トップ小説作成者・茨城県民2さん


クレヨン,えんぴつに続く
シャープペンシルしんちゃん(しんちゃん中学生)
 野原しんのすけ 13歳 中学1年
 野原みさえ 37歳 ついにアラフォー突入
 野原ひろし 43歳 課長に昇進!!!
 野原ひまわり 8歳 小学2年

第一話“入学式だゾ”
みさえ「ギャー!初日から遅刻なんてーーーーー。」
しんのすけ「うるさいなー。せっかくの春休みなのにー。」
みさえ「春休みは昨日でおわりっ!ホラ,さっさと制服着て。」
ひろし「もう,しんのすけも中学生かー。」
みさえ「何のんきなこと言ってんのよ,あなたごみ出してきて。」
ひろし「へいへい」
電話「ぷるぷるぷる」
みさえ「もー,誰よこんなときにー。」
電話の主「ペラペラペーラ メイアイスピークトゥーロベルト?」
みさえ「そーりーそーりー麻生そーりー」
 みさえは電話を切った。
しんのすけ「かーちゃーん」
みさえ「なーにー」
しんのすけ「春日部がニュースに出てるよー。」
みさえ「えっ,ほんとに?って,んな場合じゃねーんだよ。」
 ぐりぐりぐりぐりぐり
みさえ「あーーーーーっもー入学式始まる20分前やんけ。
    早く朝ご飯食べてっ。」
しんのすけ「朝からカレー?」
みさえ「一晩置いたからおいしいわよー。」
 しんのすけ5分16秒で完食
みさえ「ほら,さっさと着替えて。」
しんのすけ「みさえー,ネクタイないぞー。」
みさえ「パパの口真似をしてはいけない。学ラン着ろよっ。」
 一応,準備完了
 まったく入学式と関係なかったか前半が何とか終了した。
マサオ,ボー「しーんーちゃーん」
しんのすけ「ほほーい」
 通学中
マサオ「このアクション中学校は,
    アクション小学校とオプション小学校,テンション小学校の生徒が
    集まってるんだよね。友達できるかな?」
ボー「英語できるかな?」
しんのすけ「はっ」
 何か察知したかのように西洋美人に近寄った。
しんのすけ「ハロー,アイラブユーーーーーー。」
マサオ「しんちゃんは英語が出来てるよ。」
ボー「たぶんアレだけだろ。」
 到着
 ボードにクラス編成が載っていた。
 5クラスある
 しんのすけは1組だった。
 階段をのぼり,1年1組へ
 そこには,いつもジャージ姿のためスーツがややおぼつかないバーコードの
 メタボーラーがいた。
 しんのすけの着席により,クラス全員集まったところで担任が黒板に自らの
 名前を書き始めた。
 “三芳”
しんのすけ「なんて読むんだ?」
三芳先生「みよしと読みます。担当教科は数学,男子卓球部の顧問をしていま       す。」
しんのすけ「絶対男子卓球部誰も入らなさそう。」
三芳先生「(カチン)」
 体育館へ移動
 入口前でスタンバイ
 そして三芳先生を先頭に歩き始めた。
 その後五組の最後まで座り終えたら点呼が始まった。
三芳先生「阿倍けんた
     市川あさみ」
 徐々に近づく順番
三芳先生「根本たけし
     野原しんのすけ」
しんのすけ「ほほーい」
会場「ズッコケーーーーーー」
 十分後五組まで点呼終了
 何とか入学式を終わらせることができた。(疲)


第二話“初めての授業だゾ”
チャイム「キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン」
一時間目 国語 担当:神川先生
神川先生「ちわーーーっす。あっしは神川,生粋の江戸っ子
     巨人ファン,実家は北千住の町工場。」
マサオ「威勢がありすぎて怖いよーーー。」
神川先生「ほんじゃ,始めさしてもらいますワー。」
マサオ「あの人,ほんとに生粋の江戸っ子?」
しんのすけ「じゃあ,まず,ひらがなの勉強から」
神川先生「きみは,何年生?」
しんのすけ「一年生」
ボーちゃん「一応あってる。」
しんのすけ「あっ」
神川先生「なんだい?」
しんのすけ「先生のネクタイ,アクション仮面じゃん。」
神川先生「あっ気付いた?」

 二人でアクション仮面について激しく議論

チャイム「キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン」
神川先生「終わっちったがな。」
マサオ「あの人,ほんとに北千住出身?」


第三話“二時間目だゾ”
二時間目 理科 担当:宮代先生
 理科室へ移動
宮代先生「じゃあ,自己紹介します。私は,宮代理香,
     好物はもんじゃ焼きと釜飯,29歳独身,
     自宅の最寄り駅は東武線のせんげん台駅,
     愛犬はチワワのハナちゃん。」
マサオ「いらない情報ばっか。」
しんのすけ「鼻の下のほくろが大きい。」
宮代先生「そこ,コンプレックスだから言わないで。」
 宮代先生は35分48秒も理科室の隣の小さな準備室で,
 しょんぼりしていた。
 そのころ,しんのすけは,
しんのすけ「イロハオエ〜イロハオエ〜」
 イロハオエに元気をもらった宮代先生が
 立ち直りようやく授業が再開した。
宮代先生「さあ,次の理科で使うルーペの使い方を教えます。
     ここで質問です。ルーペって何でしょう。」
しんのすけ「ほいほいほーい」
宮代先生「はい,野原くん。」
しんのすけ「わかりません(きっぱり)」
クラスのみんな「ズッコケーーーーーー」
チャイム「キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン」
 また一時間無駄にしてしまった。


第四話“三時間目だゾ”
三時間目 社会 担当:栗橋先生
 脚と顔が長い大男が入ってきた。
栗橋先生「学年主任,栗橋,身長は189センチ
     二男三女の子持ち,趣味は船旅とラーメン作り。」
マサオ「でかっ!!」
しんのすけ「子供の名前は?」
栗橋先生「みつあき,あずさ,しげはる,さゆり,かえで」
しんのすけ「好きなラーメンは?」
栗橋先生「博多とんこつ」
しんのすけ「好きな船は?」
栗橋先生「クイーン・エリザベス二世号」
しんのすけ「無口でしょ」
栗橋先生「うむ」
 普通に授業が始まった。
 黒板に書くとき,重要な語句だけ空欄にして,それを生徒に調べさせる。
 しんのすけのノートは空欄だらけ。
チャイム「キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン」
マサオ「今回は,普通過ぎない?」


第五話 “四時間目だゾ”
四時間目 体育 担当:小川先生
体操着に着替える。
小川先生「体育担当1年5組担任,小川力(りき)
     趣味は筋トレ,みんなよろしく!」
マサオ「うわっ,しいぞう先生を思い出す。」
小川先生「とりあえず,1,500メートル走りなさい。」
 1,500メートル走行中
しんのすけ「ぶりぶりーーぶりぶりーー」
小川先生「はやっ!」
しんのすけ「おっ,みんな遅いぞ。」
マサオ「これは,持久走だよ。
    おまけに,中学生にもなってケツだけ星人なんて。」
しんのすけ「じゃあ,ゆっくり行こう。」
マサオ「まさか?」
しんのすけ「イロハオエ〜」
マサオ「やっぱり」
 しんのすけ男子18人中16位
しんのすけ「ところで,マサオくん何位?」
マサオ「14位」
チャイム「キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン」
しんのすけ「はらへった〜」


給食



第六話 “五時間目だゾ”
五時間目 数学 担当:三芳先生
 先ほどの体育疲れと給食の満腹感により,
 生徒の眠気は最高潮。
 現に,寝ている生徒も5,6人見られる。
 三芳先生も,一時間目は3組,二時間目は,5組,三時間目は,2組
 四時間目は4組でずっと授業をしていたため,疲れていた。
 しかし,しんのすけは,給食にキャロットパン,ピーマンの炒め物がでたため,
 空腹だった。おまけに,牛乳でおなかがゴロゴロしてしまい,
 全体的にげっそりしていた。
 教室全体がどんよりしていた。
三芳先生「これよりぃ,授業をはじめますぅ
     えぇ,では,教科書のぉ,10ぺージを,ひらいてぇ,下さい。」
 どんよりしながら50分
チャイム「キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン」
マサオ「ぐぅう,」


第七話“学級活動だゾ”
 学校生活は始まったばかり。
 しんのすけのクラスでは,学級委員も,委員会も,係も,決まっていない。
 と,いうわけで,この時間を利用して決めることにした。
三芳先生「学級委員になりたい人。」
 しーん
三芳先生「じゃあ,学級委員を推薦してくれる人。」
しんのすけ「ほい,昔からリーダー格だった河村君がいいと思います。」
マサオ「しんちゃん,チーターは4組でしょう。」
しんのすけ「だったら,昔からおにぎりのリーダー格だったマサオくんが
      やればいいじゃん。」
マサオ「おにぎりのリーダー格って,何だよ。」
男子生徒A「んなこと言ってんだったら,野原君がやればいいじゃないか。」
三芳先生「じゃあ,投票しようか。」
投票結果

   当  しんのすけ  15票
      マサオ    1票
      無効     20票

三芳先生「学級委員は野原君に決定!」
 パチパチパチパチ
マサオ「無効票が異常に多いな。ところで,しんちゃん,何で僕に入れるのさ。」
しんのすけ「えっ,オラ,ななこおねいさんって書いたぞ。」
マサオ「しんちゃん,無効票だったんだ。
    って,しんちゃん,何の選挙だと思ったの?」
しんのすけ「全国美男美女選挙じゃなかったっけ?
      ん,やったぁ,オラが一位だぁ。」
マサオ「しんちゃん,完全に勘違いしている。」
三芳先生「野原君,今日早速集まりがあるから,5組へ行ってくれ。」
しんのすけ「賞状くれるのかなぁ」
マサオ「だめだこりゃ。」


  しんのすけの中学校生活はまだあと3年も残っている。


シャープペンシルしんちゃん 第一期シリーズ  完(もう?)

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