トップ > その他の情報 > セントレジャー城島高原パーク旅行記
2011年5月3日(火・祝)、関西に住む運営者ははるばる九州まで出向きました。その目的は、大分県のセントレジャー城島高原パークで開催されていた、クレヨンしんちゃんワールドです。
九州まで往復すると、それだけでもかなり費用がかかります。今回は半月前の「スパイ大作戦」公開初日舞台挨拶オフ会と切符をまとめる作戦を使い、別々に買うより5000円ほど安くすることに成功しました。ただし、今回はいろいろと想定外や自らのミスもあり、予定通りとはいきませんでした。
舞台挨拶の時に紀伊半島一周を目論みながら、仕事の関係で断念したことは公開初日舞台挨拶オフ会レポートに書きました。結局、西小倉駅までの切符は名古屋駅で途中下車したままで残っています。そこで、まずは名古屋駅まで移動してから紀伊半島一周を先に消化することにしました。
5月1日(日)の朝に家を出て、まずは梅田へ。時間も間に合うので、向かう途中TOHOシネマズ梅田で9時から上映される「スパイ大作戦」を観てからにしようと思い、iPhoneでネット予約を試みました。ところが、クレジットカードの認証が通りません。何度か試しているうちに時間切れになってしまいました。せっかくファーストデイで千円均一でしたが…。とりあえず9時前に梅田に着いた後、金券ショップに立ち寄って京都までの昼間特割きっぷを仕入れました。これで京都駅へ移動して、そこから名古屋駅までの切符を別途購入しました(そのほうが安くなるので)。米原駅まで快速電車、そこから新幹線で名古屋駅へ行きました。名古屋からは紀伊半島を通る特急「南紀5号」に乗り継ぎますが、30分ほど時間があるので、昼食として駅のホームできしめんを食べてからの乗り継ぎです。「南紀」のホームに行くと自由席は大行列ができていました。不安になりましたが、席は確保できました。「南紀」は終点の紀伊勝浦駅まで乗り通し、続いて特急「スーパーくろしお32号」に乗ります。「スーパーくろしお」での車内改札では、切符を見た車掌の反応がものすごく良かったです。私も時刻表の地図を出してきて経路を説明しました。JRに貢献してくれているとか話していましたが、実際には先述の通り、バラバラに買うよりかなり安くしているのですが…。「スーパーくろしお」で和歌山駅まで移動し、ここから阪和線に乗り継ぎです。が、その前に寄り道を。和歌山駅から和歌山市駅まで、飛び出した路線があり、ここにもついでに乗ることにしました。往復360円ですが、往復乗車券を買ってから行きは歩いても良かったかなと感じました。乗る列車は40分程度先のタイミングで、3km程度の距離なので歩いても間に合いそうでした。でも買ってしまったものは仕方ないので、往復乗り通しました。そこからは予定通りに阪和線、大阪環状線、JR東西線と乗り継いで北新地駅で途中下車し、この日の移動は終了しました。家に着いたら既に午前0時を過ぎていました。九州行き前日にこれで大丈夫なのでしょうか…。
5月2日朝、出発です。前日の続きを乗るわけですが時間の都合上、三ノ宮駅までワープしてからとなりました(北新地駅から三ノ宮駅までの分は放棄扱い)。8時57分に三ノ宮駅入場し、8時59分の新快速で姫路駅へ。姫路には6分ほど遅れましたが、9時58分発の新幹線「のぞみ7号」には間に合い、これで一気に九州入りです。小倉駅に11時42分到着、ここで在来線に乗り換えます。在来線ホーム上にあった小倉名物「かしわうどん」で昼食としました。
まずは鹿児島本線を西へ進みます。続いて筑豊本線(福北ゆたか線)に乗り換え、12時59分に直方駅で途中下車しました。なぜここでいったん降りたかというと、TOHO CINEMAS直方で「スパイ大作戦」を鑑賞することにしていたからです。13時過ぎに再びネット予約を試みます。しかし、またしてもカード認証に失敗します。落ち着いて説明を見たら、入力するセキュリティーコードを任意で設定できるパスワードと勘違いしていたのが原因でした。無事に決済が完了して、上映は14時15分からなので時間的には余裕があると思っていました。普通はバスに乗るところを歩いて行ったのですが、iPhoneのGPS地図があるので道に迷うことはないものの、意外と距離があって間に合うかどうかが不安になってきました。地図では半分ほど来た段階で30分経過、上映時間まで30分…といった感じだったために少し小走りで急ぐと、どうにか上映4分前に到着できました。この日は連休中とはいえ平日ですので、それほど席が埋まる状況ではなかったものの、30人くらい入っていた感じです。平日だと2,3人とかいうのもザラという印象もあるのですが(ファンとしては寂しい印象ですね…)、なかなかの入り具合だったのではないでしょうか。
上映後は再び直方駅へ向かいます。今度は反省してバスを使う…のではなく、せっかくなので近くを走る筑豊電気鉄道に乗ってみることに。TOHOの公式サイトによると感田(がんだ)駅が近いようなのでそこまで歩きます。行きは1時間ほどかかったところですが30分で感田駅に到着しました。筑豊直方駅までわずか1駅でしたが200円かかりました。地方の中小私鉄は経営が厳しいでしょうし、仕方がないのでしょうが割高感はありました(後で調べたら、大手私鉄である西鉄の100%子会社でしたが)。
直方駅に戻り、その後再びJRで博多駅まで移動しました。博多駅でかしわめしを夕食として購入してから、今年3月に全通したばかりの九州新幹線に初めて乗りました。今回乗ったのは博多19時22分発の「つばめ363号」、1本前の「さくら427号」にも時間的には乗れましたが、どうせなら新大阪でも乗れる「さくら」より九州でしか乗れない「つばめ」に乗ろうという考えと、「さくら」の席が空いていなかったという理由により選択しました。これに乗り、20時13分に熊本駅に。ついにみさえの故郷に初めて足を踏み入れました。もちろん「いやー懐かしいぜ、初めて来たけどな」は忘れずに。
みさえの故郷に降り立ち、さてどうしようかというところです。既に真っ暗になっていましたが、とりあえず熊本城に行こうというわけで、市電に乗って熊本城へ移動しました。当然ながら、既に営業時間が終わっていて中には入れない状態でしたが、とりあえず熊本城公園を歩いたり門の隙間から見える天守閣を撮影してみたりと、一応は観光っぽい行動をして、再び市電に。また熊本駅に戻るのではつまらないので、ルートを変えて北熊本駅行きに乗りました。北熊本駅に到着後、JRに乗って今夜の宿泊予定地最寄駅の鹿児島本線小川駅まで移動します。西小倉までの切符は熊本まで使用済みですし、その先の鹿児島本線はそもそも経路外なので、540円を別に払って入場しました。
そのまま小川駅に到着したのが23時14分で、イオンモール宇城にあるネットカフェに向かいました。前回利用したネットカフェのフランチャイズ店なので入会金は不要、ここでは9時間のナイトパックが1800円でした。実際には7時間程度の滞在になるところなのですが。
ネットカフェのパソコンで、城島高原までおよびそこからの帰りルートを再検討しました(事前に一応は調査済みですが)。熊本駅8時35分発「九州横断特急2号」で大分駅まで移動し、久大本線の列車に乗り換えれば13時17分に由布院駅に到着できます。それからバスに乗れば、城島高原に14時ごろに到着できるという算段です。帰りは17時08分発のバスに乗り、由布院駅から17時41分の列車に乗れば、あとは乗り継いで小倉駅から21時30分発「みずほ606号」に乗るという計画がまとまりました。
ところが、ここでアラームタイマーのセットをすることなく眠ってしまいました。かくして目を覚ますと、既に8時半となっていました。これでは「九州横断特急2号」に乗れません。やっちまったと思いつつも、とりあえずネットカフェを出ます。入店後9時間経過しており、モタモタしていると超過料金がかさんでしまいます。最低単位の15分ぶん超過料金を余計に支払うことになってしまいましたが、とりあえず小川駅に向かいました。小川駅では次の列車まで30分ほど時間があったので、ここで時刻表を開いて計画の練り直しです。今回熊本から大分へ移動する豊肥本線は、特急以外ではほとんど全線走破できず、結局は次の特急「九州横断特急4号」に乗らないと大分駅まで行けないことがわかりました。4号の大分駅着は14時29分で、ここから由布院駅へ移動していると、城島高原に着くのが16時半ごろとなってしまいます。さすがに滞在時間30分では何もできないので、計画変更をすることに。4号にそのまま別府駅まで乗り、そこからのバスであれば15時38分に城島高原に着けることがわかったためです。
熊本駅に戻ってくると9時45分になってました。ちょうどこのタイミングで観光SL列車「SL人吉」が発車するところでしたが、ホームを移動する間に発車してしまいました。それは仕方ないとして、9時55分発の豊肥本線普通列車に乗り、阿蘇駅に11時36分に到着しました。阿蘇といえばみさえの出身地ということで(実際は「アソ市」であって「阿蘇市」ではないかもしれませんが)、ここで降りました。少しだけ駅前を歩いてみましたが、天気があまり良くなく(途中で小雨も降ってきましたし、黄砂現象も起きていました)、遠くがかすんでいたために山に囲まれた地形だということがよくわからないまま12時46分の「九州横断特急4号」に乗り込みました。この時に別府までの特急券と、持っている切符の経路からはみ出す大分→別府の乗車券を買いましたが、ここではクレジットカードが使えず、後々響くことに…。
別府駅には定刻の14時40分に到着し、バスを待ちました。15時07分にバスがやってきて乗りました。バスはひたすら山道を登っていく感じで、ほぼ時間通り15時38分に城島高原パークに到着しました。本当にクレしんのイベントを開催しているのか少々不安もありましたが、歴代OP曲などが聞こえてきたので安心しました。そしてまずは入園料を支払います。ここはカードOKだったので助かりましたが、乗り物なしでも1500円もするのですね。4時以降は800円になると言われましたが、ただでさえ時間が短いのですぐに入場することに。入場後、イベントハウスへ向かいます。400円支払って中に入ると、そこはまさしくクレしん一色の世界でした。スタンプラリーとクイズ回答の台紙を渡されて、まずは映画のポスターや予告編などが見られるゾーンがあり、続いて原作漫画のゾーンです。ここでは壁一面に漫画が貼り付けられていて圧倒される感じです。各国の漫画本などの展示もありましたし、原稿(ただし複製物)も展示してありました。
その先にはアニメゾーンがありますが、何やら行列が。どうやら、まもなく着ぐるみしんのすけとの写真撮影が始まる時間のようです。とりあえず私も並んでいると、スパイスーツを着たしんのすけが現れました。そして撮影会が始まりましたが、子どもたちはそこに用意されていた、アクション仮面やファイアーSHIN-MENゴゥのかぶり物などをつけたりしています。私の番がやってきましたが、特に何もせずにしんのすけと並ぼうとしたらしんのすけが何か指示してきました。何と、私に園長のコスプレを要求してきたのです。そういうガラじゃないのですけど…。とりあえずチェック柄の服とサングラス(このサングラス、レンズが丸かったです。本物は四角いのですが…)、パンチパーマのかつらを着けた状態で撮影してもらいました。まあ、これもいい思い出にはなりましたよ。
最後は新作映画「スパイ大作戦」のコーナーがありました。iPhoneアプリを使って「スパイ」ロゴを見ると立体的に見えるといった紹介があったのですが、必要なアプリをダウンロードしようとすると、サイズが大きいのでWifiが必要だと言われてしまってダウンロードできませんでした…。クイズは20問、とりあえず全問答えてから出口に行ってみると、単に正解が書かれた小さな紙がもらえただけで全問正解だとプレゼントといったものはないようでした。その後はスタンプラリーをすることに。SHIN-MEN5人のスタンプがパーク内のどこかにあるとのことで、残り時間30分ほどで探しました。4人までは見つけましたが、カンだけ時間内に見つけられませんでした。しかも、スィのスタンプを押したところで持っていた紙袋が破れてしまったので(この時、かなり雨が降っていたことも影響しています)、ビニール袋に詰め替えていたのですが、台紙をスタンプ台に置きっぱなしにしていたらどこかの子どもにいたずらされ、スィのスタンプだらけになってしまいました…。
とりあえず時間がなくなったので、カンが見つからないままでしたが再びイベントハウスへ。実際には2人以上のスタンプがあれば景品の風船がもらえるので特に問題はありませんでした(全員見つけても追加特典はないようです)。さらにそこでグッズも買おうと思ったのですが、財布を見ると千円札が1枚と数十円の小銭だけ…。帰りのバス代が500円ほどかかるため、何も買えませんでした。阿蘇駅でカードが使えれば1500円くらい余分に残っていたはずだったのですが。
17時に会場を出てバス停に行きました。17時08分のバスで由布院駅に行き…と考えていましたが、時間になってもバスは来ません。ようやくバスが来たのは17時20分のことでした。渋滞していて大幅に遅れが出ているようで、このまま由布院駅に向かっても予定していた列車への乗り継ぎは不可能なタイミングになってしまいました。しかし、この予定が当日中に帰れる最終だったため、ルートの変更を行うことに(持っている切符の有効期限がこの日までで、もう1泊というわけにもいきません)。とりあえず次に来たバスで別府駅に戻り、そこで本来は久大本線から日田彦山線を通って西小倉駅に至るルートを、まっすぐ日豊本線を北上するルートに変更をみどりの窓口に申し出ました。が、窓口でも困っているようです。本来は乗らなくなる部分(大分駅から久大本線、日田彦山線経由城野駅まで)と、変更して乗る部分(大分駅から日豊本線経由城野駅まで)の運賃を比較して、変更後が高くなる場合は差額を支払い、安くなる場合は払い戻し額なしで変更が正しい取り扱いです(今回の場合、変更前が3570円で変更後が2420円なので収受額なし)。しかし、どうも全経路のキロ数を調べてどうこうとかいう話になっており、それは経路が複雑なので今すぐはできないとのこと。結局、大分駅から西小倉駅まで不使用証明をしてもらい、後で払い戻しを申請することにして、日豊本線経由の乗車券を新たに買う形になってしまいました。その時はかなりドタバタしていて正しい扱いを説明する気にもなれませんでした…。
ちなみに、途中で旅客都合による旅行中止にする場合は全体の運賃から、これまでに乗車した分の運賃と手数料210円を差し引いた残りの額を払い戻しするので、窓口ではそういう扱いにしようとしていた可能性があります。既に乗車済みとなっている大分駅までの運賃は24750円となるため、26220円(連続1)+8510円(連続2)−24750円(既乗車分)−210円(手数料)=9770円の払戻額となるはずです。結局は別府から大阪まで別の切符を買うことになるのですが、この運賃がピッタリ9770円でした。これは後から計算してみて偶然一致したのですが、ちょっと驚きです。
別府駅19時21分発の「ソニック56号」に乗って、小倉駅に到着したのが20時38分でした。その後新幹線乗り場へ移動し、21時30分発の「みずほ606号」を待ちました。なんだかんだで、九州新幹線絡みで「つばめ」「みずほ」の2種類に乗ることになりました。しかし「みずほ606号」は超満員で、自由席はデッキに人があふれる状態でした。結局、次の停車駅の広島まで50分程度デッキで立ちっぱなしとなってしまいました。その後はどうにか席を確保して新大阪駅に23時37分着でした。結局、自宅に着いたら0時を過ぎることに。
かくして今回はいろいろと計画通りにいかないところがあり、消化不良のままだったところもありましたが、とにもかくにも直方での映画鑑賞と、城島高原のイベントに参加することはできましたのでとりあえずは良かったです。あとは6月19日まで期間が延長された杉並のイベントにも行けたらいいのですが、こちらはまとまった休みが取れないでしょうし、難しそうです。