トップその他の情報2010年アンケート結果


2010年7月28日から8月8日まで、アンケート調査を行いました。総回答数は148通でしたが、無回答1通と重複3通がありましたので、有効回答は144通でした。

1.年齢と性別

年齢\性別無回答
0〜920079
10〜121020012
13〜151730121
16〜193860044
20〜243360039
25〜291120013
30〜3400000
35〜3921003
40〜4411002
45〜4900000
50〜5900000
60〜00101
1142118144

毎度おなじみの項目です。過去の例からすると10代が多かったので10代の区分を細かくしてみましたが、20代前半も多いようです。16〜24歳だけで全体の58%に達しています。一方で30代前半がゼロというのが信じられないところなのですが…。0〜9歳で性別未回答は、おそらく初期状態がそうなっていたので多めに出たのでしょう。性別「それ以外」という回答も1通だけありました。
過去の例からいうと、男女比は7:3程度のことが多かったのですが、今回はやや偏りが大きくなりました。

2.アニメと映画で一番好きな監督は誰ですか。

アニメ\映画本郷みつる原恵一水島努ムトウユージしぎのあきら特になし無回答
本郷みつる13163030035(24%)
原恵一6315242151(35%)
ムトウユージ123220111(8%)
特になし31421221043(30%)
無回答01000124(3%)
23(16%)64(44%)13(9%)5(3%)11(8%)24(17%)4(3%)144

予想通りと言えばそれまでですが、原恵一氏がアニメも映画も一番人気でした。特に「オトナ帝国」など傑作を多く生み出しただけあって、映画では半数近くの支持を集めました。そしてムトウユージ氏はあまり支持されていないようです。実際にはムトウ氏が2番目という人もいるかとは思いますが、このアンケートは1番だけなので表れていないのかもしれませんけれども。しぎのあきら氏は「花嫁」のヒットが支持拡大につながったと思います。もし「花嫁」公開前に同じアンケートをしていたら、もっと支持は低かったと思います。今後も手がけられるのであれば、さらに支持が上がるようになってほしいですね。逆に本郷氏は「金矛」で下げてしまったかもしれません…。
アニメのほうが「特になし」回答が多いですが、映画と比べて作品数が格段に多いこともあり、あまり監督が誰とかいう意識はないのかもしれませんね。

3.これまでに観た映画について教えてください。

作品劇場テレビビデオその他一番好き
ハイグレ魔王194176158
ブリブリ王国164070170
雲黒斎の野望144767154
ヘンダーランド1945801516
暗黒タマタマ1751711711
ブタのヒヅメ195972159
温泉わくわく175373161
クレしんパラダイス185768171
ジャングル258766155
オトナ帝国39100801933
戦国大合戦349073216
ヤキニクロード427764176
カスカベボーイズ416962165
3分ポッキリ416652140
踊れアミーゴ357151150
ケツだけ爆弾507451185
金矛の勇者467241140
野生王国497246101
オラの花嫁63--35

劇場:劇場、映画館、公民館などでの上映
テレビ:テレビ放送(地上波、テレ朝チャンネル)
ビデオ:ビデオ、DVD、LD

※「オラの花嫁」に関しては、アンケート時点ではテレビ放送もビデオ・DVDの発売もされていないので選択不可としておりました。また「一番好き」の項目は無回答もあり、回答があったものは116通でした。

「オトナ帝国」の強さが際立っていますね。一番好きと挙げた人が33人で、2位の「ヘンダー」にさえ倍の差をつけました。「オトナ」は劇場での視聴以外では全ての数が最大ですが、大きく話題になったのが公開終了あたりで、その後のビデオやDVDで見たり、他の作品に比べて放送回数が多くなっているテレビ放送を見た人が多いのでしょうね。
初期の本郷作品では「ヘンダー」が健闘しているようですが、思ったより「ハイグレ」が高評価ですね。
「温泉」と「クレパラ」は同時上映なので、劇場で見た人数は一致するはずでしたが、なぜか一致していません。クレパラだけで途中退場すればそういうこともあるのかもしれませんが…。ただ単なる集計ミスの可能性もありますね(その可能性が一番高いかも)(^^;
近年の作品では、「アミーゴ」の劇場視聴率がやや悪いようです。興行収入からすれば特にこの作品が少なくなる理由は見当たらないのですが、たかだか144サンプルで100万人レベルの縮図にはならないということでしょうね。
そして「オラの花嫁」は劇場視聴率が最も高かったです。昔のものは覚えていないので選んでいないということもあるかもしれませんが、「花嫁」が好評だったということの裏付けでもあるかと。ただ、それでも回答者の半数未満です。来年はもっと劇場に足を運んでくださいな。

4.臼井先生と関わりの深いスタッフによる「新クレヨンしんちゃん」の連載が始まりますが、連載に賛成ですか、反対ですか? またその理由は?

項目回答数理由1理由2理由3理由4理由詳細
賛成5545
(82%)
11
(20%)
22
(40%)
5
(9%)
理由1:連載が終わってほしくなかったから
理由2:タイトルが変わって区別できるから
理由3:臼井先生と関係深かった人が描くから
理由4:その他
どちらかといえば
賛成
6334
(54%)
15
(24%)
26
(41%)
12
(19%)
どちらかといえば
反対
1816
(89%)
2
(11%)
0
(0%)
4
(22%)
理由1:作者を変えてまで連載を続けるべきでなかったから
理由2:タイトルが変わるから
理由3:臼井先生と無関係の人に描いてほしかったから
理由4:その他
反対76
(86%)
0
(0%)
0
(0%)
1
(14%)

※この項目に関しては未回答が1通あったため、143通を対象としています。

「賛成」「どちらかといえば賛成」が83%を占めました。多くのファンが連載再開を歓迎しているようですね。
賛成派のうち約4割が、「臼井先生と関係深かった人が描くから」を選んでいます。また2割は「タイトルが変わって区別できるから」を選んでおり、これらはほぼ同じ割合でしたが、「連載が続いてほしかったから」となるとかなり差があります。とにかく連載が続いてほしいから明確に賛成という人が多いようですね。一方で消極的な賛成者では、あまり重視されなかったようです。
反対派では、いずれにせよ連載を続けてほしくないという理由がかなり多くなっています。原作者が亡くなった以上、もうスッパリと終わりにすべきだという潔さを求めている人が多いようですね。なお「臼井先生と無関係の人に描いてほしかったから」は賛成側の理由と対称にするために設けたもので、さすがにこれを理由にする人はいないだろうと思っていましたが、やはりいなかったようです。

というわけで、ひととおり結果をまとめてみました。公表が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。分析はいくらでもしようがあると思いますが、結果の表を見て皆様でも考察してみてください。
ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。


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