。
堺筋線扇町駅=31日12時34分、大阪府大阪市北区 |
鶴見線扇町駅=29日22時42分、神奈川県川崎市川崎区扇町 |
昼食後はすぐ駅に戻り、次に目指すチェックポイントは西側になります。4年前とは違うルートで行きたいという私のわがままがあり、堺筋線で動物園前駅に向かい、御堂筋線で大国町駅、さらに四つ橋線で住之江公園駅へと次々乗り換え、ここからニュートラムに乗りました。このあたりでは食後すぐということもあってか、お互いかなり眠かったですね…。ニュートラムは14時22分にトレードセンター前駅に到着し、ここで下車しました。ここも4年前と同じく、駅隣接のATC建物内にスタンプが置いてあります。
南港ポートタウン線トレードセンター前駅=31日14時22分、大阪府大阪市住之江区南港北 |
押したら再びニュートラム、さらにコスモスクエア駅で中央線へと乗り換え、次のスタンプが置いてある九条駅に14時49分に降り立ちました。これで残りは2つとなりました。
中央線九条駅=31日14時49分、大阪府大阪市西区九条 |
次に向かうは長堀鶴見緑地線西大橋駅です。中央線で1駅進み、阿波座駅で千日前線に乗り換えてさらに1駅進み、西長堀駅で長堀鶴見緑地線へ乗り換え、さらに1駅で目的の西大橋駅です。やたらと細かい乗り換えの連続となりましたが、15時15分に到着しました。これでいよいよ残りは1つです。
長堀鶴見緑地線西大橋駅=31日15時15分、大阪府大阪市西区 |
まずは長堀鶴見緑地線でまた1駅だけ移動し、心斎橋駅で四つ橋線(心斎橋駅ではなく四ツ橋駅と駅名が異なりますが乗り換え駅の扱いです)に乗り換え、最後のチェックポイントの肥後橋駅に到着したのが15時32分でした。9つ全てのスタンプを集め終わり、そのまま西梅田駅に向かいました。西梅田駅から梅田駅に歩き、ゴールポイントを目指します。ゴールポイントに着いたところで15時49分でした。
四つ橋線肥後橋駅=31日15時32分、大阪府大阪市西区江戸堀 |
ゴールポイントでスタンプの確認があって景品のハンカチを受け取りましたが、勝手にパーフェクト賞に応募することにされそうな雰囲気でした。私たちとすれば、むしろスタンプを集めたパンフレットそのものが最も手元に置いておきたいものですので応募はしません。なお、応募する場合はゴールポイント前にプレゼント応募用紙の記入台がありますので、そこでパンフレットの末尾にある応募用紙に必要事項を記載して係の人に渡せばよいようです。
景品をもらった後、最初に集合した場所に16時に戻ってきました。今回は9時30分スタートで16時終了なので、6時間半でスタンプラリーが終了しました。4年前は10時から17時30分まで7時間半かかったので、前回より1時間短い時間で完了しました。前回は海遊館や大阪市立科学館など、駅から片道15分くらい歩いて行ったようなところもありましたが、今回はそれほど離れた場所がなかったことが大きかったのではないかと思われます。コインロッカーの荷物も取り出し、ここからは座談会へと移ります。ひとまず飲食店が集まっているヨドバシカメラの7階に上がってみますが、かなり人が多く、ゆっくり座って語れるような場所がなさそうでした。そこで、梅田ほど人が多くない場所ということで、御堂筋線で1駅の中津へ移動することにしました。中津で降りて、しばらく探しているとホテルがありました。その中に喫茶店があり、ここで座談会を行うこととしました。飲み物を注文してから席に着き、引き続き単行本未収録作品のコピーを見せていただきました。私からも、チョルスさんが都合で行けなかった昨年の臼井儀人先生の思い出を語る会のプレゼントだったクリアファイルをお見せすると、それをデジカメで撮影されていました。また2日前に春日部市役所で買って来た特別住民票もお見せしようとしたら、ちゃんとチョルスさんもお持ちでした。今回はチョルスさんはお忙しいので、27日まで春日部で行われていたイベントにも参加できず手に入れられないといった感じのことがチョルスさんのブログに書かれていたのですが、実際には予定を変更して27日に行ってこられたらしいのです。うーん、さすがですね。
18時を過ぎ、そろそろ夕食の時間が近づいてきました。そこで新大阪駅に移動することに。新大阪駅に着いたところで、まずはチョルスさんがこの後21時50分に集合することになっているバス乗り場の場所を確認しました(ただ、この時の確認が不十分だったため、後で苦労することになるのですが…)。それから食事ですが、いろいろ回った結果洋食屋に入ることにしました。それぞれ注文をしてさらに座談会です。チョルスさんは7月19日に、友人に会うために北海道に行かれたそうですが、その時の話も聞きました。大宮から青森まで「おたけび」いえ、「あけぼの」に乗り、「スーパー白鳥」で函館へ、「北斗」で札幌へ、「スーパー宗谷」で稚内まで行かれたとのことで、これは素晴らしい旅行ですね。ただしはっきりとした予定が決まっておらず、その都度切符を買っていたそうです。もしも初めから決まっていたならばかなり安くできたのですが…。
列車ごとに購入:
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まとめて購入:
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ということで、それぞれ別々に買うと全部で42210円のところ、一度にまとめて買うことができれば32650円となり、2割以上も安くなるのです(ただし、函館駅でいったん改札を出る場合は五稜郭・函館往復分で400円別途必要。同じく札幌駅でいったん改札を出る場合は(函)白石・札幌往復分で400円別途必要)。または周遊きっぷ北海道ゾーンを使うという手もあります。特に道内の特急がすべて自由席であれば…。
ところで、夕食を取ったレストランは営業が21時までとなっており、21時50分までそこにいるわけにはいきませんでした。そこで20時40分頃には精算して店を出ました。その後新大阪駅をうろうろとさまよい、途中でチョルスさんはパスケース入れをお土産屋で購入されていました。結局、最後はマクドナルドで時間をつぶすこととなりました。
21時40分、マクドナルドを出てバスの集合場所へ向かいます。ところが、それらしい雰囲気ではありませんでした。一応は出口番号を照合するとこのあたりになるはず…だったのですけれど。しばらく探し回り、21時50分頃にようやくバスが並んでいる場所を見つけることができました。ただしどのバスに乗ればいいのかがわかりません。受付があるはずですが、受付の場所も不明で右往左往状態になってしまいました。22時を過ぎたあたりでようやく受付の場所がわかり、22時5分頃になってチョルスさんが乗るバスも判明しました。チョルスさんがバスに乗り込む直前に握手を交わしてチョルスさんはバスに乗り込みました。次は来年の公開初日舞台挨拶の時にお会いしたいものです。お忙しい中ご参加くださいましてどうもありがとうございました。
22時10分、バスが東京方面へと動いて見えなくなるのを見届けてから、私も帰路につきました。まずは18きっぷでJRに入場し、塚口駅まで移動しました。大阪駅で乗り換えるよりも最後に使う阪急の運賃が安くできるためです。こうして、日付が変わる少し前に3日ぶりの帰宅となって今回の旅とオフ会が完結しました。
スタンプラリーは8月31日まで開催されていました。既に終了したので、9つのスタンプの詳細情報を掲載しようと思います。今回のスタンプラリーでは、9か所のスタンプポイントがあり、それぞれ押す場所が決まっています。スタンプ台にはこの場所のスタンプを用紙のどの部分に押すかが示されており、隣接するマス目のスタンプがどこにあるのかを示すヒントが書かれていました。
ネネちゃん 駅名に「花」の文字がある駅だよ。 →御堂筋線:北花田駅 |
野原ひまわり 近くに平野公園がある駅だよ。 →谷町線:平野駅 |
風間君 駅名に「大」の文字がある駅だよ。 →長堀鶴見緑地線:西大橋駅 |
野原みさえ 近くに市立科学館がある駅だよ。 →四つ橋線:肥後橋駅 |
野原しんのすけ 扇町公園の近くにある施設だよ。 →堺筋線:扇町駅(キッズプラザ大阪) |
野原ひろし 駅名に「古」の文字がある駅だよ。 →今里筋線:新森古市駅 |
園長先生 駅名に漢数字が入っている駅だよ。 →中央線:九条駅 |
シロ ワールドトレードセンターの近くにある施設だよ。 →南港ポートタウン線:トレードセンター前駅(ATC) |
アクション仮面 駅名に「深」の文字がある駅だよ。 →千日前線:新深江駅 |
上からスタンプのキャラクター(スタンプの色)、ヒント、場所です。赤色スタンプのしんのすけを中心に、四方に野原一家が緑色スタンプ、四隅に野原一家以外のキャラが青色スタンプという配置になっていました。