トップ > その他の情報 > 2013公開初日舞台挨拶オフ会レポート
2013年4月20日(土)、今年もやってきました新作映画の公開初日です。今年も舞台挨拶オフ会のために上京いたしました。
実のところ、今年はあまり早々とは準備していませんでした。時刻表を買ったのが4月6日で、それから計画を立て始めました。と言っても、オフ会の内容ではなくその後の旅行の計画だったりしますが…。
まだあまり行ったことのない場所ということで、組長(園長)の故郷、四国を巡る旅を考えました。東京を22時ちょうどに出る寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗り、高松に翌朝7時27分到着となります。それから列車を乗り継ぐことで、1日で四国を一周できることが時刻表を読み進めることで判明したため、今年の旅行計画がまとまりました。
ただ、東京からの旅路は決まったものの、東京に行くまでをどうするのかで少々悩みました。しかしながら、急行「きたぐに」までもが失われた今となっては、夜行列車の選択肢がほとんどなく、また私がいつも得意とする長距離片道切符も作りにくいということで、行きは7年ぶりに高速バスを使うこととしました。
あとちょうど1週間となった4月13日(土)、早朝に淡路島で地震があった日に切符を買いに行きました。バスに関しては、当日の仕事がどうなるかわからないため最終便を押さえました。5日前までに予約することで、「早売5」という割引運賃で買うことができましたが、変更ができないという制約もあり、後で意外と困りました。
バス乗車券 大阪駅前→東京駅前 | 乗車券(連続1)東京都区内→宇多津 |
乗車券(連続2)宇多津→大阪市内 |
4月9日に舞台挨拶回の内容が発表されたのを受けて、チョルスさんにメールを送りました。今年もチケットの確保よろしくお願いしますということでしたが、今年の場合は私でも予約は簡単に入れられるシステムでした。
切符を一通り買いそろえた夜にチョルスさんから返事が来ましたが、チョルスさんの都合により舞台挨拶が終わったところでお別れだと知らされました。逆に朝なら大丈夫だとのことで、バスの時間をもう少し早くしたいとも思いましたが、早売5のため変更できず、8時ごろにバスが東京駅に着くという話をしておきました。
その後、何度か細かい打ち合わせを経て、当日がやってきます。
4月19日(金)、ちょうど仕事が一区切りつくタイミングに当たったため、かなり早く帰ることができました。いったん帰宅して準備を整え、夜11時に出発しました。大阪駅高速バスターミナルに23時45分に到着し、すぐにバスに乗り込んで23時50分に発車しました。7年前と同じバスのつもりでしたが、通る経路が大きく変わっていました。昔は名神から東名高速経由でしたが、今回は新名神や伊勢湾岸道などを経由するようです。バスは順調に進んでいき、翌朝7時42分に予定よりやや早く、東京駅日本橋口に到着しました。
チョルスさんとの待ち合わせ場所は、マクドナルドJR東京駅店となっていました。とりあえず駅構内(とはいっても改札外)に入りますが、意外と場所が遠かったです。必要のない地下に降りてしまったりして、チョルスさんとお会いできたのは7時55分でした。
再会したら、さっそく朝食に向かいます。事前の打ち合わせで決めていた、すき家京橋一丁目店に行きました。目的は「すき家のやきそば牛丼」です。「B級グルメサバイバル」とのタイアップ企画ということでぜひとも食べておかなくてはという思いで計画に組み込みました。昼食にと思っていたところ、急きょ朝食として食べることになりましたが、チョルスさんにも了承いただいていました。
味に関してはまあこんなものかというところではありますが、秘伝のソースもついており、これが今回の映画のキーアイテムとなるわけですね、といった話をしました。昨年払い忘れていたチケット代は、この場で2年分まとめて支払いました。
すき家京橋一丁目店=20日07時59分、東京都中央区京橋 |
やきそば牛丼=20日08時02分、東京都中央区京橋 |
食後は、舞台挨拶の行われる10時30分までまだ時間があったため、東京スカイツリー®に行ってみようということにしていました。1月に野原一家も行っているだけに負けられません(?)。ただし、劇中のような愛の告白などがあるわけではありませんが。
近くの都営浅草線宝町駅に向かい、そこから押上駅まで移動しました。移動途中で私は、昨年末にみさき公園のクレしんワールドに行ってきたことを話したり、チョルスさんからは月刊アクションが5月に創刊され、目玉連載がアクション仮面になるという話を聞きました。このアクション仮面は原作マンガやアニメのものとは異なり、リアルなキャラデザインになっているようです。また冬の荒船登山の話題も出ました。
さて押上駅を出ると、すぐにスカイツリーの姿が確認できました。この時、8時50分ごろでした。
東京ソラマチから見たスカイツリー=20日08時49分、東京都墨田区押上 |
エレベーターでフロア350へ=20日09時15分、東京都墨田区押上 |
天望デッキ入場券 |
天望回廊入場券 |
スカイツリーは地上350mの「天望デッキ」と地上450mの「天望回廊」に分かれており、デッキまで2000円、回廊に上がるにはさらに1000円かかります。やや高いものの、私たちは回廊まで上がることに決めました。まずはデッキまでの入場券を買い、飛行機に乗る時のような手荷物検査(カバンを開いて見せるだけですが)と金属探知機ゲートをくぐった後でエレベーターで上がります。エレベータは4基あり、それぞれ四季を表した意匠があるとのことで、乗ったのは秋のエレベーターでした。
4階の高さから350mまでわずか50秒で到達し、フロア350に到達しました。早速、街並みを見ます。あいにくこの日は曇り空で、遠くははっきり見えませんでした。
まずは南の方角から見て、東京湾が見えるとか江戸川があって向こうは千葉だとか、西の方向を見ると浅草寺とか上野公園とか、いろいろチョルスさんに案内していただきました。南西方向では東京ドームの白い屋根が目立ちました。丸の内のビル群や、遠くには東京タワーに新宿副都心も見えました。「金の雲」は東武線からもよく見えましたが、スカイツリーからも確認できます(アサヒビールホールで、実際には燃え盛る炎を示すオブジェらしいです)。
南西方向の眺望=20日09時17分、東京都墨田区押上(スカイツリーフロア350)なお、GPSによる高度は344mとなっていました。2枚の写真を張り合わせたので空の色が不自然です… |
いざ天望回廊へ=20日09時21分、東京都墨田区押上(スカイツリーフロア350) |
天望回廊を進む=20日09時33分、東京都墨田区押上(スカイツリーフロア445) |
ソラカラポイント=20日09時38分、東京都墨田区押上(スカイツリーフロア450) |
ただ、10時30分に有楽町にいるためには10時ごろにはスカイツリーを出なければなりませんが、天望回廊に上がる頃には既に9時半を過ぎていました。回廊に上がって、最高到達点が見えました。アニメの中でも登場していた「ソラカラポイント」です。そこを過ぎると北方向が見えてきて、埼玉との都県境になる荒川は見えました。ただ、春日部には目立ったランドマークがないため、あいにく春日部だとわかるようなものは確認できませんでした。
回廊からデッキに下ってきて、次に向かうはフロア340にあるガラス床です。こちらもアニメの中で登場していたもので、実際に乗ってみました。
最後にここから5階まで一気に下りました(この時のエレベーターは説明はなかったですが、夏意匠だったようです。野原一家が上る時に乗ったのと同じもののようです)。お土産を買いたかったもののレジに行列ができており、この時には買えませんでした。
フロア340案内図=20日09時49分、東京都墨田区押上(スカイツリー) |
ガラス床=20日09時50分、東京都墨田区押上(スカイツリーフロア340) |
スカイツリーから出た時点で10時を回っていました。今度は東武のとうきょうスカイツリー駅から電車に乗ることにしていたのですが、駅の場所がやや離れていて移動に時間がかかってしまいました。
どうにか10時9分の電車に乗って浅草駅へ、そこからメトロ銀座線に乗り換えて、銀座駅まで移動してそこから有楽町の日劇へ走りました。銀座駅から出たところで有名な銀座和光の建物を見たものの写真を撮る暇もなく…。日劇に着くと10時38分でした。ただ、例年最初の15分ほどは予告編なのでそこまで焦ってはいませんでしたが。エレベーターで9階に上がり、入場すると何やら楕円形をした大きなものを配っていました。舞台挨拶で使うとのことで、見てみると焼きそばの絵が描かれた厚紙でした。その紙を受け取って中に入ると、やはり予告編の最中でした。
とうきょうスカイツリー駅=20日10時09分、東京都墨田区押上 |
日劇前=20日10時36分、東京都千代田区有楽町 |
客の入りはほぼ満員に近く、いい感じです。4日ほど前の段階で予約システムから空席状況を見たときには後ろの方はほぼ空席で、4分の1程度しか埋まっていなかったのが気がかりでしたがまったく問題ありませんでした。
10時45分、ここから「B級グルメサバイバル」の上映が始まりました。昨年はほとんど聞こえなかった子どもたちの笑い声も聞こえてきて一安心です。なかなかいい出来ではないかと思います。
上映が終了したのが12時21分ということで、上映時間は96分ですね。時間も長すぎず短すぎず、劇しんとしてちょうどいい感じではないかと。
その後、12時26分から舞台挨拶が始まりました。まずは司会の武内絵美アナが登場し、いつものように「しんちゃーん!」と叫ぶことでしんのすけ着ぐるみが登場する流れです。その後、今年は出番が少なかった他の野原一家も登場し、ゲスト声優3人、野原一家の声優4人も続けて登場しました。
ただ、ゲスト声優は3人のはずでしたが、声を聞く限りでは、他にさらに3人くらい来ていたような気がしなくもない…。
藤原啓治さんが主にこおろぎさとみさんからイジられるのも、もはや舞台挨拶のお約束になっているような気がするくらい毎回聞きます。そして、もう20何年やっているとかいうのも定番化していますね。
でも、これからも内臓年齢は仕方ないかもしれませんが、心の年齢はずっと若いままでこれからも30年40年とずっと活躍していただきたいものです。
最後に、春日部焼きそばをモチーフにしたゆるキャラ「とろ★りん」が花束を持って登場しました。しんのすけはきれいなおねいさんじゃないからと受け取りたがらないようでしたが、どうにか受け取って写真撮影に移ります。ここで、入場の時にもらった焼きそばの絵を掲げることになります。
昨年お面をつけたように、今年も客席に向かって撮影する形ですので、背景に無数の焼きそばが浮かび上がるような写真になるわけですね。
かくして、13時ちょうどに舞台挨拶が終了しました。毎年終わってしまうと寂しいものですが、また来年もこの場にいたいものです。
さて、舞台挨拶の前にいつもチョルスさんが試写会などでご一緒されていることが多い、水橋ホトリさんのことをふと思い出して聞いてみたのですが、特に今回は会う約束などはしていないとのことでした。チョルスさんも舞台挨拶のあとはすぐに用事があるようですからそういうものかと思っていましたが、何と私の座っていた席の2つ左隣りの席に、水橋ホトリさんが座っておられました。
過去にはくなけさん(ここ数年音信不通なのが気になりますが)が、すぐ真後ろの席に座っておられたこともあり、こういう偶然が何度も起きるというのもすごいものです。
劇場を出て、まずはチョルスさんとともにパンフレットを買います。今年も600円ですか…。
その後は1階に下りて、そこでチョルスさんとも水橋ホトリさんともお別れとなりました。
今年は短い時間で、しかも無理のあるスケジュールでご迷惑をおかけいたしましたが、ありがとうございました。また次にお会いできる時を楽しみにしております。
舞台挨拶オフは以上ですので、ここで本編は終了です。あとは一人旅なのでただの雑文です。
今年は四国を巡ることにしていたわけですが、サンライズ瀬戸の発車は22時なのでまだ時間があります。それまでの時間どうするのかということで、まずはスカイツリーに再度向かいました。朝買えなかったお土産を買うためだけに…。お土産を買える5階には入場券を買わなくても行けるので助かりました。お土産屋はフロア345にもあり、どうせならそこで買うほうがいい気はしますが。
その後は「休日おでかけパス」を購入し、JR線のまだ乗ったことがない路線に乗ることにしました。東京駅にいったん戻ってきて、お土産をコインロッカーに預けます。Suicaが鍵代わりになるとは…。
まずは中央線の青梅特快に乗り、青梅線に向かいます。青梅駅で乗り換えてさらに奥多摩駅まで行きますが、途中から雨が降ってきており、さらに気がかりなことがありました。車内のドア上部にある案内モニターに、東海道線で架線トラブルが発生して運転見合わせ中だという運行情報が入ってきました。サンライズ瀬戸は東海道線を通るのでもし運休になってしまったら明日の予定がメチャクチャになってしまうところです。
青梅線の次は五日市線を乗りつぶし、武蔵野線の残っていた府中本町駅から西国分寺駅までを消化、そのまま乗り続けて新松戸駅から常磐線に。時間がなくなってきたため、緩行線が通常走っている我孫子駅までで折り返して東京駅には21時35分に戻ってきました。
コインロッカーの荷物を取り出して9番線に向かうと、19時47分発の快速アクティーが停車していました。この列車は普通列車に変更の上でしばらくして発車し、次にサンライズが入線してくるようです。
定刻の22時を過ぎたころになってサンライズの車両がやってきました。乗りこんでしばらく待っていると、15分遅れの22時15分に東京駅を発車しました。
発車案内=20日21時38分、東京都千代田区丸の内(JR東日本・東京駅9番線) |
「サンライズ」シングル個室=20日22時10分、東京都千代田区丸の内(JR東日本・東京駅) |
サンライズにはこれまでに3回乗っていますが、今回は初めて東京発の列車に乗りました。そして今までで最も長い乗車時間になることもあり、シャワーを使ってみることにしました。シャワーカードを車掌から買うことで使用できます。とりあえず熱海駅を過ぎたらシャワーを浴びて寝ようと思っていたのですが、直前の湯河原駅で止まってしまいました。やはりダイヤの乱れが影響しているのか…。とりあえずシャワーを浴びて、12時過ぎくらいに寝ました。
やがて4時半ごろだったと思いますが、緊急の車内放送が入りました。どうやら1時間ほど遅れているようで、岡山駅から先を急ぐ場合は新大阪駅に臨時停車して新幹線に乗れるよう手配をするとのことでした。
私の計画では高松駅で56分の接続時間があったのですが、現状1時間遅れでさらにその後遅れが拡大する可能性が高いとのことでしたので、新幹線振替を受けることにしました。
予定外の停車中=20日23時53分、神奈川県足柄下郡湯河原町(JR東日本・湯河原駅) |
遅れ約60分=21日05時24分、大阪府大阪市淀川区西中島(JR西日本・新大阪駅) |
5時23分に新大阪駅に停車し、新幹線便宜乗車を認めるとの業務連絡書を受け取って新幹線ホームに移動しました。6時ちょうど発の「みずほ601号」自由席に座り、6時45分に岡山駅に到着しました。途中、姫路駅を通過しようとする時に隣の在来線をサンライズが走っているのが見えました。
岡山駅で在来線乗り換え改札を通ると、お土産屋がありました。見てみるとご当地しんちゃんがあったので買っておきました(これは予定外の収穫でした)。7時11分、「快速マリンライナー7号」に乗り換えて四国へ向かいます。本当はサンライズ瀬戸に乗って瀬戸大橋を通過するはずでしたが、ただの快速列車で通過することになってしまってちょっと残念でした。いつかリベンジしたいものです。
いざ四国へ=21日07時41分、香川県坂出市(JR四国・児島〜宇多津間) |
さぬき高松うどん駅=21日08時09分、香川県高松市浜ノ町(JR四国・高松駅) |
8時8分に高松駅に到着しました。次に乗る「うずしお3号」は8時23分に発車します。それまでの時間に朝食ということで、駅構内にあった「連絡船うどん」の店に入りました。ただ、ここは本場の讃岐うどんというわけでもないような感じで…サンライズが予定通りなら時間に余裕があったので、本格的なうどん屋を探すこともできたのでしょうが。「うずしお3号」に乗り、徳島駅に向かいました。しかし、サンライズで予定より1時間半ほど早く起こされたせいか途中では寝てしまいました。徳島駅に9時35分着です。
連絡船うどん=21日08時15分、香川県高松市浜ノ町(JR四国・高松駅) |
学生時代を過ごした地=21日09時35分、徳島県徳島市寺島本町西(JR四国・徳島駅) |
縁起物?=21日10時28分、徳島県吉野川市川島町 |
祖谷のかずら橋最寄り=21日12時19分、徳島県三好市西祖谷山村字徳善(JR四国・大歩危駅) |
その前に昼食を仕入れるため、阿波池田駅で途中下車して買い込みです。弁当と一緒に「歩危銘茶」という緑茶を買いました。9分しかないので少々慌てましたが
どうにか間に合って次の列車が動き始めます。大歩危(おおぼけ)駅に12時18分到着、ここで降ります。
大歩危峡の吉野川=21日12時22分、徳島県西祖谷山村字徳善 |
アンパンマン列車=21日12時50分、徳島県三好市西祖谷山村字徳善(JR四国・大歩危駅) |
大歩危駅の駅舎には旅ノートが置いてあり、見てみるといろいろな人がメッセージを残していました。意外なほど外国人のメッセージも多数ありました。
12時52分、次に乗る「南風7号」が到着しました。この列車はアンパンマン列車で運転されています。車体にはアンパンマンのキャラが描かれ、車内も天井にアンパンマンのキャラが描かれています。今回は自由席で普通の座席でしたが、指定席にはアンパンマンシートなるものもあるらしいです。アンパンマンの作者、やなせたかし氏の出身地が高知なので、JR四国がやたらとアンパンマンを起用しています。どうせなら東武鉄道もクレしん列車を走らせればいいのに…。
13時40分、高知駅に到着です。到着直前に流れる車内メロディもアンパンマンのマーチの一節、さらにアンパンマンの声で乗車お礼メッセージも流れました。
高知駅では10分接続で「あしずり5号」に乗り継ぎました。高知県南西部の窪川駅に14時53分到着です。
南国で特急同士乗り継ぎ=21日13時46分、高知県高知市栄田町 |
土佐湾の素晴らしい眺め=21日14時34分、高知県須崎市(JR四国・土佐新荘〜安和間) |
さて、ここからが今回の旅のハイライトとなります。次に乗るのは普通列車ですが、貨車を改造したトロッコを連結しており(「清流しまんと1号」という列車名がついています)、途中の四万十川に沿って走るところではそのトロッコ車両に乗ることができます。これは旧国鉄時代の1984年から運転されているもので、トロッコ列車の元祖らしいです。土佐大正駅でトロッコ列車に乗ると、地元のNPO団体に所属しているというガイドの人が乗られて、車窓に見える風景や建造物、植物などの解説をしていただけました。
トロッコで風を感じているだけでも貴重な体験ですが、いろいろなことを知ることもできて約50分間のトロッコは実に有意義な時間でした。天気も心配されたものの回復しており、ガイドの人によると前日に雨が降った分だけ空気も澄んでいて、また四万十川の濁りも雨がやんでからしばらくたつので戻ってきていたとのころで、実にいい条件だったようです。
トロッコ区間には「半家駅」があります。平家伝説にまつわるものとのガイドもありましたが、やはりその読み方のインパクトが絶大ですね。考えてみると、先ほどいた「おおぼけ」「こぼけ」に「はげ」、そして御免(ごめん)など、四国は珍駅名の宝庫ですね。
江川崎駅でトロッコ区間は終了し、あとは普通の車両で宇和島駅まで移動しました。
清流しまんと号=21日16時29分、高知県四万十市西土佐江川崎(JR四国・江川崎駅) |
トロッコ車内=21日15時46分、高知県高岡郡四万十町昭和 |
茅吹手(かやふくて)沈下橋=21日15時42分、高知県高岡郡四万十町津賀 |
こいのぼりの川渡し=21日15時58分、高知県高岡郡四万十町十川 |
蛇行する四万十川=21日16時12分、高知県四万十市西土佐半家 |
北海道には「増毛」駅があります=21日16時16分、高知県四万十市西土佐半家 |
17時44分に宇和島駅に着き、次に乗る列車まで20分程度ありました。さらに駅の外に店があり、そこで夕食とお土産を仕入れたかったので途中下車したいところですが、実は宇和島駅では途中下車できません。というのは、切符の経路は予土線から予讃線を進むことになっており、隣の北宇和島駅で接続しているのです。ただし、次に乗る列車が北宇和島駅に停車しないため、途中下車しないことを条件として宇和島駅までのはみ出し乗車が認められています。
ということで、途中下車する場合ははみ出した分の運賃を別途払う必要があります。改札で申し出ると、160円を請求されました。こういう場合でも、運が良ければそのまま出してもらえることもあるらしいですが、そうはいきませんでした。160円を現金で払って外に出て、買い物を済ませて今度は160円の切符を買って入場しました。320円余分に払うことになりましたが、JR四国は経営が厳しいので、少しでも足しになれば…(実際は微々たるもので何の足しにもならないでしょう)。
宇和島駅周辺路線図 |
予讃線果ての地=21日18時00分、愛媛県宇和島市錦町(JR四国・宇和島駅) |
宇和島駅から18時7分発「宇和海24号」に乗り、松山を目指します。途中で日没を迎え、いよいよ旅の終わりが近づいてきたことを実感させられました。松山駅には19時29分に到着し、19時36分発の「いしづち32号」に乗り換えました。これに乗って坂出駅まで移動しました。坂出駅到着は21時43分で、向かいのホームにはほぼ同時に、東京行き「サンライズ瀬戸」がやってきました。わずか半日前に途中で降りざるを得なかった列車が遅れて高松に着き、その折り返し列車です。なので、車両も私が乗ったものと同じです。何か因縁めいた感じが…。
これで四県都制覇=21日19時30分、愛媛県松山市南江戸(JR四国・松山駅) |
半日ぶりにサンライズと再会=21日21時43分、香川県坂出市元町(JR四国・坂出駅) |
サンライズ瀬戸を見送り、21時54分発の「快速マリンライナー68号」で四国を離れて岡山に、そこで「ひかり444号」に乗り換えて、23時32分に新大阪駅に戻ってきました。
どうにか、サンライズを新大阪で乗り捨てなければならなかった点以外は計画通りの乗り継ぎができました。しかし毎年のことながら詰め込みすぎですね。来年はどんな旅にしようかな…。
休日おでかけパス |
特急券・B寝台券(個) 東京→(讃)高松 |
|
自由席特急券 (讃)高松→徳島 |
自由席特急券 大歩危→窪川 |
四国四県の車内改札印 |
指定席券 土佐大正→江川崎(清流しまんと1号) |
自由席特急券 宇和島→坂出 |
|
新幹線自由席特急券/特定特急券 岡山→新大阪 |
新大阪駅発行の業務連絡書 |
|
乗車券 宇和島→160円区間 |
帰路の乗車計画と実乗車記録
|
休日おでかけパス使用状況
|