この物語はフィクションです。 はじめに。 風間君は、小学校の時、転校した。 あれから4〜5年経った。 1転校生 ここは春日部にあるA高校。みんなはいつものように席についた。 「はい、みんな席につけ。今日から転校生を紹介する。」 先生がそう言うと、しんのすけたちはざわざわし始めた。 「今日からこのクラスに入ることになった、風間トオル君だ。 みんな、仲良くしてやってくれ。」 「よろしくお願いします。」 休み時間、しんのすけは、幼稚園にいた頃みたいに、そっと近づいて、 「フー。」 と耳にやった。 しかし、風間の返事は返ってこない。 「ど、どうしたのさ、オ、俺だよ。野原しんのすけだよう。」 「はあ?誰だ?お前。――まあいい。ちょっと面かせや。」 えっ。としんのすけが小声で言うと、風間は、しんのすけを殴り始めた―― チャイムが鳴った。 「おそいなあ、しんちゃん。」 マサオはそう言うと、しんのすけを探し始めた。 マサオが行った後に、風間が、フッと言った。 「しんちゃ−んしんちゃ・・・・・・ん・・・・・・」 目の前には、ボロボロになったしんのすけの姿があった。 2 「しんちゃーん、ど、どうしたんだよ。」 マサオが心配そうに言った。 「ん・・・・いってー・・・・・ハハハ・・・大丈夫だよ。いや。 ただ、風間君がちょっと殴ってきただけだよ。」 しんのすけがそう言うと、ハンカチで血をふいた。 「しんちゃん、何で風間くん殴ってきたりしたんだろう・・・」 「さあ・・・知らねえよ。・・・あ、でも風間君、僕のこと覚えていなっかた みたいだし・・・どうしちゃったんだろう・・・」 放課後、マサオが屋上で話を聞くことにした。 マサオが大きな声で言った。 「か、風間君、どうしてあんなことしちゃったんだよ。 そんなの・・・あまりにもひどいよ。昔の風間君はいつも・・・」 「うるせー!てめえには関係ねえだろ!俺は将来、パチンコして、 キャバクラ行って、ギャンブルするんだーーーうおー」 風間君はマサオをなぐりはじめた。 マサオもまけずと殴り返した。 つづく |