トップ小説作成者・アクションビームさん


(平和な日常)
いつもの朝、みさえは自転車でしんのすけを幼稚園に送る。
みさえ「すいません、すいません」みさえが必死に謝る。
よしなが「いいんですよ、いつものことですから・・・」
しんのすけ「みさえ、今度は遅刻すんなよー」
みさえ「お前が早起きしろー!!・・・じゃ、じゃあ失礼しまーす・・・」
よしなが「そ、それじゃ・・・」
しんのすけ「いつまでこれが続くのやら・・・」

幼稚園の昼休み・・・
風間「何して遊ぶ?」
マサオ「おにごっこ!」
ボー「かくれんぼ」
ネネ「ネネ、リアルおままごとがいい!」
しんのすけ「ケツだけ星人やろう!」
風間「それだけは絶対にやらない!」
ネネ「リアルおままごとやろーよ」
マサオ「昨日もやったよ?またやるの?」
ネネ「やるわよ、オニギリ!」
マサオ「は、はい!」
ビビりながらマサオは返事した。
そして結局、リアルおままごとをすることになってしまった。

帰りのバス・・・
しんのすけ「じゃーまたねー」
よしなが「バイバイ、しんちゃん」
ブロロロ・・・
ガチャッ
しんのすけ「おかえりー」
みさえ「ただいまでしょ」

そして夜・・・
ひろし「ただいまー」
みさえ「お疲れ様。お風呂入る?」
ひろし「じゃー先に入るよ。おーい、しんのすけ、風呂入るぞー」
しんのすけ「ほーい」

風呂上り・・・
ひろし「あー、すっきりしたー!」
みさえ「缶ビール」
ひろし「おっ、気が利くね〜。でもやっぱり瓶がいいな〜」
みさえ「贅沢言わないでよ」
ひろし「へいへい」
プシュッ、ゴクゴク、ゴクン!
ひろし「あーうめぇ!風呂上りのビールは最高だー!」
しんのすけ「あーうめぇ!風呂上りのジュースは最高だー!」
ひろし「真似すんなよ・・・」
ひまわり「たー?」
みさえ「さぁーて、寝ましょ」
しんのすけ「ねー、母ちゃん、むさえちゃんは?」
みさえ「商店街の福引が当たって近くの温泉で泊まってるわ」
ひろし「ふーん・・・じゃあもう寝よっか」
しんのすけ「ほーい」
カチッ
こうして野原一家の1日が終わる・・・
だが、この間にも、大変なことが起きているということは、この一家さえも知る由が無かった・・・。

(夢)
しんのすけは夢を見ていた。
しんのすけ「ここどこだろう?遠くの方で声がした。
???「た、助けてくれー!!」
どこかで聞いた声だった。しかし、しんのすけはそれが誰だかわからなかった。
その時突然、
ドカン!!!
と、大きな爆発音がして、しばらく静かになった。
しんのすけ「何だったんだろう?」
しんのすけはそう言うと、その音がした場所に歩いていった・・・。

たどり着いた所は、荒廃したビル、砂漠と化していた町だった。
しんのすけ「あれー?どうなってんの?」
???「まだいたか・・・」
しんのすけが振り返ると、白衣を着ていた男が立っていた。
しんのすけ「おじさん、こんなところで何やってんの?」
???「・・・・・・」
カチコチカチコチ・・・
しんのすけ「何この音?」
???「消えてなくなれ!!」
ドカァァン!!!
突然、その白衣の男が爆発した。しんのすけもその爆発に巻き込まれてしまった。
しんのすけ「うわぁぁぁ!!!」

(偶然)
???「しんのすけ!しんのすけ!」
しんのすけ「・・・ん?・・・なーに?」
みさえ「もう朝よ!起きなさい!」
しんのすけ「何言ってんの母ちゃん。今日は日曜だゾ」
みさえ「あ、そうだったっけ・・・?」
しんのすけ「しっかりしてよ。幼稚園だって疲れるんだから・・・」
みさえ「はいはい・・・」
その話声でひろしが起きた。
みさえ「あら、起こしちゃった?」
ひろし「朝っぱらからうるさいぞ!!」
みさえ「ごめん、ごめん」
ひろし「全く・・・」
みさえ「あんな夢見ちゃったから、調子悪くなったのかしら?」
しんのすけ「あんな夢って?」
みさえ「町が砂漠みたいになって、変な男の人が・・・」
みさえは頭を抱えた。思い出したく無いらしい。
しんのすけ「もしかしたらその夢、オラも見たゾ」
ひろし「俺も見たぞ」
ひまわり「たー」
シロ「ワン!」
しんのすけ「二人も見たって」
ひろし「こんなこと、前にもあったような・・・」
しんのすけ「あれ?空が暗くなっていくゾ?」
みさえ「ちょっと見てよ!時計が!」
時計がかなりの速さで逆回りしている。そして、十二時ちょうどで止まり、そして時計は少しずつ動き出した。
ひろし「一体、どうなってんだ!?」
後ろから、走る音が聞こえた。
ダッダッダッダッ
みさえ「誰なの?」
ガラガラガラッ
その正体はむさえだった。
しんのすけ「どうしたの?」
むさえ「朝起きたら、旅館に誰もいないのよ!しかも、ここへ帰って来る途中に空がどんどん暗くなって来て・・・」
みさえ「まさかあんたもあの夢見たの?」
むさえ「あの夢って・・・、まさか皆見たの?」
しんのすけ「うん」
ひろし「それよりも、さっき誰もいないって言ってたよな!?」
むさえ「そうだけど・・・」
ひろし「人を探しに行こう!俺たち以外に誰かいるはずだ!」
むさえ「でも、本当に誰もいなかったわよ」
ひろし「なら、手がかりだけでも見つけるんだ!」
しんのすけ「なら、サトーココノカドーがいい!」
ひろし「あのなー、遊びに行くんじゃないんだぞ!」
みさえ「でも、あそこは広いから、もしかしたら何かあるかも」
ひろし「ったくしょうがないな〜」
しんのすけ「うぉー!野原一家ファイヤー!!」
野原一家全員「ファイアー!!!!」
家の中に、大きな声が響いた。

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